陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
塾の裏側
合評。

前半ラノベ調描写、のんびり朝食と乱舞するラブレター場面をを泣く泣く泣くカット。
人喰いウィルスの開発苦労話、及びその風景、マンホールに入る場面に緊張感を追加。
少々味気ないなあと思いつつ、提出。

あっさり通る。
「ハイ、次の章いこか」
「あのー、講評が今までで最短の時間ですよ」

本当に良いんですか? もうこれ以上言っても無駄とか、諦めてるとかないですよね?
けちょんけちょんもへこむけど、あっさりでも疑ってしまう。これも人の業。

「余計な事するからけちょんけちょんに言われるんやろ。今回してへんもん」
「僕も今回の方がリアリティ出てると思います」

Oさんも同意。
・・・・・・そうですか。
あのー、つまり私の趣味部分は『余計』であるというコトで。
「そんな余計は違うところ(合評課題でないところ)でやれ」
俺は読まんけど、と言い切る先生。エー、読んで頂けないんですかぁ? まあ、そうだわな。

どうも、人様が望む面白さと私が書きたい面白さは、ずれているらしいと実感する今日この頃。
合評に提出し、人目にさらす事によって得ることのできた大事なココロ、というのは分かっちゃいますが、思わず「ふっっ」とニヒル笑いをしたくなる。

そんなもんか。

さて、ネトラジに出るようになって、テーマを考える。

一度やってみたいテーマ『結婚』

婚活や出会い云々でなく、結婚するにはどんな男になって欲しいか、どんな選別眼をもってして、不幸な結婚を回避するかなど、そういう事をやってみたいのですが。

しかしなあ、既婚者と独身が半々なら面白い討論形式できそうだけど、独身青年ばっかりだし。
そして、キング・オブ・独身が君臨している。この中で何か討論が発生しても、ものすごく偏りそうです。

いや、それも面白いかな。








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ライトノベルズ・考
少々前、私がまだ合評作品など「ラノベ調」を捨て切れていない時のこと。

酒が入った私は、亭主にぼやいておりました。

「いや、いっそラノベ書くならも少しライトな内容のほうにしとけって事かもしれない。ファンタジー風で魔法や剣でも出しときゃよかった」

ちなみに、亭主も読書好き。ですが、私の書いたものを一文字、いえ、句読点すら見たことがありません。
しかし、その亭主の眉間にちょいと縦線が。

「ラノベなめるな」
・・・・・・おい、どこかで聞いたセリフだ。
それを何故キミが! しかし、亭主がラノベ読んているの見たことないけど?

「ファンタジーといったな。ギリシャ、ローマ神話は当たり前として、ケルト神話とクトゥルフ神話と北欧神話、ちゃんと知っているのか? 古事記も知っているか? 魔法だって民族性や宗教なんかもちろん絡むし、剣でも出せばだと? 各地によって柄や形も装飾違うし、殺傷用から礼式用、時代によっては流行もあるんやからな。知ってるか?」

焼酎片手に説教は続く。

「ファンタジーって事は、架空の国出すんやろ? 一つの国家とその背景を頭の中でどう作る? 地形、気候、産業に人口、宗教は? 建国はいつ? それも国民性に大きく関わってくるぞ。他の国との力関係は? 外交はどうなってる? 特産物やエネルギー事情は? 設定が主人公とその周囲のキャラクターだけってアカンやろ。話の舞台やで」

とどめ

「ファンタジーとかラノベは中高生向きで漫画っぽい話だから、自分でも書けるって勘違いする奴が多そうやけどな、難しいものを簡単そうに書いて見せるのがプロや。その辺り、勘違いしたらアホ」

まさか亭主がそんなことを・・・・・・そんなエライ事を・・・・・・
チューハイ片手に衝撃。

その後、マルグリット展に行ったのですが、亭主は語る。

「ワケ分からんわ。絵が上手いのは分かるけど」
「シュールレアリズムだからさ。夢や幻想とか、無意識の世界の表現だし」
「知り合いでもない奴の、脳内イメージ見せられても分からんわ。意味分からんもの見せられて、これは不安の象徴だとか言われても知るか。隣に住んでいるオヤジの肖像画見せられても、似ているかどうかも分からんしな」

最もなんだか、雑なのか良く分からん感想だ。

「どうせなら、モチーフは共通認識のあるものにするべきやな。そしたら上手い下手、俺でも分かるし」

・・・・・・なんて想像力の無い人。
お説はもっともだけど、君には小説は書けない。
ホッとしました。








駄文更新と飲み会について
金曜日に合評があって、次の週に課題作品提出。

金曜日の晩から朝にかけては先生のお宅で飲んだくれており、そうなると提出課題にとりかかるのは土曜日から。
ですが、これがなかなか・・・・・・浮かばないとか、気が乗らないとか、そんなこともアリ。

浮かばないのは「しょーがない、潜在意識さんヨロシク」といって、他の小説読むなり、映画見るなり待てばよろしい。
ですが、一番厄介というか、どうするか悩むのは「気が乗らない」

ナマケ心なのか、それとも無意識なのか、それが分からないのです。話の筋はあらかた決まっていて、もうオチも考えている。それなのに書く気にならないのは、何故!

ナマケ心と決まっているなら、よろしい。単なる気分的問題ですので、B・zを聞いて暗示かければ良い。
稲葉の歌詞は良いですね。単なる『夢を持ち続けていれば、夢は叶うよ』なんてぬるくない。
それどころか、『一心不乱』は「才能も運も関係あるか、がむしゃらにひきこもれ」なんて歌詞です。
『マイスター』も好きですわ。「誰とも比べさせるな、誰からも学びまくれ」

だけど、ナマケ心ではなく、頭の醸造期間というのもあるのです。実はもっと良いアイディアを出せると、無意識のうちに書くのをストップしているとか。

しかし、その期間がナマケ心なのか頭の醸造期間なのか、その見分けがつかないのが困る。

さて、飲み会。

授業が金曜日になったおかげで、そして過度の心配性のつれあいのおかげで、ほぼ毎週の参加が可能に。
「飲み会に参加して、終電でなんて危険な帰り道になるくらいなら、始発で帰ってくる方がまだ安全だ」
だ、そうです。
それでも、ブログばれたら離婚ですが。

先生は「夢を語れ」「孤独になるな」という目的もあって飲み会を催されているわけですが、いや、実際の内情もとい話題は、実に素晴らしいほどに下品なのか高尚なのか。

これがアイディアの元になったり、ヒントになったり。

「今回の提出分、人喰いウィルスを悪用しようとする、悪いお医者さんを新しく出してみたんですよ」
「んーこういう場合、すでに話に出ている女性軍医を悪い奴にしてもよくない?」

・・・・・・有難うございます。この会話の流れがきっかけに、良い展開というか、アイディア思いつきました。

これで、何とか話を進めることが出来る。
あー良かった。




塾のあちら側:ついていったら……の思ひ出
合評。

前回、予告した通りに再提出となる。

「ラノベはいらん」

はい、そうみたいです。
世界観といい、文体自体もラノベと合わんようです。 忠告する人、先生含めて5人目、そして自分で改めて読み返して身に染みました。
まあ、それでもあえて犯さなければならない間違いもあるって事で、ご勘弁下さい。

と、減らず口を叩く塾生に、先生は嘆かれる。
「と、いって、今まで一年半回り道したんやんな。あれほど言うて、ようやそれか? ぶつぶつ・・・・・・」

さて、話はぼちぼち中盤に。
下水道の中で、大量の人骨が発見。その人骨の状態と発見場所から、軍の皆さんは感染者の存在をついに察知する。
発見場所の下水道の中、マンホールの下に入っていく高校生軍人二人。

「あのさあ、マンホール開けて、中に入るんやろ? も少し緊迫感出ぇへんか? 『黄金の7人』見てみい」

あ、スイマセン。それ見てません。
マンホールの中は『第三の男』と『ブレイド』です。『スワット』もかな。

「あのなあ、マンホールに入るんやぞ。警察来たらどないすんねん、『黄金の7人』は、地下に潜る時、その人目をどうやって誤魔化すかとか、緊迫感出しとるやろ。そして『第三の男』あの下水道の追跡シーンもそうやな、つまり、サスペンス感や」

成程、下水道の描写にばかり気を取られておりました。

「そう考えると、やっぱりノホホン朝食とラブレター乱舞の靴箱場面から、緊迫のマンホール潜入までの場面の盛り上がりに違和感や。そしてワクチン開発の苦労話、セリフで説明しすぎ」
・・・・・・改稿ですね。

アイディアを考えるのには、人との会話でその人のエピソードを仕入れるのが一番ですが、私にとっては、体験談や取材話のルポタージュを読むという手もあり。

悪質商法コラムニスト、評論家。実際に問題商法に潜入したり、勧誘に乗ってみたり、怪しげな幸運グッズを購入してみたり。
そんな多田文明氏のルポに、思い出す事がありました。

そう、あれはン年前。御堂筋を歩いていたら、若い男に呼び止められたんだっけ。

「すいません、時間はありますか? お話を聞いて欲しいんですが」
「無いです」

時間は夕方の16:00、すたこらと去ろうとする私。追ってくる彼。

「お願いします、あと一人、あなたを連れていかないと、僕、食事に行くことが出来ないんです! 昼から食べていないんですよ」
「・・・・・・じゃあ、20分だけね」
「それでも良いです! お願いします! 助かります!」

で、やけにこぎれいなオフィスに連れて行かれた私。
白いオフィスには、私以外に連れてこられたらしいのが、10人ばかり、それぞれの担当者に話を聞かされている。

「貴方は、ギャンブルはなさいますか?」
「しませんね」
「やっても、どうせ外れると思っているからでしょう?」
「そりゃね」
「では、絶対勝てるギャンブルがあるとすれば、どうなさいますか? するでしょう? だって、賭けではなくて、簡単な金もうけになりますからね」

結論から言えば、私に売りつけようとしているのは、競馬の必勝予測ソフトでした。
勝率を、コンピューターに計算させるってものです。確かお値段10万円。

・・・・・・おお、向こうにいるお兄ちゃん、真面目な顔で書類に記入している。まさか商品の購入契約しているっぽいぞ。

「あのですねえ、私にとって、金もうけって労働の対価なんですよ。それにね、私にとって、ギャンブルは単なる運だめしなんです。それ以外のモノじゃない」

黙る担当者。

「せっかく運のだめしを、ソフトに予測させたら意味ないでしょ。目的が違うんですよ」

一見、真面目で欲が無さげな言葉を残して、さっさと出て行った私。

ソフトに10万円ですって? 金もうけはハイリターン、ノーリスク、絶対に損をしない事を信条とし、先行投資なんてもってのほか!そんなネタで、私のように突出した強欲人をハメられると思っているのかね。
全く、未熟者めがと思いながら、帰途についた私ですが。

・・・・・・その数年後『心を落ち着かせ、創造性を高める』という作用を持つパワーストーン、3000円のところ、半額で購入した私は、
「絶対に騙されている」「しかも半額というところがみみっちい」と、塾の飲み会にてブーイングを浴びるのでした。






塾のこっち側
前回、合評で指摘された作品の部分、『なんだよ、この章のこのラノベ調は。前章とあまりに雰囲気が違う』

全編改稿! と叫ばれてしまいましたが、それでもやっぱり残したい部分はあるので、そこは手を少々加えるだけでそっと提出……。

そして!ついに新しい塾生の方入塾!
嬉しいですね。次週合評なので、今回の提出分を含め、これまでのあらすじを書いたものを送ることになりまして。
それに伴って、今まで書いたエピソードを読み返していました。

……そして、気がつく。

第三者の目は、確かだという事に。

「どうもラノベ調部分って、演出過剰なんですよね」
そう評したT野さんの言葉の意味を……。

そして、話のあらすじを聞いた新入塾生の彼の反応。
「……その話を、ラノベ調ですか?」

ほほほ、来週も再提出かもね。



さて、ルポタージュを読んでみた私『女性の貧困』について。
離婚だの家庭環境の複雑さ、シングルマザーなど、いろんな要因があるのですが。

離婚理由には、夫のDVが多いです。そんな奴から慰謝料だの養育費だの、とれるはずないので、やっぱり母親に経済的苦労がのしかかる。

そんなダメ男の視点から見たルポタージュが読みたい。
自分の元妻に、我が子にどう思っているのか。責任とか甲斐性とか、どう考えているのか。

これも少子化の一因だ。