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陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
自分を信じろ……ですか

私の年代の男たち、崇拝する人物『映画編』にやたらと出てくるキャラクターはロッキー・バルボア。

ハイ、あの名作映画『ロッキー』の主人公ですね。

偶然に見舞われて、ヘビー級チャンプと対戦試合をすることになった、チンピラの4回戦ボクサーのお話です。

勝つ見込みが全くない彼ですが、ペットショップで働いていた片恋の彼女と両想いになれたことで、男のプライド』をかけて勝負に挑むという話です。

強いんだけど、天才ではない。

そんな彼が強くなる方法は、人間らしく『積み重ねる』事のみ。

武骨で愚直、努力と友情・勝利。どこぞの少年誌そのもののその姿が、市井の青年たちの心をガッチリキャッチ。

そして、地味で引っ込み思案だったペットショップの店員の女の子をひたすら愛し、ついに結婚した愛妻家のロッキーは、私を含め、周囲での女性陣は『理想の亭主』まあそれは置いとき。


はあ、自分を信じろ、ですか。

ロッキー・ザファイナルで出て来たセリフです。

老いた後、ボロボロの体で再びボクサーのプロライセンスを取ろうとするロッキーの名セリフです。

感動しながら、つい異論を唱えた私。

「誰にでも使える言葉じゃないよ」


実を言うと、夢は見ていれば必ずかなうよとか、頑張れソングやあなたはあなたらしく、このままでいいとかいう、自分肯定のキーワードが嫌い。

元々努力家で、自分で自分のハードルをどんどん上げていくタイプが、力尽きた時とか疲れている時に言うには良いセリフですよ。


だけどさあ、そういう努力家とか、禁欲的な人間ばかりじゃねーんだよ。

それって『成長しなくていい』『反省しなくていい』の免罪符、錦の御門に使われるぜ。

自分が都合の良いように意味を脳内変換、それが人間よ。

特に、何か壁にぶつかったダメ人間が、ここぞとばかりに、自分を甘やかす免罪符として使うぞよ。


……嗚呼、モノカキに行き詰って気晴らしに見たら『自分を信じろ』ロッキーバルボアの黄金のセリフが、堕落へいざなう悪魔のセリフに……机に突っ伏す私。

涙を拭き、頭を起こしてパソコンスイッチオフ。

まあ良いや、予定のノルマまで書いていないけど、自分を信じて酒でも飲もう。



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ネットと距離感

ネットの有名ブロガーが恨みを買い、殺されたという事件を見ておりまして。


ネットの書き込みなど、たまに見て思います。

「ネットって、距離感を失いやすいよなあ」

距離感の取り方は、お互いの表情や仕草を直接的に見る、もしくは見たことのある経験で、勘を働かせて手綱を調整するところがありますから。

ネットって、文字だけの書き込みですからねえ。

ある意味、独りよがりになりやすい、ダイレクトな一方通行のツールだから、加減や調整が難しい。

現実では、マナー本、もしくは人付き合いのハウツー本に書かれていて、当然のように常識とされている事でも、ネットで発言するとなると、それを忘れる人があるんだな。


ネットの発言って、ある意味、マナーもへったくれもない無法地帯。


コワイよなあ。


そう言う事で、このブログの文も、マナー違反とか礼儀無視とか、うっかりやっちゃって無いよなと、ヒヤヒヤしながら書いているのです。

いや、本当。




駄文更新・職場とエコロジー

エコロジー活動という、ロクでもない活動をしている我が職場。

紙を節約しよう、使っていないパソコンは蓋をしめて、消費電力を節約しようとか、ポスターがあちこちに貼られています。


特に、エコロジー活動の直撃を受けるのが空調というもんでして、室内設定温度にやたらうるさい。

冬は良い。11月の職場で半袖姿で仕事をして、裏では『ペンギン』と囁かれている私には、別に室内温度10度でも氷点下でも別に構いません。吐く息が白い中でも仕事は出来てよ。

でも、問題が夏。

なんと、室温28度に設定……死ぬわ。

夏になれば、地球温暖化が話題にはなりますが、地球環境を整える前に、私が死ぬぞ! というか、暑くて頭が動かんわ、仕事でミスったらどうするんだよと、ずっと以前、女性の先輩に訴えてみたことがあったっけ。

「でもねえ、地球温暖化は深刻な問題なのよ」

「ウチのクーラー温度が下がったくらいで、砂漠はそう簡単にひろがりゃしませんよ! 元々面積広いんだし、少しくらい広がったって変わりゃしません!」

「北極の氷が解けて、ホッキョクグマが大変なことになっているって、テレビでねえ」

イカン、先輩はNHK特集に毒されている……それならばと、お昼ご飯の時間、同席した、当時の部の最高権力者に打診した私。

「……と、いうわけで部長。職場環境の改善に関わる案件ですので、ぜひ冷房の温度をあと5℃ほど下げて下さい」

ふうん、と定食を食べながらの部長の言葉。

「地球温暖化のせいで、ホッキョクグマの生活環境が深刻なんだってねえ……動物たちを守るために、我々はどうすれば良いのか……」

またもNHKか! 愕然とする私。

結構、皆真面目に特集を見ているらしい。

「……あのー、部長は会ったことも話した事も無いホッキョクグマと、自分の部下、どっちが大事ですか?」

考え込む部長。


そして、今だに室温設定は28℃。夏が来る度、思い出すあのやり取り。

皆、地球環境を真面目に考えているのか、単に私がホッキョクグマに負けたのか。

どっちなんだろうなあ。

反省・何で課題が怖くなかったか

『〇〇みたいなストーリーが書きたい!』『ホラーが好きだからホラー書きたい』と、何かを始める動機というか方向は、まず好きなジャンルから入るものですが、だからといってそれが向いているとは限らない、という人生の薄闇を覗いてしまった塾生活。


出している課題は、本人的にはホラー書いているつもりで、周囲の評もスプラッタと残虐描写は悪くないけど、怖くない……という、ある意味、全く救いようがない結末に陥っております。

ストーリーの方向性、キャラクターの問題もあるんですけどね。

「どうもホラーが向いているって感じではないですね」

などと、周囲から囁かれる始末。

「どっちかといえば……お笑い……」

それって、致命的ですわな。


さて、今回ホラーを書くにあたって、反省してみる。

ストーリーが「ご町内・ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」というのもあるんですが、場面によっては「肝を冷やす」仕掛けは出来たはず。

それが出来なかった、何でだ?

演出の問題もあるかなあと思い当たりまして、どうも私は描写の仕方が『ホラー的』ではなかった。

忍び寄る怖さではなく、パニックの方に描写が傾いていた。


ホラー書くのに向いていないんじゃない! 描写の使い方を間違えただけだ!

と、思い直してみたところで。

さて、次いくか。






相も変わらず、進歩の無い、お約束の苦悩

さて、課題以外のモノも取り掛かろうか……と呟きながら時間だけが過ぎる。

タイトルも決まっているし、コンセプトも決まった、方向性も決まったし、キャラクターのおおよその性格設定も出来ている。

なのに、手が動かない。


重要パーツが浮かばないのよね『コレだ!』という、核となる部分が浮かばない。

この話を書くのは、この場面を書きたいがためだ、と思わせるパーツが出来ない。

参った参った。

なんて悩んでおりますが、これって何か書き始めるたびにプカプカ浮いている悩みではないか。


果たして、進歩が無いのか。

それとも、何かモノを書く上で、誰もが避けては通れない悩みなのか。さあ、どっちだ?

そして、こういう何も浮かばないときは仕方が無いと、他の本や漫画を読む私。


こうやって時間を削り、自分を追い詰めるしかないのよ。

墓穴にならない事を祈りつつ。





プライベート怪談会の怖さ

『怪談狩り・読みからのメッセージ』読了。

あ! これはあのお方の……勝手に我がココロの友のお話! だの、そんな話が入っている。

もちろん、プライベート怪談会とかで聞いたことがあるお話。

成程、これが活字になればこういう雰囲気の、こんな感じになるのか……と感心。


成程、と思うのです。

肉声で、市井に住む皆さんが語るお話は、文章というか『中山市朗』というフィルターを通せば、こんな感じになるのか。

いえ、内容は全く変わっていません。

販売や会社員、そんな皆さんが語ったこの話が、こんなリズムでこんな文で編成されるのか。

成程、自分の脳内世界を文章に変換する、その勉強にはとってもいい参考です。

「映像的に」

「簡潔に、でも頭に思い浮かべやすいように」


成程。


定期的に開催される『プライベート怪談会』には、この元ネタとなる話が満配。

たまあああにですね「こりゃ、本に出来んわ」的怖すぎる話が出てきます。

あるにはあるけど、そこまで怖い話なんでしょうか? 私にしてみれば、ちょっと妙な話なだけ……そんな理由で、参加を見送るあなた!

いや、アナタがそう信じ込んでいるだけで、周囲からすれば『コワッ』という話かもしれないのです。実際、そんなケースいくらでも見ました。

本人以上に、周囲がその話に怯えているケース。

てわけで、織姫と彦星のデートの日にいかがですか? プライベート怪談会出場。



下手な怪談本より、怖い話の宝庫です。




反省・ダークナイト

前日の十分な睡眠に加えて、開演前に昼寝を二時間。酒は飲んでいない。

それでも3時頃と2時頃、猛烈な眠気が襲ってきて、いつのまにか気を失っている。

ちなみに、この時間帯が一番怖い、とうか目玉な話が舞台上で繰り広げられている。


何度も十分な準備をしたにもかかわらず、毎週金曜の夜通し飲み会で鍛えられているハズにも拘らず、やっぱり寝てしまう。

……いっそ、アレを会場に持ち込もうか……私が寝ている間でも、音声を記録していて下さる近代装置。

いや、それは人としての倫理に劣る。

て、わけでDVD発売お願い致します。


無気力時間

たまーに来るんですよ、こういう『何もしたくねえなあ』というサイクル。

いつもしている行動に飽きた、というもんでしょうか。読書も映画も何だかやる気が起きない、もちろんモノを書こうにも文が湧かない、という状態です。

しかも天気は雨ときた。気分転換の散歩にも出られないではないか。


と、いう時は、全然違うことします。

音楽聞きながら、何も考えずボケ状態で手を動かす作業が一番いい。

音楽も、歌詞があるのは避ける。クラシックが一番良いなあ。ああ、でもレクイエムなら良いぞ、なんとなーく気分的に。

て、わけで。

腕部分が擦り切れて、着れなくなった麻のチュニックワンピースをクッションカバーに仕立て直す。

何、全然簡単よ。袖部分ちょん切るなり、本体に縫い付けてしまうなりして、首元部分も縫い綴じる。

身頃にクッション入れて、形をクッションらしく整えればそれでよし。

夏用のテーブルクロス作る。

これも簡単。正方形の布の端をミシンがけで始末してやればいい。

黙々手を動かしてモノを作っていると、何とはなしに「まあ、いいか」というゆるーい自己満足が湧く。

ふと気が付いた。

人間、自分の足跡なり能力を、記録更新や勝利回数という形で残したいというタイプと、モノを作り、作品という形で残したいという二つのタイプがありますが、どうやらワタシは後者らしい。


だからどうだ? と聞かれたら、それまでですけど。




夕食と地震

21日、コンサートで帰宅が遅くなる。

家にたどり着いたのは22時半。空腹を堪えて課題の手直しやらを優先。

酒を飲んだら、もう書けなくなる。

家にあるものは、作り置きのビーフシチュー。ナスとチーズがあるから、一緒に焼くか。

そして赤ワイン。

そして課題終了が24時。さて、これでやっと食事に……ありついていいのか!?


24時ですよ。

健康を思えば、夜中の食事はよろしくないのよ。

大人の女は、美容よりも内臓年齢が重要なの。いいえ、内臓を制することと、美を維持するのは同じなのよ。

いっそ、食べずに寝るかと悩む……までもなかった。


あのさあ、もし真夜中、それか朝食前、地震が来たらどうするの?

逃げようにも力が出ない。しかもさあ、もしも死んだらどうするのさ。

空腹のままだぞ? ぜーったいに成仏出来んわ。しかもビーフシチューのスジ肉は、圧力鍋でトロトロにしたもの。しかも赤ワインやトマトを隠し味にいれた、濃厚で香り高いものに仕上がったのよ。

……良いのか? 食べきれずなんてさ。


結局、24時半に食事開始。

自分に甘いのではない。余震の恐れがある時期なんだし。


しかし、ワイン一本空けた。

二日酔いで避難できなかったらどうしよう。






 

無知とコンサート

「先日、コンサートチケットを会社からもらえたんで、行ってきますわ。関西フィル」


……と、いう会話の数時間後、シンフォニーホールにて、舞台最前列に座っていた私。

関西フィルハーモニー管弦楽団第293回。

指揮は首席指揮者の藤岡幸夫さんでした。大島ミチルさんの作曲された組曲『アウグストゥス』ヘルマン・ヘッセの短編から作られたそうです。

オーケストラと夕陽丘高等学校音楽科の皆さんの合唱。

えー同じく大島ミチルさん作曲『塵JIN&輪RIN』を、クラリネットとマリンバという楽器、そしてオーケストラのラプソディ。

『シベリウス交響曲第1番ホ短調作品39』


つくづく、音楽は凄い。

とりあえず、感覚で良し悪しは分かる。

骨とう品や絵画や彫刻は、ある程度の目利きがいるけど、音楽ほど、素養があろうがなかろうが、皆を平等に楽しませてくれるものは無い……気がする。

地震の影響があるのか無いのか、ホールは満員でした。

それにしても、やっぱり会場で学生さんらしき若者を見つけると、会社のタダ券使う立場として、肩身が狭い。

しかも、会場に来る前の会話と来たら……


「コンサート行ってきますよ。こないだ、隣の部署からタダ券もらったので」

「へえ、演目は?」

「えーとですね、シベリアかシリウスだか。それからオオシマとか何とか」


すいません、シベリウスは北欧の有名な音楽家の方でした。

後期ロマン派の影響が色濃いらしいですね……って受け売りです。でも好きな曲です。曲がダイナミックに交差し、繊細、幻想的、色んなエッセンスが詰まっています。CD買おうかなと思ったほど。

えーと、マリンバとクラリネットの奏者の方ですが……ストルツマン夫妻ってカーネギーホールでも演奏された方だったんですか。大島ミチルさんは、ゴジラの音楽なども手掛けた作曲家さんです。

こういう無知な人間でも、楽しめるのが音楽。

凄いぞ音楽。

有難うタダ券! というか、会社がたまにタダ券配っているのは、こんな無知な奴に、何とか教養をつけさせてやろうという目的もあるんだろうか……?