陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
生の怪談

2つの怪談で、出席を許されたプライベート怪談会。


つくづく思うのは『生』の迫力は何にもかなわんという事実。

リアルタイムで耳に突き刺さり、現場の空気を感じ、網膜に焼き付けるものの迫力と立体感が違う。

そうですねえ、六甲山登頂ライブカメラ、ブルーレイの100インチの8Kの画像でも、実際に登った人の5感にかなうものは無いよってことで。

ライブ感・空気の鮮度があるのよ。


たった3時間しかいられませんでしたが、しかしこの濃さはどうよ!

思わず、日常という安定した日々を疑うような話の数々!

『怪異』から遠いアナタは、単に運が良いだけよといわんばかりの展開!

こ、怖い……創りごとじゃないから余計怖い。


よくよく考えて見よう……これは後日『怪談狩り』の中に収録される話の原型。

昨日今日と普通に日々を送り、そして明日も明後日も、普段の日常が続く『はずだった』人たちの身の上に起きた体験談。


こ、怖いよな。

ジェイソンやゾンビや美少女増殖のホラーなんか『あるわけないよ』で終わりですが、この空間に漂うのは『明日にでもあなたに起こる、恐怖の可能性』です。


はははははは、やだなあ。

久々だな。夜中のトイレに行けない感覚って。


3時間参加でも、夜中のトイレに一人では行けないのです。

それ以上の時間なら、どうなるのかね、ああこわ。


て、ことで、次回参加に向けて、次の話を一生懸命募集している最中ですよ。


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プライベート怪談・ようやく参加資格を手にする

「この私を怖がらせる話をしてくれたら、お昼ご飯を奢ってあげましょう」と、周囲に怪談話募集を呼びかけているのですが、これがまた不毛の荒野。

「聞き出し方の問題や」

と、情報収集テクニックの問題を指摘されていますが、何ですかね、報酬が安いという事か、それとも釣り場の問題か。


と、いう時に、ひょんなことから入って来た旧友の話。

「訳分からん話やけどな」思い過ごしかも知れないけど、といって話を締めくくられましたが、イヤイヤ、結構怪談よ、それ。

おかげさまでようやく参加資格を手に入れる。


どうでも良い蛇足ですが。

飲み会最中、全く使われている形跡の無い、塾長宅のマンションベランダの存在に気が付く。

結構な広さはあります。日当たりも良さげだし。

家庭菜園作れますね。

飲み会の肴が出来るくらいの収穫はありそうですが、どうでしょうね。


駄文更新・司会の恐怖

本日、ネトラジ司会。テーマは『怖がりたい』

コワイ、という感情を題材にして、エンタメにしたいと思うのならば、一度は解剖する必要があるこの題材。でも、笑いと同じく『恐怖』も奥が深い感情です。

さあ、無事に仕切ることが出来るか?


放送事故すれすれが、もう定番となった私の司会。


さて、ちゃんと仕切れるのかいな……と、そして本日審判、じゃなくて合評日。


二重ののスリルを感じながら、塾へ向かうのです。

完全趣味小説・再起動

書き始めたのなら、最後まで書き上げるのが理想、というか修行。

例えそれが、書き上げたとしても誰も喜ばれない作品で、闇に封印すべき作品であっても、己の歴史の一部なのだ、というわけでして。


途中で書くのを放棄した完全趣味小説です。書いている途中でストーリーが動かなくなり、一度全て消去したのですが、どーしても書きたいシーンや設定があるので、もう一回やり直してみるかな、と。

しかし、次は同じ轍を踏むわけにはいかない。読者目線抜きという、極めて生ぬるい条件の中で、さて、何でとん挫する羽目になったのか、検証してみようじゃないか。

……で、書直す前に、机の上をひっくり返す。


ああっ、前回作った設定メモ、どこにやった? ストーリー進行表は?

おお、誰も見たくないと評判を取った、キャラクター設定イラストは? 衣装イラストは?

やばい、もしかして捨てたのか。いや、ゴミに出したのなら良いけど、外部に持ち出されていたら、これは恐ろしい機密漏洩。

あんなもの見られたら、恥ずかしいでは済まされないぞ。

世界を滅ぼすか、私が滅ぶかの一騎打ちです。


と、いうわけで捜索中。

あれらが見つかるまで、気が休まる時は無い……





面白いくせに、新刊が出ない悲劇

惣領冬実『チェーザレ』を読んでおります。

本邦未訳のチェーザレ・ボルジア伝、イタリア原書を翻訳し、学者が監修して作られた新説・チェーザレ・ボルジア。


ボルジア家といえば、ルネッサンス期の陰謀と毒殺エピソードには必ず登場する家族でして、スペイン出身。チェーザレの父親はローマ法王。

ボルジアのお家芸には、カンタレラという名の毒薬が有名ですね。屍毒(プトマイン)といって、調合の方法によって、相手の命を奪う期間を緩急か迅速か、自由に調節できたとか。

チェーザレは、そんな父親と組んで邪魔者を毒殺しまくり、綺麗な妹とは近親相姦の関係で、妹の夫や恋人も嫉妬のあまり暗殺する、ダークな男が定番だったのですが、この漫画では機知に富み、天真爛漫と冷酷を備え、人を魅了する男。


野心家ですが、平和な社会を目指す理想家でもあります。

マキャベリの君主論のモデルらしいし。

そんな彼の青春を、人が良いながら、芸術家の鋭い洞察力を持つ青年の目を通して描いています。

華麗なるルネッサンス絵巻です。


これが、かなり面白い。

元々、ボルジア家に関する作品があまりないのもあるけれど、精密で美しい絵といい、陰謀と青春と友情と歴史という、重厚なストーリー。

チェーザレとミゲルという、主従関係でありながら幼馴染、兄弟のようで皮肉屋同士という友情が、私のロマンをそそりますねえ。

好きなのよ、こういう『主従関係×友情×幼馴染』という関係。

二人のタイプは違えど、よく似たパターンは銀河英雄伝説のラインハルトとキルヒアイスがあります。


あああ、漫画は11巻。ついに歴史が動く! チェーザレ17才! 父親は枢機卿、ローマ法王の座を狙っている最中です。

12巻はまだか! というか、一年に一冊の刊行ペースかーい!

待ちきれないので、仕方が無い。悪辣チェーザレ・ボルジア版の別の作品を読もうかいな。

しかし、チェーザレって、史実ではロクでもない最後を迎えています。


それを知っていると、読みたいような、読みたくないような……


酒を抜いている最中

21日間連続飲酒に気が付いた。

これが、晩酌にチューハイ1本や2本程度ならよろしい。

ほとんど毎晩、ワイン1本空けていましたよ。

これは健康診断にて、日常生活の指導を行う産業医さんから、聴診器を振り回されてカルテで頭殴られても仕方が無いレベル。

だってお医者さん、適正な飲酒は晩酌に日本酒二合、休肝日は週に二回だって。


ウコンを毎回飲んでいるから、酔いつぶれる事も無く二日酔いもなく、アル中どころか健全な社会人の顔でフツーに日常を送っていましたが、フツーに日常を送っている内に改めたほうが、身のためかもな……と、破滅型と対極にある私は考える。

で、止めてみたのですが。


なんでそんな時に限って、刺身用の生カツオが安いんだあああ! 何でアボガトの見切り品が、ワゴンの中にある!? 

生カツオをぶつ切りにして、プチトマトとアボガト、オリーブオイルとレモンペッパーあえたら、白ワインとピッタリ。

モッツァレラチーズまで安くなってんじゃん。バジルソースとトマトの輪切り合わせたら、これもまたいい感じなんですのよ。

ナスビが安い。焼いて塩コショウ、バルサミコ酢かけたら簡単一品。生ハムに合う。

生ハムとナスビといえば、ナスの浅漬けに生ハム巻いて食べたら、これも酒のつまみとして乙なもんだった。

あ、厚揚げが半額……焼いてポン酢つけるだけなのに、香ばしい大豆の匂いと柔らかな豆腐部分、物凄く旨い。


おたくのスーパー、私が酒を止めたら何か悪いことでもあるのか? と店員に詰め寄りたくなるほど、毎日わざわざ、私の好物の酒の肴材料をピンポイントでダンピング。

陰謀、という言葉が頭にちらつくのは、禁酒の禁断症状なのか、被害妄想なのか。

いや、それが世界の意志ならば、それに従うべきなのか?

いや待て待て、世界の意志よりも自分の意志を貫くことが、話のセオリーってものじゃん……って、世界の意志が『断酒を邪魔』そんなスケール小さくていいのか。

腕を組んで悩む私。


立っているのは、スーパーの店内、賞味期限間近のワゴン商品の前だったので、きっと周囲は、私のことを、只の買い物に悩む人にしか見えなかったでしょう……そう思うと、複雑です。


コワイって何でしょうね

1人なのを良いことに、焼肉をしておりまして。

焼くのはアンガスビーフと茹でたイモ、そしてサイドメニューはキムチです。白菜キムチ愛好者ですが、日本国内で製造されたものに限る。

ソムリエが監修したキムチが売られていましてね、これが200円くらいのお手頃で旨い。

ワインはもちろん1本500円以内です。アルパカにシラーというブドウ品種の新製品が出ていて、お気に入り。

安い食費で、どれだけ美味さと豪華さを手に入れることが出来るか、それが人生の勝負しどころとも言えるでしょう……と、まあそれは置いとき。


焼肉食べながら、ホラー映画を観ている自分に、ふと気が付く。

劇中、目ん玉に指を突っ込まれて殺される人間見ながら焼肉って、この感性少々ヤバくないか?

いやはや、確かに作り物だと分かりきっているけどさ、清純な乙女なら、食事のお供には違うジャンルの映画を選ぶわな。

……そう言えば、最近、恐怖を扱った作品に関して、コワイって思うことなくなっているな。


由々しき事態だと、肉を食べつつ考える。

これは『慣れ』というものなのか、感性がすり減っているのか。

そういえば、課題作品もグロ描写はちゃんとしているけど、怖いかといえばそうでもないと、合評で言われたことあったっけ。

恐怖、というのは、人間が最初に獲得する感情です。

動物にとっては一番原始的で基本にある。本能から切り離すことは絶対に出来ない感覚。

「そんな「怖い」という感覚をすり減らして、ホラー書こうというのはイケませんな」

考え込む私。

ここは、もう一つちゃんと『怖い』というものについて考えて見ようじゃないか。

と、いうわけで、ようやくネトラジ原稿が出来上がったのですが。


もしかして、落とすかもなと、毎回毎回提出原稿に怯える感情もまた『恐怖』

しかし、私が知りたいのはそんな『恐怖』ではないのよ、念のため。


初・能

あれはG・Wの京都大原でのイベント『能楽』とオカルトのコラボのトークショーイベントの打ち上げの事でした。

「京都って、能楽は生活に根付いているんですよ」

スタッフの女性Nさん。

気軽に観られるのなら、こんな催しありますよ、と頂いたのが、大阪市天王寺、四天王寺で行われる能楽のイベント。

『大阪能楽大連吟』

ほお、能の歌詞の部分である『謡い』を、プロの能楽師に教わった皆さんが、舞台で披露されるんですか。もちろん舞われるのはプロの能楽師。

入場料もお手頃。映画一本程度か。

いそいそと出かける。


当日、豪雨だったんですけど……会場には人が一杯。

満席だったんじゃないのかなあ、スピーチに立った能の先生仰るに、日本の芸能にはある程度の湿度が大事なので、この雨はむしろ『天気に恵まれている』とか。

そうかもね、と思う。

日の光がないお堂の中、レトロな灯がが舞台を浮かび上がらせているのですが、これが静謐ででよろしい。

外に見える庭の緑が鮮やか。どこか水墨画の世界。


能の舞の動きって、踵を上げずにすり足で体を運びます。

重心は動かず、まるで滑るような動き。そして指の先からつま先まで、ピンとはった緊張があるのが、素人目でも分かる。

日常には無いリズムと所作、そして顔につけられた能面。

見ている内に、演者が人には見えなくなっていきます。

そして、足踏みの音。

『人の形をした、人ならざる者』とは、こんな動きをするのかもと思った私。

ふむ、ヒントが降って来た気分。

しかし、謡いを合唱する生徒さんたち、普通は8人程度で謡うパートですが、それを100人でされると、これはかなり圧巻、そして迫力。

これ、良いな。

『第9』のように皆で舞台に立ち、謡う。能楽を広めるための試みの一つらしいですが、これで第11回目、参加者も増えているそうです。

そうでしょうね、これは楽しい。


さて、能楽見物初体験、やっぱり舞台は生で観たほうが脳みそに響くし、網膜に突き刺さる、想像力の活性化にもつながるという発見をして、会場の五智光院を後にした私。


そして、四天王寺の亀池を見る。目の下、雨に打たれながら水面から顔を出している亀と目が合う。

ふむ、猪名川に生息する亀と違って、半径5メートルに近づいたら、水中に飛び込んで逃げるようなことはしないのね。

さすがはお寺の池で飼われている亀、人慣れしている。


能楽の発見、そしてどうでもいい亀の発見を土産に、家に帰ったワタシでした。


このイベントを教えて下さり、はがきを下さったNさんへ、厚くお礼を申し上げます。



超・駄文更新

すみません、ハンバーグつまみに白ワインを一本空けて、少し居眠りしたら6時間、こんな時刻になっておりました。

何だか時間を盗まれた気分です。寝直します、ごめんなさい。

駄文更新・テレビは必要なのか……

気が付けば、半年ばかりテレビ番組を観ていない事に気が付いた。

いえ、本当ですとも。テレビは使っているけど、DVD再生専用でして、番組を観ていないのです。

「そういえば、新聞のテレビ欄はすっ飛ばして読んでいる……」


ニュースはネットと新聞、娯楽は本と映画です。

だって、テレビ番組って、もう面白くないんですよ。

バラエティは、画面の向こうのタレントのおふざけにしか思えないし、ドラマも好きな俳優いないので、見る気も起きないし、CM中断がイヤだし、それなら映画を観ていた方がよろしいかと。

こうやって、世の中から取り残されていくのか……といっても、芸能面で取り残されても別に、日々に不便は無いし。

会社とか、友達との話題もテレビの話は全くないしなあ。


人との話題に、テレビの番組すら上がらなくなった。こうして考えると、本当にテレビって衰退しているよなと思うのですが。

それにしても、今のテレビが壊れたら、もう買い替えずにプロジェクターにしようかな。