陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
塾の前日・ジレンマ

合評課題が上手くいき「ハイ、次」と言われるのは良い事です。

ハイ次がずっと来ない状態が続くと「話が止まっとるやんか」「設定に無理があるんや。見直せ」「全部書き直し、やり直せ」という三段論法によって、課題作打ち切りという悲劇が起きます。


キッツイですね。そりゃね、仕方がないとは分かっちゃいるけど、作品には愛着ってもんも湧きますからね。

しかも、この悲劇を体験したのは、塾ではまだ私一人ですからね……ふっ。


そして、現在。


二作同時進行中という状態ですと「ハイ次」が怖い。

えーと、一番楽なのは、描写や文体など、技術面の修正です。

ハイ次、というのは話を進めろという意味ですので、新しい展開を考える必要がある。

書いているなら当たり前だろうがというもんですが、展開は決まっていても、書き出しに悩み視点に悩みセリフに悩む。

二作目も悩んでますから。まあ例えれば、一本の思考という道に、車や馬車や戦車やタラちゃんの三輪車が走り、混乱する思考回路を整理しながら、話を考えている状態。


これを読んでいただければ、私の現在、状態を分かって頂けるでしょうか。

いやー、先週提出したもの、文体が気になるなあ、こんな描写で良いのかな。

はははは、今回は特に技術面が非常に気になりますねえ。


ちなみに、過去に全く同じ状況、全く同じことを訴えた私に、先生は満面の笑顔で仰いました。

「ハイ、次」


……さて、今回はどうなるんだろう……


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ネタ帳か……

ネタ帳……やっぱり買ったほうが良いのかしら。


塾生の皆さん、やっぱり持っていらっしゃる。そうよねえ、ちゃんとしたノートという形になったものを持ち歩いているほうが、見た目も良いしさ。


ええ、まあ思いついたネタや浮かんだ場面は、その場で書き留めるのが一番です。

後になって、忘れることが多いのよ……正に淡雪のごとく。下手したら3分前に浮かんだフレーズや文章の組み立てまで消えしまう……あ、これはネタ帳の問題じゃないな。記憶力の問題か。


そういうわけで、浮かんだことは電光石火、すぐさま書き留めねばなりません。ネタ帳ノートを作ったとしても、整理整頓能力がない私。ネタ帳そのものをどこにやったか探している間に、ネタを忘れかねん。

しかも、職場で仕事中に浮かぶことも多いのよ。そういうわけで。


思いついたら、職場の不要のコピー用紙を切って作った、エコなmyメモ帳に書き留め、家にその紙片をお持ち帰り。

家に帰って、それを見ながらモノを書く。

たまに買い物メモにも流用する。


ああ、でもいつまでもこんな形で、職場の世話になっているわけにもいかない。


明日にでもノートを買いに行くか。







苦情を言ってみよう

携帯の代金引き落とし口座を変更することにした。

契約者はダンナです。

ところで、以前携帯が壊れて機種変更したことがあるんだけど、携帯の変更手続きは契約者本人が窓口に行かないと行けないんですね。

ところが、旦那は窓口に行く時間がない。

そして、店舗の窓口が大嫌いなのです……以前、店には客二人、店員が四人いながら、2時間待たされたから。

「契約者から委任状をもらってきてください」

窓口の女性にそう言って手渡された委任状の用紙。

ダンナにこれ書いてもらって、確認書類として契約者の身分証明書のコピーもつけろですか。ハイ。


「……と、いうわけで委任状を持って行ったんですよ」

会社の食堂にて。一緒に食べているのは我が女性上司・主任。

「するとですね、契約者に電話確認をすると云うんです。言われたとおりに委任状持って行って、旦那の身分確認書類も出したんですがね」

「委任状を書いた人が、真の契約者だとは限るまい。確かめようってことじゃないの?」

「まあ、私もそう思いました。委任状そのものが偽ってこともあるから」


ちなみに契約者……ダンナは電話に出た。確認完了です。

ところが。


「委任状は、これで本物だと確認が取れた……はずなんですが、その女性、私に委任状を『今から代理作成して下さい』というんですわ……あのー委任状、本物だって確認とれたはずですよね? 代理作成というのは、正式書類がない間の仮書類ですよね? 何で正式な書類が手元にあるのに、後から仮書類を作るんだ? しかも、契約者がいないから家族が代わって代理作成しました、という文言も書けと言われまして」

おお、我が部の事務職の女性隊長、主任が悩んでいる!

そうでしょうとも、主任! 事務というのは書類の流れに辻褄が無ければいけません。それはどこの会社の事務でも同じこと。

私だって悩んだのです……て、主任と気が合ったの初めてだな。


「で、契約者の家族である私が、代理作成をしました、という届出書類まで書かされたんですわ」

「……ふうむ。ま、代理人届みたいなもんか」

「そして、トドメです」

「ほう」

「ダンナが書いた委任状の本紙、いらないから持って帰れと言われました」

食堂の一画で、沈黙する私たち。


「……これ、苦情言ってイイですよね?」

聞いてしまう私。同じ事務職として、これはダメでしょ。

「勘弁してやりなさいよ。キミだって書類の印鑑抜けてたりしてるでしょ」

「私はお客さん困らせたことは無いです。ていうか、主任はワタシ意外対しては寛容ですね」

「だって仲良くないじゃん」


まあ、そういうことで苦情でも言ってみるかと「お客様窓口」をホームページで探したのですが。

ない。見当たらない。商品の使い方だの、料金についてのお問合せ窓口しかない。

店舗窓口そのものの対応についての苦情受付が無い!


「窓口対応の苦情は、膨大な件数になるからあえて作らないのか?」

あれ以来、白い犬が邪悪に見えて仕方がない。

すごいぞSバンク!


家族へのメール③

弟よ。


久しぶりだな。生きているか?

なんでコイツからメールが来たんだと、キミが首をかしげている姿が目に浮かぶよ。

確かに、我々姉弟仲は悪い。近況報告のメールなんて無縁だ。

互いに対する関心の無さよ。多分、町中ですれ違っても互いに姉と弟だと気が付かないに違いない。


話がそれた。


キミはリラックマ×POLICEのコラボ商品を知っているだろうか。

知らないとは言わせない。警察関係者しか購入できないという商品だ。

警察関係者以外、購入できない……市民生活の平和と安全を守るべき使命を持つ職業が、リラックマを愛する市民を疎外してどうする。

理解に苦しむ。


ところが、キミと私は仲が悪い。

この険悪な家族関係を知っている我が友が「警察の知り合いがいるから、聞いてみようか?」

と申し出てくれた。あまりの有難さに涙が出た。

流れる涙をぬぐった瞬間、ふと疑惑が頭に浮かんだ。


弟よ、キミは確かリラックマ好きだよな?

大大好きだよな? 部屋の中はリラックマまみれだったな?

だとすれば、当然このコラボ商品情報も、私よりも早くに入手していたはずだ。

知らないなんて信用しないぞ。キミのリラックマ好きは式の時に暴露されている。

だとすれば、最初は知らなくても、このコラボの情報は後輩とか部下からタレコミがあったはずだ。


知っていたなら、何故姉に教えない?

市民への裏切りだ、情報の隠蔽だ。


今度会ったら、とことん追求するからな。


……ここまでメールを打って気がついた。

今度会ったらって……弟と会うのって、二年に一度あるかないかなのよね。




駄文更新・順位付け

作劇塾に通っていると、先生は仰る。

「上を見ろ、下を見るな」


つまり、アイツよりはマシだな……と、己より下の人間見て、今のその位置に安住をするんじゃない、自分より上の人を見て、そこへ行こうと切磋琢磨せよ……ですね。


その通りです。


そして、私はもう一つ自分に課している。

「何もしないくせに、文句だけつける人間になるな」


作劇塾で一番「そうは仰いましても……」とぶーたれること多い私。

はい、師に対して一番失礼な塾生ランクインです。恐らく「一番弟子にしたくないタイプ」のベスト入りですね。師の器が広いことを良いことに、好き放題です。

家で酒を飲んだら反省しています、本当です。

だからといっては何ですが、これだけは己に課しています。


「何もしないくせに、文句だけ言うな」

私にとって、駄目だな、コイツ……と思うのはそのタイプでして。

何も努力せず、動きもしない。でも文句や批判だけはする。

自ら動き、考えて何かしていれば、時に反抗もどきな形となって疑問に出てくることもある。

でも何もしない奴が口にするのは、単なる攻撃、反対のための反対にしか過ぎない。

それだけはしない。それを己に言い聞かせてはいます。

モノカキになりたいなら、これだけは必ずすることの最低、自分で決めたことを守り通してから、疑問を口にしてよろしい。

まあ、そんな感じです。


ついでに「納得」の形は二つございまして。

「仰っている意味が、骨身に染みてよく分かりました」

「納得するにはまだ未熟な私ですが、その熱意とお考えは分かりました」


まあ、そんな感じ。

どっちがいいとは甲乙つきがたいですが、他人同士の意思疎通と理解って、こんなものでは……と思います。

ついでに言えば「納得したい」というのは、表面的に「分かりました」といっときながら、内心ブツクサとワケ分かんねーとか反抗はしたくないのです。

「ちゃんと向き合ってくれるだろう」という信頼ある人間以外には、しません。


まあ、そういう事で。

しかし「でもダメ」と信頼する師がおっしゃるのなら、従いましょう。


ちなみに「これだけは最悪でも絶対にするまい」と思っているのは。

どんな形であれ、目標に向かって足掻いている人間に対して、何もしない傍観者のくせに「才能ない」と言い、人から聞いて納得しただけの言葉を引用し、上から見る態度を取る事です。


はっしまった! 先生が仰っていた

……上を見なくては。

駄文更新

飲み会最中『山は禁止』と念を押されてしまう。


山は全て禁止。天保山も禁止区域らしい。

……そうなると『アレ』を見ることが出来ない。

でもこればっかりは友との約束。それを違えることは出来ない。山に行かなくてはどうしようもない。

仕方がない、天保山ではなく、大阪港に行くことにして『ゴルゴ13』展へ。


ゴルゴ13がビッグコミックで連載50周年! これまで公開されたことのない、ゴルゴの秘密や貴重な資料、劇画のプロダクションの分業で行われている作成の裏側を公開!

そしてプロダクションで保管されている武器庫から、ゴルゴの愛用銃などのモデルガンが終結。

お客さんは40から50代が多し。

オジサン率高い。

ゴルゴ愛用銃アーマライト16のモデルガンで、実物の重量感やスコープを覗いて標的を捉える体験も出来る! 何人もの妙齢の男女がモデルガンに群がり銃を構えています。

……重い。

スナイパーって大変だな。山猫のベッケム曹長といい、銃を軽々と扱っていたように見えて、実は3キロ以上あるわね。銃を支えて構えるのに、筋肉いるわ。


友とゴルゴ13の原画を見て、ある種の恐怖が混じる感動の嵐。「すっごい」「すっげぇ」「超絶技巧!」「このホワイトの使い方が!」

二人ともマンガ好き。人の手とは偉大なものだと思いながら、書き込まれた見事な線を見つめる。

でも、ゴルゴのコマ割りって本当に映画みたいね。

今更ですが、漫画というか、劇画といい、小説といい、話の流れや時間経過の表現は、映画が基本になるな。ホント。

「中学の頃を覚えてるかな。私さあ、本当は漫画家になりたかったんだよね」

付き合いはかれこれ30年以上の友に、ほほほと笑う私。

ホホホと笑う友。

「ゴルゴ13の原画を思い出してみなさいな……あの線はな、単純に見えるだけ。実はすごい技術なの。そしてあのホワイトの効果的な使い方」


ちなみに、彼女は私の中学時代に描いたイラストを知っている。

そして私も彼女の絵を憶えている。

ほほほとホホホで笑顔を交わしながら、双方の思い出にある、それぞれの画力を思い起こす二人。

「漫画家は……やめときなよ」

友よ、君までそう言うか。


ちなみに、友の方が私よりも絵が巧い。


塾の前日

西さんと大口さんのおかげで、今までに提出した課題をまとめた完全版が出来上がったのですが。


まあ、通った原稿をつぎはぎしての完全版ですわ。

没くらったのは5回中4回。その中の一回を継いで形にした完全版!

読み返してみるぜ完全版!

自分で書いといて、頭を抱えだぞ完全版!


……最初はね、純正ホラーだったんですよ。

ああ、何か清水監督っぽいですね……てな出だし。

木賃宿をターゲットにしているコソ泥が、ある部屋に侵入。

金目の物を物色していて、泊り客のリュックに目をつけます。

中を見たら札束! そして生首……愕然とするコソ泥。その時物音が。

部屋の主が帰って来た! コソ泥はベッドの下に。

そんなコソ泥がいるとも気がつかず、泊り客は冷蔵庫を開けて食事を始めるんですが……


で、何で生首オープニングが、スリーサイズ100のヒロインになるんだ。

自治会の闇に怒り狂う、サラリーマン自治会長の悲哀になるんだ。


で、何でまだ100頁しか進んでないんだ。

まだまだ書けるな、おい。


……ボツ率たかすぎ! 自分で笑った進捗状況です。



善意とはところ変われば……

トイレの個室に入ろうとしたら、剥き出しの1000円札が、床に落ちていた。

「……うーん」

ま、とりあえず千円札をポケットに入れて、洗面所の前のお嬢さんの肩を叩く。

あらま、トイレの個室なんて入りそうにないわね……という別嬪さんに、念のために聞いてみる。

「あのー、あそこの個室、さっき入った?」

「いいえ、そんな……」

ぽ、と頬を赤らめる綺麗なお嬢さん(推定23才)

うーむ、セクハラ親父の心を理解したぞ。

ネコババしちゃおうかな。

しかし、過去にトイレを壊したことがある私。

まあ、罪滅ぼしもあって、拾った金を取得物として総務部に持って行ったんですが‥‥…

「そんなもん、もちこむなー!!」

悲鳴を上げる総務部課長Rさん。

「どどどどどこで拾ったって言った?」

「はい、6階の女子トイレ……」

「きええええ、よりによってそこかい!」

課長の剣幕に押される私に、こそっと耳打ちしてくれる「総務部の良心」Cさん。

「あそこはねえ、管轄が曖昧なのよ……」


はじめて知ったよ。

ビルのフロアの守備範囲は、各管理会社や部署によって分かれているのね。

例えば、6階の給湯室は営業部が管理し、清掃も自分でしているけど、5階の給湯室はビルのメンテナンスもしてくれる清掃など管理会社の管轄。

階ごとに分かれているなら、まあ分かるのですが……

「6階の女子トイレはねえ、お客様も使うし、行員も使うし……」

ほぅ、とため息をつく「総務部のそよ風」Cさん。

「清掃はメンテナンスの会社が管轄なんだけど、お客様が使われる場所なら管理しているのは警備だし、でも行員も使うから、管理は営業部の管轄でもあるのね」

「……」


どこかで見たぞ、そんな光景。


警察署の管轄のど真ん中、中央を流れる川に水死体が発見。

それぞれの警察署が、水死体を向こう岸……相手の管轄に押し付けんと、流れる死体を棒で押しやっているシーンは、はて、何だったか?


結局「総務部の許しの女神」Cさんが1000円を引き取ってくれて、各部署に声をかけてくれることとなりましたが。


それにしても、本来なら称えられるべき人間の良心が「厄介ごと」とされるとは。

……システムって怖い。


次があったらネコババするからね。






家族へのメール②

弟よ。


はじめて君にメールする。

何でお前が俺のメアドを知っているのだと、恐れおののいている顔が目に浮かぶよ。

キミのメアドは、キミの実のお兄ちゃん、つまり私の弟にもあたる男から入手した。

ところで、キミは携帯を手に入れて最初にメアドを教えたのはお兄ちゃんらしいね。

なぜ同じ血のつながった姉である私には、18年間メアドを隠し続けていたのかね?


まあいいや。本題を述べよう。

リラックマ×POLICEコラボを知っているだろう。

知らないとは言わさない。キミはお巡りさんリラックマの同業者だ。しかもキミもリラックマが好きだ。

そしてお巡りさんリラックマは、警察関係者しか手に入れることが出来ない。この情報も私の手に入っている。

わざわざ販売網を狭くして、善良な市民へお巡りさんリラックマを売ろうとしないメーカー、その裏側には、謎の犯罪組織が暗躍している気がするんだが。


しかし、警察関係者であるキミのすべきことは犯罪組織撲滅ではない。姉のためにお巡りさんリラックマのぬいぐるみを手に入れることだ。


キミの兄でもあり、私の弟でもある男が、キミの今の状況はタイサクホンブがどうこうとかヤスミヘンジョウとかシュクチョクとか聞いているが、別にネットショッピングの時間ぐらいあるだろう。

物事には優先順位がある。姉ためにリラックマを手に入れることは、トリシマリもタイサクホンブも抜いて、ぶっちぎりの優先順位だ。

タイサクホンブとシュクチョクとトリシマリは、キミが就職してからの付き合いだが、この姉との付き合いは、キミが生まれ落ちた瞬間からだからね。


ハッキリ言おう。

社会正義より、姉への忠誠。

それこそが正しき弟道といえよう。


と、いうわけで弟よ。かけがえのない姉のために、お巡りさんコスプレのリラックマぬいぐるみを入手せよ。

代金は、おととしにキミに渡した結婚祝いから出しといて。


……これ送信したら弟の奴、逃亡犯のモンタージュ写真、私の顔に作り変えそうだな。

ふとそんな予感がして、送るのをためらっています。


裁判傍聴②

さて、麻薬取締法違反は第一回目審議。約30分でお終い。

何だな、捜査の際に撮った記録DVDがあるらしい。次回はそれ持って来ますよと、検察と裁判官、弁護士で何やらお話合い。

ふーん、それにしてもと法廷を見回す私。


思った以上に狭いわな。ドラマやニュースで見る法廷の半分ってところか。

傍聴人席は横並びに10席が二列の約20席。満員ですけどね。

この後すぐに入って来たのは、傷害罪の被告人。これもまたスェット姿で結構若い。年齢は聞き取れなかったけど、20代後半じゃないか?

弁護士さんから検察と裁判官へ手渡された数枚の用紙。はあ被告人は、被害者のお母さんに反省文を送ったと。

でも、お母さんには読んでもらっていないと。

……しかし、事件概要を聞いて、すぐに席を立った私。

ああいやだいやだ。

被害者は赤ん坊じゃないか。

夜中に泣いた赤ん坊が被害者か。ああイヤだ。


で、次。

殺人事件判決。

……おおお、傍聴人がいっぱい。さっきの三倍は人数いますよ。

しかも入る前に、さっきは無かった持ち物検査までされたよ。

夫婦喧嘩で奥さんをか……うん、何度か夫婦仲を修復しようとはしていたのね。

それなのになあ……事件概要に頭が重くなる。

そこで判決ですが、執行猶予5年。

子供さん二人からお父さんを引き離せないし、更生の環境は整っていると判断されたか。

執行猶予ついて良かったよ。


そして本日も、裁判の傍聴に行ってしまったのですが。

殺人です。被告人は60代の女性で、殺されたのは、元旦那さん。

争点は責任能力。犯行当時はうつ状態で、通院歴あり。

第一回事件概要を聞いて、彼女の犯行に至るまでのプロセス、その人生の重さに思わず呻いてしまう私。

……こ、これは確かにマニアがいてもおかしくない。

新聞紙の片隅に乗せられた小さな事件記事が、目の前に1つの人生という形でリアルとなって浮き彫りになる、その迫力よ。

事実だけを材料にして罪の重さを判断するその冷徹。でもその奥にある喜怒哀楽の風景もまた、重要なファクターです。


うん、一度は見ておいたほうが良い光景だわ。

ところで裁判は平日しかやっていない。

彼女の判決が気になる。有給取ろうかと悩んでいる私だが……『裁判の判決を知りたい』この理由を上司になんて言えばいいのか悩むな。