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陶磁器と文鳥
日々の雑文、カキモノをしている悩みなど
地味に手直し

書いたものを、もう一度紙にプリントアウトして読み直し、手直し。

破綻はないか、文章がヘンな事になってやしないかとチェックするのですが、何度も読み返す作業が、ああもう気が重ーくなってくる。


でも、時間は刻刻過ぎる。

朝に取りかかった作業が、もう昼過ぎだよオイ。フツーに本を読む、それ以上の圧力で己のモノを読み返している、この重さ。

完全趣味小説も読み返して手直ししますが、ああ、この圧力の違いは当たり前だけど差があり過ぎる。

だってアレ、基本遊びだし、酒飲むのと漫画読むと同じ感覚だし。

だからこそ、他人様にお見せするなと叫ばれ、読みたかねーよと言われているんだし。


あ、でも次元は全然全く、地球と銀河系ほど距離が離れているけど、林真理子先生も、岩井志麻子先生も、読み返す作業がイヤだとエッセイに書かれていたなと、ちょっとホッとする。


そんな事を考えながら、地味に行う手直し作業。

ああ、書くのは好きだけど、この作業は……微妙だ。

でも、書き上げた時の達成感は半端ない。

結局、それが癖になって書いているのもあるかもね。




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あああ、良かった

次の話が思いつかん。

もう駄目かも。

ああ、でも今回、純粋な長編のスタイルの話が浮かばなかったんだ、仕方がないじゃないか。

いやいや、もう少し考えようよと、酒を飲むたびに散々脳内反省会、映画と小説、漫画で現実逃避と繰り返し、ネタが降りてくる祈願、自分勝手な儀式を(生贄なし)を行う日々。


そして、休日に掃除機をかけていたら、ポサッという感じでネタが浮かぶ。

よよよ良かった、助かった。

雑巾がけしながら涙。

これで良いのかどうかは分かんないけど、とにかく形にしてしまわないと、話にもならない。


しかし、大抵の人はそうらしいけど、ウンウン呻きながら考えていると浮かばない。

でも関係ない単純作業の最中や風呂の中、電車の中で思いつくものらしい。

しかし、ウンウン呻きながら考える時が無いと、ネタが浮かばないのである。と先生。


まあ、どっちにしても良かった。

安堵しながら、またため息。実を言えば、最終話とオチがちゃんと浮かんでいない。

あと二話。

あと二回、脳内反省会と現実逃避と儀式を繰り返すのか。


うーん

美って何だ?

台風が来ると、以前会った学生時代の先輩の話を思い出す。


学生時代、先輩は実家を出て一人暮らし。ワンルームマンション2階に住んでいたそうで。


短大最後の夏の深夜、台風が直撃。

凄まじい夜の嵐をガラス越しに見ていたら、つい暴風を体感したくなってベランダの外に出てしまったそうな。

ホントに凄かった、と先輩。

「風圧にぶん殴られるってカンジ。大雨は大雨というより横なぐりのシャワー(強)。ベランダの外から、風にあおられた何本もの樹が斜めになっているのが見えて、いつ吹き飛ぶか折れるかって怖かったわ。で、しばらく見ていたら、外に人がいた」

夜中の2時、嵐の中、外灯に白く浮かび上がる男の姿……全裸。

鞭のような横殴りの雨の中、真っすぐに立ち、雨のしぶきを受ける白い筋肉。

風に嬲られ、うねる髪の毛。真夜中の嵐という非日常的空間で、微動ともしない力強い姿。

まるで困難に立ち向かう修行僧めいた光景に、先輩は『変質者がいます』と通報する事をせず、見惚れていたという。

「その人、同じマンションの住人だったの。顔見知りの学生」

先輩は、嵐の夜に己を魅了したあの光景の理由を知った。

……水道代節約。

彼は1階の住人で、真夜中で人目がないと思って外に出て、風呂代わりの天然シャワーを浴びていたと。

大雨の威力は、シャンプーも一瞬で洗い流せたらしい。

先輩、脱力。

ちょっと自分がキライになったとか。

「事情は何であれ、綺麗と思ったものは仕方がないと思いますが」

「でもさあ、美しさってそう無節操にいい加減に感じて良いのかと思わない? 少なくとも、あの時の彼の精神的な崇高さはゼロじゃん」


『美』というものは、理由が何であれ造形と背景が心を動かした時、条件反射で無節操に感じるものなのか。

深いんだか浅いんだか、分からないテーマだなと、先輩の事を台風の夜に思い出していました。

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反省・リアル

あくまで自分の好みですが、ホラーとか怪談は肌に来るもの、ある程度の生活密着型、リアリティがないと面白くない。


で、リアルを念頭に書いているものですが……自分にとってのリアリティと、他人様のリアリティの間とは? について、思い出すことがあり。

以前、出した課題小説に『内装が和風のイタリアン』を出したことがあります。

そんな店は無い! というツッコミがあったと。

……でも、実際にあったしなあと、店を思い出す私。

「それはアナタの記憶に存在するだけであって、読み手にとってはリアルではない」と返されました。

うーむ。

リアルというのは、現実的、もしくはあるがままなので、実際に見たものを「リアルではない」といわれると、そうなると、リアルに描けの定義が分からなくなる。


己のリアルと、他人様のリアルをどうすり合わせりゃいいんだ?

なんてことを考えながら描いた作品は、我ながら結構面白くない。

自分自身の持っているリアル情報なんか乏しいもんね。これってリアルなのかな~とか悩みながら描いたって、正直どこか委縮感が漂っているというか。


なんてことを、平山夢明先生『あむんぜん』を読みながら思い出しました。

うん、これを読んだら目が開けた。もうリアルなんかどうでも良くないけど、どうでも良いな。

この本はモノを食べながら読めない名作です。

多分物凄く人を選ぶ作品ですが、これを好きという人とは、友達になれそう。


駄文更新 イベント
平山夢明さんのイベント参加です。
とりあえず、腹がよじれて酒が飲めないロフトワンウエスト。

しかし、下品過ぎる
ああ、下品な大人になって良かった。
そんな時間。