陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
塾のあっち側

合評。


今回は、書き直し前提だなと覚悟してでの提出でした。技術的な部分だけ指摘されるとは思っていません。もしもそうなら、それだけ書き直して山に登る……なんて考えていませんよ。


サラリーマン自治会長の日常です。

世の中、人喰いウィルスが徐々に侵食されようとしています。

その日常が崩れていく予感を、銀行員の彼は会社の業務の中でうすうす嗅ぎ分けている、といった具合。

勤めているのは金融ですからね。金利や為替動向、投資ファンドの値の金の流れで、彼は現在の不穏な情勢を見るのです。

さて、彼のご町内もそろそろ火の手が上がり始める! そしてある日の夜、彼は息子と夜道の帰り、あの人喰いイケメン男子高生と対面するのであった……その時、夜の空気に流れたスリーサイズオール100の叫び!


「……んで、こいつらどうすんねん」

「幼馴染同士で戦わせようかな、と。壮絶な痴話喧嘩です」

「イケメン、死ぬで。スリーサイズオール100に勝てるかいな」


今回、サラリーマン自治会長の毒が薄いという指摘アリ。

異常事態の中でくそ真面目を押し通そうとするキャラが見たいというご要望。ああ、確かに彼の設定はそういうタイプでしたよ。普通の中の普通。

異常の中で普通を押し通そうとする変人。


もうちょい、展開を考えてみるという事で……


そして、遅ればせながらジョージ・A・ロメロ監督の訃報に驚きました。

ゾンビというキャラクターを創造したのがこのお方。そうなると、この方がいなければ、この課題小説はなかった。


ナイト・オブ・ザ・リビングデッドを観るか……






スポンサーサイト
本日、終電で帰ります

まあ、そう言う訳で、私は朝まではいません。


思えば、授業が金曜日になったあたりから、ほぼ毎回私は朝まで残っていた気がします。

飲み会の話題は色々とありました。馬鹿話から妄想、学術から映画論に野球まで……しかし、もしかしたらと思うのです。


皆さん、一番出したい話題を出していなかったのではないか?

さあ、当人は珍しくいません。チャンスです。


私に対する罵詈雑言、泣き言に恨み節、吐き出すのなら今夜!


ICレコーダーをどこかに隠していくので、どうぞ心置きなく語って下さい。

うふふふふふふ。

タバコは吸わないけど、考えてみる

夕方のニュースを見ていたところ「受動喫煙」「副流煙が第三者の健康を蝕む!」

という話題が出ておりまして。

タバコを吸わないのに、肺がんになってしまった方が出演されていました。タバコを吸う人間が傍にいたために副流煙を吸う羽目になり、そのせいで肺がんになったのだ、という言い分。


値上がりに弾圧、私自身はタバコを吸わない人で良かった……そう思うほどに、世間から疎外される喫煙者。思えばその昔、神戸を散歩していて、喫茶店に入ろうとしたらどこも『禁煙』でした。


その時の連れが喫煙者で

「人が茶店に入る理由は、休憩してタバコ吸いたいからだ。その客のニーズを無視するとは何事だ! それでも商売人か!」

と、怒り狂っていたのを覚えています。

そういえば、塾生のファンタジーな喫煙者も「タバコが一箱1000円に値上がりしたら一揆を起こす」と野望を語っていましたっけ……


そこまで言うのなら、いっそタバコ1本10000円くらいにすれば?

そんなに喫煙者が世に肺がんのタネをばらまく疫病神だっていうのなら、いっそタバコそのものを、法律で禁止してしまえよ。


1本10000円のタバコか……潰れた箱を取り出し、1本を咥えた瞬間に、足元にレッドカーペットが走りそうですねえ。

副流煙を求めて、喫煙者の周囲に殺到する人々……お寺の常香炉の煙を求める参拝者かくやです。

タバコの煙を顔に吐きかけるのは、相手に対する侮辱の意味合いでしたが、こうなると変わってくるな。何しろ1本10000円の尊い煙だし。


法律で禁止も面白いかもね。禁酒法ならぬ禁煙法。地下に地上、人目を避けた場所で、夜な夜な開催される秘密の宴。その宴に拝されるは『不健康』という神。タバコという禁忌の果実を齧り、健康という教えに背く異教徒たち。

輝くシャンデリア、あちこちに配置された灰皿。集まった人々は、ベネチアンマスクや薄絹でお互いの顔や素性を隠し、マルボロやハイライト、メビウスをプカプカ。

1ミリタールって何? 空気清浄機なんて下世話なものは不要よ。皆、タバコの煙で生きた燻製になるの。おほほほほ。


楽しそうだな。

法律で禁止されたら、吸ってみよう……タバコ。









買った以上は行かなきゃな

ザックを買った。


45リットル、フツー街中で使っているリュックの2倍強くらいかなあ。

緋色のフェールラーベンです。うふふ、可愛いの。

これを買った以上、山に行かなくては……つうか、高い登山靴も買った際に「アルプス行くぞ」とか言っていたな、私。

じゃあ行くか。


……職場にて聞かれる。

「で、どうやったら遭難できるのよ」

我が上司・主任です。上司と部下の溝が広がった割に、会話はしている。

「つうか、六甲山だぞ。あそこは確かに子供から上級者まで、登山コースは多いけど、ちゃんと道標も整備されているはずだけど」

「ほほほ、遭難するにはコツがあるんですよ」

「地図とコンパスを持って行かないとか?」

一瞬、危険な目つきの主任。世の規律厳守の彼女は、アウトドアの持ち物の規律にも厳しい。

何を仰るのです。コンパスと地図は山歩きの必須アイテム。そんな基本を無視の愚の骨頂など犯しませんよ。

ちゃんと持ってますよ。登山愛好家地図御用達『昭文社発行・山と高原地図』です。

「地図よりも、己の勘を信じて行くんです」

何だかねえ、時々面白そうな道があるんですよ。

確かにコースからずれている気もするんだけど、あの道の奥に何があるのかな~なんて、好奇心を刺激する道が……


「で、歩いていくでしょ?  そしたらね、道の幅がだんだん狭くなり、枝や樹々が密集し始め、人の気配も無い、秘境じみた空気が濃くなっていくんですよ。でも、せっかくですから歩いていく。人の手が入った地元のハイキングの山に、こんな原生林みたいな世界がまだ残っていたのか? 私はそこに足を踏み入れた最初の人間かもしらん……自然とロマンの瞬間ですわ」

「……」

「そして、その時、私は人間の世界から、秘境に迷い込んだことに気が付くのです。自然に包囲されたこの場では、同胞たる人間はいない。世界からはじき出されたような、この透明な心細さと不安定感。アナザーワールドに迷い込んだアリスのような心持。迷子になった幼児が抱くであろう、あの原始的な恐怖感……まあ、日常では味わえない感覚ですわね。クセになりますよ」

どーせ毎回家に帰ってるし、とのどかな私。

「……日本アルプス行くって言っていたな」

渋面の主任。


『下山予定日を過ぎても、救助隊は出さないでください。遭難を楽しんでいます。ご迷惑はおかけしません』


アルプスに行くのなら、このような文を一筆書いてから登れ、と言われてしまった。


アルプスはやだなあ。

ヘタレだから。












登山スタイル

職場で大規模なシステムの変更が行われる。

そう言う訳で、社内は大わらわ。番頭から丁稚まで、新しいシステム端末をマスターせにゃならん。

12月から、全員に講習が行われるという。

講習を休むことは許されんので、休暇を取って遊ぶなら夏から秋にかけて済ませろ、12月からは長期休暇は許さんからな、と我が女上司・主任に凄まれる。

「え~、毎年の私の休みサイクルは、冬に長期休暇を取って海の向こうなんですが……今年は不可!ですか」

「今年は諦めろ。夏か秋に休み取りなさいよ。何だね、キミは冬以外は出国してはならんと、外務省に言われているのか?」

まあ、どうせ海外は今、物騒だし。

「……アルプス縦走でもしてみようかな」

「せめて六甲山を制覇してから行け。この『日々遭難人』」


おほほほほ、何と言われようと、私はとっても可愛いザックを見つけてしまったの。

キツネのマークで有名なフェールラーベンよ。

鮮やかな緋色、スレンダーでスタイリッシュなフォルム、正に私にふさわしい。

これを使うためにも、私は泊りがけの登山に行かねば!


ところが。


いやはや、どこの山小屋も予約でいっぱい。そんな登山愛好家は、一体、世界のどこにわらわらと潜んでいたのやら。

「……と、言うわけで、山小屋いっぱいなんですよ。アルプスは無理かも……しかしですね、私の登山の誘いは、100人中120人が断るのに、一方ではこの登山人口は何なんです?」

「人は、登山が嫌なんじゃない。遭難愛好者と一緒に登りたくないだけだ」


言い放つ上司。

ショックを受ける部下。


そうだったのか。

ショックを受けている最中です。






山と女装

コンプライアンス関連なのか世の流れなのか。

『生同一性障害』『LGBT』に対する姿勢や関りなど、職場で研修などがありまして。

まあ、つまりはこういう事です。

「それをフツーとしてとらえ、色眼鏡で見ない事」


……と、一昨日までは思っていた私。

しかし、昨日、神戸の山に登っていて『うーむ』と唸ったのです。


山の休憩地点で、おにぎりをモゴモゴ食べていた私の目の前を通り過ぎた人物……山歩き用スカートを穿き、長髪の上に、造化のついたファンシーな麦わら帽子をかぶった人物……どう見ても男。

眼鏡をかけていました。そのメガネは四角い、どう見ても「事務職の男性眼鏡」

恐らく、お仲間でしょう……二人連れで楽しそうに山の景観を楽しんでいらっしゃったのですが。


性別は男性……女装して山登りか。

おにぎり食べながら、悩む私……その女装はイカン。


どうも、男性が女装するとなれば、過剰になっちゃうのよね。

良いですか? 形だけ「ガール」を装ってはいけません。スカートとお花では『女の服装』の真髄に触れることは出来ないのです。TPOとお約束、これをちゃんと踏まえましょう。


例えば、山用のスカート、これはよろしい。

しかし、造花付き麦わら帽子はイカン。過剰です。確かにアウトドア用の帽子に可愛いデザインは皆無に近いですが、仕方がないです。性別問わず、商品は機能性重視です。

機能性や実用性が重視されるアウトドアグッズでは、小道具で可愛さを演出する、これが女。

山では長い髪はまとめなさいよ、女っぽさ出したいなら、ヘアアクセサリー使いなさいな。アウトドアという、機能性と実用性重視の場で可愛いものは最小限です。耐えて下さい。

でも、メガネはフレームで可愛いの出てますんで、サングラスも良いんじゃないかな。



あーそれからね、女らしさを出すには、服装よりもディテールだから。

髪の毛を伸ばしたいなら、トリートメントでサラサラにね。手入れの悪い長髪は最低よ。それは女っぽいとは言わず、怠惰って言うのよ。女の髪の毛とお肌は手入れが大事よ、つやつやをキープしてこそ、女というモノ。

口紅の色も大事だけど、爪のネイルしていたら完璧よ。100円均一でマニキュア買えますよ。除光液ですぐ落とせるし。

それからね、ハイヒールとミニスカートで歩くのなら、背筋を伸ばして歩く!

衣装を生かすも殺すも、歩き方だ! 姿勢の良さよ!


コスプレでも性分でも、女を装うなら形よりもディテールよ、小道具よ!


……性別問わず、お互いにそうやって忠告しあえる。

あと数年後には、そうなると良いねえ。でも職場で研修する時代だから、ぼちぼちかなあ。

そんなことを考えていた、山の上。


追伸。

大丈夫、今回もちゃんと遭難しました。
























多種多様、それを打ち出す社会として、セクシャルマイノリティに関してもそれを社会的にも受け入れようという姿勢が出来ていますからね。

結婚や相続、ローンを組むにしても、同性同士のカップルだと色々と制約がありまして、今後はそれを見直そうという動きです……ああ、そりゃいいや。

締め付けるための法案よりも、幸せな人間増やす法案なら良いんじゃないの?

駄文更新:告知(?)

え~、7月21日の金曜日の飲み会、私は終電までしかいませんからね。

酒の肴は、皆さんでやって下さいよ。

と、申し上げたところ「0時頃までいるんだから、酒の肴を支度してから帰れ」

というご命令。


……そういう役回りになっていたとは。


「アイツがいないならって、飲み会に出てくる奴が出るかもしれんな」

「ふーむ、だとすれば、私の人望の無さはなかなかのもの……」


と、言う会話を交わしたのち、この私の人望のある無しを判定するために、飲み会の不在を告知してみました。

21日の金曜日の飲み会、私は0時から不在です。珍しい事ですよ、コレ。


もしも、本当に私の不在にラッキーとばかりに出てくる人がいたら?


……先生が喜ぶだけです。





形(モノ)から入る

「別に、登山始めたにあたって、モノから入るのは構わんのじゃないの?」

と、言ってくれたのは我が女上司、主任でした。

お昼休みのコーヒータイムの事です。

イタリア製の高価な登山靴を購入した初心者に、世間の風当たりは強いとぶーたれた私に向かって言ったこの言葉。

あら、この方が、私の嘆きを慰めてくださるとは珍しい。


「アウトドア用品と、スポーツ用品の品質は機能性重視しているからさ。値段がそれなりにするものは、それだけの性能を備えている訳よ」

例えばランニングシューズと、例を挙げるマラソン愛好者の主任。

「高価なものはそれなりに、クッション性や重量、熱の放出性など考えて作られているワケね。走っていて、熱もこもらずに快適よ。足も痛くならないしさ。やっぱり一流メーカーはそれなりの開発や研究を以て、製品を開発しているわけだからさ、高価なモノも伊達ではないと思うのよ」


初心者だから、最初は道具は安物でいいや、という考え方もありますが、やっぱり機能性が高いものは快適だし、それが結果的に始めた趣味の楽しさにつながり、長続きすると言う訳です。


「キミのイタリア製のトレッキング用革靴だって、ごついけど丈夫でしょ。良い登山用靴は速乾性や堅牢性に優れていて、どんな山道でも安心して歩けるし、足首までホールドするタイプだから、捻挫や怪我も防ぐ。バーゲンで買ったとかいうノーツフェイスのジャケットは、キミ、ゴアテックスだとか言っていたな。あの素材は確かに高価だけど、防風性や撥水性だけじゃなくて、通気性も良いぞ。アウトドアのジャケットとして優秀なのよ」


買った品物は間違っていない、それでよろしいと頷く主任。

そうですよねえ、シクシクと訴える私。

「そうなんですよ。思い切って買ったんですよ。可愛くってお気に入りなんですよ? それなのに、人の買い物の仕方に非難ゴウゴウですよ」

……おい待てと主任。

「可愛いって言ったな?」

ハイ、イタリア製登山靴は、ごついんですけど、どこか線がシャープで可愛いの。

ノーツフェイスのジャケット、これもミリタリーチックで可愛い。濃い目の枯葉色もお気に入り。

「まーちょっと高いけど、やっぱり可愛いほうが使っていて嬉しいじゃないですかぁ」


……その後に漂った、上司と部下の間に漂う、超不気味な沈黙を私は忘れません。

買い物一つにしても、また溝が広がったよオイ。









久しぶりの塾

先週お休みだったので、結構待ち遠しかった(?)塾です。

いえ、結構どころじゃないです。かなり待ち遠しかったです。

塾の無い金曜日は地味でした。本読んで寝ました。


でも一つ分かった事がある。


塾が無いからといっても、時間が倍になるわけじゃないのよ。


時間の使い方が下手ね、私って……と、読みかけの本や映画の残骸を見つめる。

予定の半分くらいしか行きませんでした……


夏休みがあった子供の頃が懐かしい。

連続40日の休暇なんて、大人には無いのよ。


この事実を、就職前の学生時代に知っていれば……と思うと、残念でなりません。


苦心惨憺

やっとこさ、課題小説を書き終わり。

と、いっても読み返したら、あらがいっぱい出てくるんだろうなーという予感満載、不吉さ爆発。

でも仕方がないの、この場合はクオリティよりも納期よ。


もう眠いです、あとは野となれ山となれ。


でも谷底に落ちるのは嫌だなあ。


ぐう……