陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
駄文更新
今月27日休塾のため、課題提出のインターバルが2週間出来まして。

よし、課題の手直しの猶予が伸びたぞ、今の内にカクヨムにアップ分を! と書いておりました。更新二か月ぶり、ああ良かった。
だって、未完のままネットに掲載って、悲しいもの。

そして、合評課題にも未完のままが二つ出てきまして。

ストーカーものです。前半はスト―キングする加害者の男目線で、後半は被害者の女目線で書いたものです。
前半は不気味さを押し出し、後半はお笑いにいったのですが、話の明度の極端さに『すっごく混乱』と言われてしまったもの。

結局、この話は失敗ということで未完で終わったのですが、すでに頭にあったオチは気に入っていました。
勿体ないなあ、なんてずっと思っていたのですが。

そしてもう一本、こっちもストーカもの。

リーアム・ニーソンの『96時間』を観て思いついたもの。
このオチも気に入っているのでしたが、不評。

二本を読み返してみると、先生ご指摘『説明文』なのです。
語る、ではなくて説明文。

仕立て直してみようかなあ、と考えてみました。
二つを読み比べてみると、色や話の明度は違いますが、共通した私の主義主張がこめられております。
なので、愛着がある。
言いたい事は、ちゃんと書き上げてやらないと、勿体ない。
しかも、題材は一緒だから、あと二話くらい書き足せば、連作になるぞ・・・・・・とスケベ心。

さて、最近読み終わったのがJ・ウェブスターの『あしながおじさん』

誰もが知っているお話です。孤児ジルーシャに訪れた素敵な幸福。月に一度、学生生活を手紙に書き送るという約束で、彼女を大学に行かせてくれるという紳士が現れる。

彼女はその好意に感謝し、彼を『あしながおじさん』と呼んで、日々の出来事を挿絵入りで大学生活の日常を書き送る・・・・・・という書簡の内容。

孤児院育ちなので、中世期イタリアの大芸術家、ミケランジェロを天使長の事だと思ったり、世間でいう普通の女の子が知っている事も知らない。
なので、こっそり本を読みふけって一生懸命知識を仕入れる、その姿が可愛い。
あしながおじさんに素直に感謝し、立派な大人なり、作家になって恩返しをしようと意気込むその姿!

そして素敵な紳士と出会うのですが・・・・・・。

つい、裏側を読んでしまった。
これって、金持ち青年の、実に用意周到な嫁取計画では・・・・・・?

金持ち青年が、ジルーシャを孤児だった時から見つめていたのか、それとも夏の休暇に、正体を隠して彼女の様子を見ている内に、好きになったのか・・・・・・どっちだ?

もしも、評議員として孤児院を訪れた際、ジルーシャを見染めていたとすれば、これは壮大な計画です。好きな娘を大学に行かせ、日常生活を報告させ、自分の故郷へ夏のバカンスに招待し、正体を隠して接近、好意を得る。

・・・・・・そういえば、彼女と他の男子との触れ合いの機会をつぶすなど、なんだかんだと姑息な手も使っていたぞ。

恐るべし、あしながおじさん! 
だけど、ハンサムな金持なので許される。

ちゃんと募金させて頂きます。





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恋に落ちる・・・・・・描写とは
もうホラーやってろ、そう言われたからといって、残酷ばっかり描写が長けても仕方が無い。
描写力はまんべんなく上手いほうが良い。何せ、文字だけ人の想像力を起こさなきゃいけないので。

そこで困っております。
『恋に落ちる瞬間』
こいつが難しい。
付き合っている、交際しているという描写は書けますが、私にとって、恋心のその心情は『ひっじょおお』に難しい。

好きだ好きだと自覚しているならよろしいのですが、そもそも相手に対する恋心に自覚していない場合、どのように描写するか。
いつ自覚させるか、どうやって自覚させるか。

女の子なら良いのよ、彼の事を思い出して胸がキュ、もしかして私、彼の事好きなのかしらドキドキとか。少女マンガにいくらでも落っこちているその王道。
二次元を愛する私、いくらでも脳内にコレクションがあってよ。

ところが、男のケースが極端に少ないんですわ。
一目ぼれは多いのですが、最初の『出会い』から『恋心に至るまでの過程』が結構少ない。

例えばですね、『暗殺教室』のカラスマ先生、ビッチ先生への心情の変化など、あまり描写が無かった気がする。
カタブツだから、その辺り興味深かったのだけど。

そして、惚れる女の子のタイプにもパターンがありまして。

守ってあげたいお姫様タイプか、一緒に戦える女騎士か、お母さんタイプか女王様か。

タイプによっても心情は違うしな。
特に、登場人物自身が自分でも整理しきれていない心情を、どのような描写で『恋心』というレッテルを張ってやればいいのか、読者に分らせればよいのか、結構悩むところ。

その点、打算的恋心って良いなあ、条件という明確さが、すごく描写しやすい。

恋愛小説読め?

それが出来たら、悩みはしませんよ。

少女漫画は好きでしたが、恋愛小説は好かんのだ。







塾の裏側
合評。
人を喰っている事は変わりはありませんが、大幅変更の我が課題小説。

木賃宿を専門に狙う盗人男が、ある部屋をピッキングするところからスタート。

今回盗人男が狙ったのは、木賃宿でも一番良い部屋。
そこに入った男は、妙な臭いに気がつく。蝿が数匹飛んでいる。
そこで仕事をする盗人。

この部屋の泊まり客は、こういう場所の利用客にしては珍しく、若い奴らしい。しかも持っているバックも高級品。
勘が働く。どうやら大物だ。

案の定、バックの中には大金が! 大喜びの盗人は、無造作に置いているナップサックに気がつく。
もしやこれにも・・・・・・と、期待してリュックを開けた盗人。
そこにあるのは、男の生首。

そして足音が近ずく。あわててベッドの下に身を潜める盗人。
ベッドの下で腹這いのまま、目を動かして相手を探る。

ベッドの下から見える男の足首や、下半身からすれば、相手は盗人の思う以上に若くて細身。

冷蔵庫を開ける泊まり客。
いざとなれば、手荒な事をしてでも逃げ出そう・・・・・・そう思っていた盗人の目の前に、冷蔵庫から次々と取り出されるのは、バラバラ死体。

死体隠匿の為に死体をバラしたのか?・・・・・・そう思った盗人の前で、泊まり客は何と、それを食い始めるのであった。
と、いう冒頭から始まります。

元優等生の感染者ヤンキーのキャラクター造形はそのままです。
まあ、彼がどう人を食うのか、周囲は彼にどのように振り回され、食われるのか・・・・・・というお話。

時間軸が分かりづらいとか、監禁される部屋の鍵の問題とか、ちょこちょこ修正しろ、と先生。

「で、80年後の軍隊をどこで出しましょうか」
「スタジオのカギは、ノブより取っ手の形が多いなあ」

・・・・・・完全無視か!

いかなる状態、状況や立場においても、ボケには突っ込みを入れないと失礼にあたる、それは関西の礼儀ではないですか!
信用金庫に勤めていた頃、俺のボケに突っ込みをなぜ入れないと、上司(№2の地位)に叱責されている部下(新入社員)を見た事あります。
「ボケには突っ込まないと、ボケた相手がアホのままやんか!」
と、上司。ちなみに、相手を殴るのにハリセンを使うのは暴力ではないそうです。

ボケを放置する先生の冷たさに、内心ぶうたれつつ、私の番は終わり。

そして、Oさん。

・・・・・・彼のファンタジーは、時代設定が戦時中という実に珍しいものなのですが、読みつつ思う。
彼、半年前に比べたらすっげえ上達しているじゃんか。
やばいなあ、ちゃんと調べながら、アドバイスを聞きながら書き進めるってこういうことね。

いつか追い越されたら悔しいから、今の内にツブしちゃおうかな、と凡人ならそう思うでしょうが、そこは人格高潔と名高いワタクシ。
その善良さも、一周すれば犯罪であるとさえ、周囲に言わせしめた私ですので、そんな事しませんよ、ええ。
やっぱり、第三者の目に触れさせるのは上達の近道だと思う。

・・・・・・漫画家は諦めろと散々諭されていますが、いつか自作漫画持って行こうかな。
やめろと言われてもへこたれない。それも才能を育てる水と肥料。

「センスない奴はアカン」これは私の漫画を見た先生の一言ですが、先生の観察眼と私の諦めの悪さ。さあどっちが勝つのか!

ちなみに私の絵を見た亭主のアドバイスは「人様に迷惑をかけるな」でした。

































駄文更新

雪崩落ちる日常 増殖する恐怖!


部屋の状態を見ていて、思いついたキャッチフレーズ。ちなみに主語は『本』です。

図書館を愛し、いっそ住んでしまいたい私。ですが借りたものは返さねばならん。せっかく巡り合ったアナタ(本)とも、時が来れば手を離さないといけない。


しかも、塾において図書館愛好者に対する非難の声は高く「作品に対価を払わんつもりか」「買え」と毎週金曜日になると責められる。


まあ、そういう訳で・・・・・・買う事にしたのですが。


一ヵ月の小遣いの中、一冊の本を買うのに悩み抜いた、お金使うのに怯えていた純情可憐の頃とは違うのよ。大人の買い物は、全てカタマリで購入よ。

おかげで、アンティークとモダンが融合した美しい部屋が、本の山脈によってカオス状態になったぞ。たった数日でコレだ。どうしてくれる。


そういえば、本好きの友人も同じ事言っていたっけ『ウチの本、子供産んでいるのかもしれん』


本が売れない、CDが売れない、映像が売れない、その理由の一端は、かさばる物をコレクションしにくい、日本の住宅が狭いせいだと思うのですがね。


さて、ほとんど新作、書き直しとなった我が課題。


人喰いウィルスの感染者を追う軍人設定も消えたし、さて、どうやって話膨らませるか。

そして、元のバージョンもカクヨムにアップしているので、ちゃんと書く必要がある。

いえ、もう誰も読んでないかもだけど、完結させないと『作品ではない』と、あらゆる方が仰っておられます。とにかく完結させろ、でないと土俵にすら上がらないよ、とは劇作家の鴻上尚志さんのお言葉。


このゴールデンウィーク、うんうんと考えながら、近所の川べりや付近の公園を散歩。

バーベキューをしている家族連れが多いのなんのって。こら、ここは火気厳禁だ。

子供いるのに、ルール違反の場所で団らんはダメでしょ。そういう場所があるんだから、そこでおやりなさいよ。全く。


紺色のそれっぽい制服着て、ここはバーベキュー禁止です。罰金払ってください、なんて言って金を回収して回るぞ。


と、思っていたら、短編を考えついた。


ホラーを思いつくときって、幸せそうな恋人同士に家族団らんを見ている時が特に多い。


有難いなあ、平和って。けけけ。












塾のあっち側
合評。

文章を簡潔に。そして、第一章らしく話の背景をちゃんと描写。

ちなみに、今回スタートさせている話は、過去の課題の内容を一部受け継いでいるので、以前から読んでいる(読まされていた)塾生には話の基本背景や流れが分かるのですが、新しい塾生の方には分かりづらいだろう、ちゃんと話の流れで説明せよというご指摘があったのでした。

「車で拉致されてからの会話、ここの会話内容で事件のヒントや背景を説明しても良いですね」
「ま、後はええんちゃう」

そして、言われる。

「この第一章で、初っ端から人を殺しまくって喰いまくってるから、次の章はインターバルおけ」
「次は焼き殺そうと思ったんですがねえ」
「飛ばしまくってどないすんねん。緊張と緩和やって」

はい、次の日にびわ湖ホールで開催された音楽祭『ラ・フォル・ジュルネ』にて、その「緊張と緩和」を耳でもって感じました。
大阪フィルハーモニー交響楽団 大植英次指揮『R.シュトラゥス:アルプス交響曲』

ドイツ後期ロマン派の代表、リヒャルト・シュトラウスの作曲。
山登りというお題が、単一楽章で切れ目なく演奏されます。
日の出からスタート、森や小川、氷河を超えて頂上へ。そして霧や雨とえらい目に遭いながら下山して夜を迎える。

切れ目ない演奏約一時間でしたが、まさに山あり谷ありせせらぎあり。
聞いていて飽きない音楽の動き。緊張と緩和です。

飲み会において、全く文化的発言のない私。

どんな美術、音楽に触れようが、文化を無駄に浪費している人種と糾弾されていますが、まあこういう「気付き」もあるって事で。

ちなみに、2014年12月6日にベルリンフィルにてサイモン・ラトル指揮のコンサートに行っているんですが、いまだプログラムが思い出せない。
よくわからん曲でしたが、120分があっという間だったのは、当時に書いた旅行日記に記されているのすが。
この話以来、文化的素養に関した私の話に、皆の目は冷たい。

「こういう食人に関する話は、レクターですか」
「いやぁ、ジャック・ケッチャムは外せないでしょ」

人喰い人種を描いた『オフシーズン』『ウーマン』は有名ですね。映画化にもなってたはずです。

オフシーズン、いいですねえ。地元の人食い人種VS観光客の都会人種。発禁にされかけただけあって、人食い人種に捕まった人間の扱いが半端ない。
その続編はちょっとマイルド。「襲撃者の夜」です。
最後は「ウーマン」 何と人食い人種の女、とある都会人の男にに捕獲されて、一家の地下室に監禁されます。しかも、その一家は一見普通の家ですが、内部に色々闇を抱えこんでいて・・・・・・というお話。

書いていると、読みたくなってきた。

ゴールデンウィーク中の読書本はこれで決まり!