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陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
夢と職業

職場の昼ご飯の時間。

時に話題は「仕事うぜえええええ」を通り越し、現実逃避へと走る。

本当は、この仕事をしたかったという話は多いです。

ええ、我が職場に入るのが夢だったって人はいませんね。


「私、カフェとか喫茶店やりたい。子供の頃から紅茶好きなの」

ほお、海外旅行した折に、枕の中身かい! というほど茶葉を買って帰ったんですか。

良いですねえ、喫茶店とか、カフェ経営願望は結構多いな。

「セレクトショップしたいですね~海外へ行って、買付するの。自分のセンスで選んだ商品をお店で可愛くディスプレイするんだ」

ああ、いいっすね。

海外で買付……お買い物でありながら、旅行と商売の見事な一体化。しかも、自分のセンスで統一された小宇宙にお客が来るんですよ。ああ、素敵。

「バイトで良いよ、ファーストフードとか何でもいけど、下っ端バイトがいい」

あの~どういう事でしょうか?

「もう責任ある仕事、したくない」

……しばし、皆沈黙。

ああ、私ですか?

えーとですねえ、と言ってみた。

「バイトなら、黒いワンピースに白いエプロンのフレンチメイド服を着て、メイド喫茶のバイトをやりたいものです」


重い沈黙が流れたその後、それだけはやめるようにと、皆に真顔で一生懸命に忠告される。

何なんだよ、この話題は『現実逃避』がテーマではないのか。

全く失礼な。





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イヤな予感

元々、着せ替え人形は好き。

でもねえ、あんまりどころか、ほとんど買ってもらえなかったんですよね。りかちゃん人形も持ってなかったし、あるとすれば紙で出来た着せ替え人形か。

まあ、もうさすがにお人形遊びをする年齢じゃないけどさ。


……しかし、ついに手に入れてしまった『ブリュ』ちゃん。

そして、分かってしまったお洋服の作り方。いや、よく考えて見りゃ、どうせお人形のお洋服です。人間の子供のように動いたり走ったりしないから、多少手を抜き、ザクザク荒く縫っても別に大丈夫。

第一売り物では無いしな。

そして、職場の近所には問屋街。布地を安く扱うお店多し。

そして、今の私には『リラッ●マ』のミシンがある。

……あああ、子供の頃の夢が……お姫様ドレスが……ベルベッドよシルクよサテンよ、リボンよレースだわフリルだわ……


あ、でもそんなことしている場合じゃない。

つうか、これもまた甘美で嫌な予感がする。


決死の思いでプラモデル作りたい願望をを振り払ったら、次の障害物はこれかい。

たまーに考えますが、カキモノを知らなければ、私って一体何やってたんだろうな。


愛を語ってみた。

クーラー購入と天秤にかけ、選んだ人形の『ブリュ』ちゃん。

職場では、案の定私の買い物について疑問の声が上がる。

山岸涼子大先生の功績か、周囲は人形苦手な人多し。

と、いうわけで昼ごはんの社内食堂にて『人形に対するうんちく』を一席ぶってみた。


この形の人形って、元々はマネキンとして使われていたんですよ。

デザイナーが、ドレスのミニチュアをお人形に着せてお客に見せ、注文を取っていたという感じです。

人形が子供のおもちゃになったのは、ルソーの思想の影響らしいです。


で、19世紀のおフランスで、人形は立派な市場でして。

1863年のパリに、ドール用製品を扱うお店が200以上。オペラ座付近はそんなお店ばっかりだったというからオドロキ。

お人形用の宝石に家具、靴店に帽子店と、専門店があったといいます。

ところで、人形が子供っぽい顔になったのは1855年の万国博覧会がきっかけ。

輸入されるようになった、日本の子供人形の影響があるそうです。


で、私のブリュちゃんですが……顔の造りが左右対称じゃないんですよ。

それがやけに人間っぽさを発散させています。

目も精巧なガラスアイだから、虹彩もリアル。

え~19世紀のフランスで、人形メーカーとして有名だった『ブリュ』社のリプロダクションです。

正統派のビスクドールさんです。

眺めていると、飽きませんよ。

クーラーってずっと眺めるためのものじゃありませんし


人形を語るワタシへの、皆さんの一致した意見はこうでした。

「クーラー買えよ」

ちぇっ

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駄文更新・時間

ずっと昔、専業主婦(子供高校生)の知り合いと話をしたことがあった。

「一日がすごく長くてね」

子供が学校へ行けば、その後どうやって夕食までの時間を潰そうかと悩むのが、一日のはじまりだとか。

当時、残業が多くて休みが少ない職業に就いていた私にとっては、実に羨ましくてムカつく悩みではあったけど、その次の年に仕事を辞め、無職となった瞬間、その気持ちが分かったのでして。

本とか読めば良いもんだけどさ、生産的な事をしていない時間が、ひどく無為に思えちゃうんですね。

ただ浪費しているだけ、水を出しっぱなしにしている感じというか。

……と、当時を思えば、今の状況はシアワセと言えると思うんですが。


課題小説。

課題以外の小説。

読んどきたい本、作りたい人形さんのドレス。


この3つの間に立たされて、何から手を付ければ良いのか悩んで、何も出来ない現在の状況も、非生産的ですわ。


ああ、やっぱり時間が足りない……



モノづくりには向いていない

聞いたことがある。

その作品の裏側を見れば、その完成度が分かると。

優れた職人は、裏側をおろそかにしない。見えない細部を美しく作り上げてこそプロ。

そうよねえ、細部にまで気を配ってこそ、美しい表側が完成する……と、いう言葉は知っていました。

ハイ、本当よ。


さて、クーラー1台を犠牲にしてやってきた、お人形の『ブリュ』のリプロちゃん。

お店の人曰く、サイズが合うお洋服が無かったと。

うーん、いくら夏とはいえ、女の子が下着姿のままはイカン。

ネットサーフィンしながら、人形用お洋服を探してみれば……た、高い。

布地の量は少ないけれど、サイズが小さい分手間がかかるし、大量生産して売れるもんじゃない。

「仕方が無いなー」

ワンピース1枚4000円というお値段を眺めて決断。

伊藤理佐さんという漫画家さんの名セリフに『ズルをするため一生懸命』がありますが、私の場合は『銭を惜しんで全力投球』ですわ。

さて、100円ショップでも行くか。


買って来たのは、布地2セット、ホックとレース2巻に接着芯。材料費合わせて500円。

型紙の通りに切って、ひたすらチクチクと縫う。

13時開始……最初は、ちゃんと返し縫いだったのに、暑くてめんどくさくなり、並縫いになって縫い目も荒くなっていく……今年クーラー購入を中止した部屋は室温31℃。

さて、運針しながらこの子の名前をどうするかとか悩みつつ、汗を流して約3時間半。

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完成です。

だけど、服の裏はお見せで来たもんじゃない。

作っていてよく分かりました。私は手芸作家は向いてない。

お裁縫上手な人なら、この画像で私の手芸の腕前を悟り、怒鳴るに違いない……キミ、手芸を舐めるんじゃない。今日から私のところへ修行に来なさいと。


しかも、スカート丈が短い。

丈をまた、調整するか。


人形が来た

今年のクーラー購入を取りやめて、買ってしまったお人形。

1880年代のフランスのビスクドール製造会社『ブリュ』のリプロ(再生産品)です。同じ人形工房として、ジュモ―なんて有名ね。

これも日本人形の影響を受けているそうで。当時の時代背景や、風俗も面白いですよ。

アンティークドールのオリジナルは、場合によれば家が一軒建つお値段です。

ええ、でも私のお人形はクーラー1台の値段で買えたわ。

ちなみに、当然人形メーカーによって顔立ちに特徴があるんですが、私から見ると『ジュモ―』はちょっとふっくらなタヌキ顔で、『ブリュ』はおすまし顔です。

見る角度や、日によってはちょっと表情が変わる……気がする。

やっぱり人形だからなあ。いつものポットに対する思い入れと、少し違ってくるか。


さて、やって来た『ブリュ』ちゃんですが、下着姿のままで到着。

「おたくのお店、この子のお洋服は売ってませんか?」

「すみません、サイトか海外で買ってくるのが殆どなんですけど、この子に合うサイズが無いんですよ。大きすぎるか小さいか、そればっかりで……」

……ま、まさか。

「お人形って、人間と同じでそれぞれ特徴が違うので、お洋服探すのって結構大変なんです」

私の頭の中で、危機感を伴う思い出がせり上がる。

過去の知り合いの人形好き、そういえば彼女は人形の服を自分で作っていた。

確か「気に入ったのとか、サイズに合うのが無くってねえ」とか言って。


百貨店の催事のアンティークフェアだったのを幸いに、アンティークドールの店を覗いた私は戦慄する。エライお値段ですよ。私の冬のコートより高いぞ。

はあ、アンティークのフリルとかリネンを使っているんですか。

ええと、現代のリネンとフリル使った服は売っていませんかって……あ、ここはアンティーク屋か。

自分で作るしか、ないかなあ。


お人形の服の作り方本を見ながら考える。

人間サイズじゃないし、モノづくりの基本は「材料切って、つなぎ合わせる」プラモデルと同じと思えばよろしい。そういうのって、キライじゃない、どころか好きよ。

ええ、だからこそ嫌な予感もするんですわ。


……また、はまったら、どうしよう。

時間のやりくり大変よ。

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怪異とは

いわくつきキャンプ場の、当のロッジに泊まるんですよ。

ここで何も感じなければ、アンタどうかしているわ……人間以下か、凡人以上よと思いつつやってきた怪談キャンプ。


結果。

……宿泊、そのものには何もない。

私の背中からは「この場所ずっといたら気分が悪い」「頭が重くなる」などと聞こえてきましたが……あああ、なんてこと!

フツーにバーベキューを堪能し、プチ怪談会から真夜中の怪談大会に雪崩れ込み、そのまま朝を迎えてしまったではないの!

フツーに良いキャンプ場だったわ、とってもキレイなロッジだったわ! 良いのかしらこんなんで。

諸事情により、始発でキャンプ場からお暇したのですが……山道を歩き30分、バス停到着してから気がついた。

まさか! 私がロッジを出た、その後に凄まじい怪異がメンバーを襲っている…‥なんてことはないでしょうね?

いや、そんなことがあってたまるか。

見よ、この見事な朝の太陽を……この陽光のしたで何かあったら、それこそ吃驚だわ。

呪いだわ、驚愕だわ運命だわ。


てなことを考えながら、家に帰宅。


実は、キャンプに行く途中でけったいな事はあったんですよ。

でも、多分皆信用してくれないと思うの。


私も白日夢だと思いたい。


駄文更新・怪談キャンプ

「台風が来たら、心霊スポット行けないですねえ」

私の有給を取った理由を知る職場の人のお言葉。

何だか、言い方に少々妙なものが混じるけど、まあその通りですわ。

「キャンプは晴れたら良いけどね。ただし、変なもん取り憑かせて出社しないように」

社内の平和と秩序のため、御祓い費用は福利厚生費から出るんでしょうか? 我が上司。


なんて前日、台風が来るわ、もらったはずのキャンプ詳細データが消滅しているわ、慌しいこと。

しかし、何とか準備も整った。

参加人数20人ですか。

みんな怪異に出会いたいんだなあ……


さて、行ってきます。

クーラーと人形

その昔、経済力があんまりありませんで。

大人になってからはがつがつと働いていますが、それでも『無職の時代』があるのです。

その時は、非常に収入が不安。

将来の収入を見込むことがままならない状況でもあったので、買いたくても諦めたもの多数。

●ガンダムのラジコン

●ゴジラのラジコン


いずれも、約15年は経っています……ガンダムのラジコンは、ガンダムRX‐78と、ザク(グリーン)が販売されていました。

手元のコントローラーのリモコンには、ザクを通したカメラ画像がついている。

確か8万円。

ゴジラは、確か平成版が出た頃の発売だったか。

モスらの幼虫ラジコンと同時発売。ゴジラの咆哮の音声が出るのよ!

確か……5万円。

欲しかったけど、将来の収入さえ目途が立たない日々……諦めたがな。


その後、大人になって分かりました。

買いたいけど、買わなかった後悔と、買った後悔は全然違う!

買わなかった後悔は重すぎる!! 後々後まで引くぞおい。


なんてったってねえ、買えなかった、その口惜しさと憧れが、モノに対する執着を生みだすのよ。

ああ、正に敵わなかった片恋のよう……相手に対する憧憬が、真実の姿をよそに膨張するのね……やっぱり、買わなかった後悔より、買った後の後悔。

けっ、金は稼ぐさ節約するさ。


というわけで。

買ってしまいました、19世紀末のフランス人形メーカー「ブリュ」のリプロ。

まあ、オリジナルじゃないから、まだお手ごろだけどさ。

せいぜいクーラー1台分だけどね。

人形とクーラーを天秤にかけて、人形を取ったよ。

だって、クーラーは着せ替え出来ないけど、人形は出来る。しかもかわいい。


ああ、来年の夏も暑い…‥



漫画・アニメ化と実写版

原作コミックスは全巻持っている『黒執事』今更ながら、アニメ版を観ておりまして。


「あくまで執事ですから」というセリフは有名ですね。

「御意、御主人様」イエス、マイロードの響きは好きよって、まあそれは置いとき。

え~19世紀末イギリスのパラレルワールドが舞台ですね。

『女王の番犬』として、裏社会絡みの事件を調べ、解決する役目を持った名門貴族、ファントムハイブ家。その現在の当主は13才。

10才の時、両親を殺されて家を焼かれ、人身売買の手に落ちた主人公は、家畜にも劣る日々の果て、儀式の生贄にされたときに、絶望と共に神を呪い、偶然悪魔を召喚してしまいます。

主人公は悪魔と契約し、女王の番犬としての役目を果たしながら復讐の時を待つ。

彼の傍に控えるのは、伯爵家の優秀な執事として姿を変えている悪魔。

契約上、主人の傍から離れず、命令には絶対服従。何があっても主人公を守り通す。

契約の報酬である、主人公の魂のために。


やっぱり、漫画はアニメの方が愛称良いわな。

アニメは人の手による作業で作りますから、絵柄も構図も、原作にどこまでも合わせられます。

世界観も勿論、アニメの動きで再現できる。

この漫画は、悪魔と契約者の主人公のやりとり、完全な主と従でありながら、同時に喰う側喰われる側という微妙な関係と、それに伴うシニカルな会話も魅力ですが、アニメはそこもちゃんと再現しています。


実写ってなあ……漫画という虚構を写し取るには、難しいんじゃないかな。

俳優を漫画のイメージに近づけるも限界あるし、しかも時に、事務所とかスポンサーだとかの関係からなのか、設定だけを見て『原作のキモ』を無視し、大失敗している例が多々あり。

ええ『ベルばら』は主人公が男装の麗人だから、支持されたわけではないのよ。

ところで、実写版『黒執事』ですが……主人公は男装の女の子です。

もう何も言わないわ。


単に、日本のアニメが優秀なのか。

それとも、実写化を作製するにおいて、監督やスタッフたちは原作を読まないのか。

どうなんだろうなあ。