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陶磁器と文鳥
日々の雑文、カキモノをしている悩みなど
人形とホラーと怪談

イマイチ、我が同居人形・ブリュンヒルデちゃんの評判が、職場でも悪い。

皆は口をそろえて「人形はコワい」


山岸涼子先生の漫画のトラウマらしいですね。結構皆さん、過去の名作を読んでいらっしゃる。

「大体ですね、人形が勝手に動き回るとか、現実にあるはずないでしょうが」

ブリュンヒルデちゃんの弁護をする私。

ええ、朝起きても、昨晩と同じ姿、同じ位置に彼女は座っていますよ。

「んなもん、コワイ話の見過ぎですがな。人形はヒトガタであります。中途半端に己に似たものに、人は恐怖を感じるらしいです。それです」

職場のマドモアゼルが嘆く。

「人形って、チャイルド・プレイってホラー映画がありますよね。ドラマ化されるらしいって知ってます?」

当たり前ですよ。ホラー好きで知らなきゃ、モグリですよ。

「チャッキーとか、ああいうのはね、別に怖くないんですよ」

おや、感想はそれかい。意外というか、思いもよらなかったぞ。

ポカンとする私の前で、マドモアゼルをはじめとするマダムたちもさえずり始める。

「そーそー、洋画のホラーって『あるワケないだろ!』てツッコミ入れながら観られるしねえ」

「血がドバドバでも、現実離れしてるしさ」

でもねえ、と口をそろえて言う皆さん。

「人形のたたりって、ホントにありそうじゃないの」

「トイレ行くのがコワくなるのって、そういう話なんだよねえ」


コワイ、の基本、シンプルを見た気がする。

「トイレに行くのが怖くなる」

うーん、やっぱりホラーと怪談の違いはここにあるわな、このメンバーで昼飯を食べてよかったよと思いつつ、社内食堂の塩チャーシュー麺をすする私。

しかし、ブリュンヒルデちゃんに関しては、みな誤解している。

今の彼女は、19世紀フランス有名な人形工房をベースに作られた、可愛いレプリカドール。


彼女がヤバい人形になるのは、私が死んでからであります。














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新しい話を考える

今書いている課題小説は、多分春には終わる予定。

で、終わったら次の課題小説を書くわけですが……さてさて、どんなものか。


料理に例えると、中華に和食に洋食……まあ料理のジャンルはこれにしようかな、味付けはこんなもんでと考えて、冷蔵庫の中の食材を覗いている段階です。

私の頭の中にある知識、足りないのはどれだろうね。そして、冷蔵庫の中にあるこの素材をどうすれば美味く調理できるかな。

考える設定はいくらでもあります。主人公の性別、年齢に性格に容姿、ファッションセンスに趣味は基本、そして家族構成に父親の職業だの住んでいる町内の様子だの。

住んでいるのは一戸建てかマンションか。家の間取りにインテリア、クッションから座布団まで考える。


そして、肝心かなめの「話の展開」

どうせ、書いている内に全然違う方向へ行くんだよなあ。話が書いている当の本人でも思いも寄らなかった展開になってしまうことがあり、それもまた楽し、と言えばそうですけど、逆に絶対書きたいと思っていたシーンを書くことが出来なかったり。

設計図書いても、その通り言った事なんか無いよ。

ああ、いっそ何も考えずに書こうかな……


そうは思っていても、やっぱりキャラクターやその周辺の設定を考える。

頭の中の世界を固めて、文章という形で作り出すのって、何度やっても面白いもんです。


本とゴミ

朝の出勤時は大げさでも誇張でもなく、コンマ単位で動く。

ですので、ゴミを出す日は通常よりも30秒ほど早めに家を出ます。ゴミ集積所で足を止め、ゴミ袋を放り出してカラス除けのネットをかぶせ、居合わせたご近所に挨拶して30秒ジャスト。

いつもはこれで、時間に狂い無し。

……の、はずでしたが。


ゴミ袋を放り出した時、他のゴミ袋に目が吸い寄せられた私。

半透明のレジ袋に、ゴミを入れて口を縛り、それを市の指定半透明のゴミ袋に入れているので、わずかですが中身が見える。

……レジ袋から見えるのは、野菜くず、茶葉などの生ゴミ。そして、それと一緒に入って捨てられているのは……文庫本。

タイトルまでは見えないけど、薄く見える表紙の色彩から、どうもライトノベルズっぽい。

「おいおいおいおいおいおいおいおいおい」朝から凄まじい衝撃。

本ですよ。

新聞紙や雑誌はそうでもないのですが、書物、それも装丁がされた本に対しては、やっぱり特別視というか、尊厳というか、神聖なものとしての感覚がある。

それが、生ごみと一緒にレジ袋に入れてポイ。何だか本好きの魂を踏みにじられた気分。

せめて、古本屋に売ってくれ……そう思ったのですが。

「いや待てよ、普通の神経なら、本を生ごみにはしないわな」

本を読む人間ならば、例え無意識であっても本に対する尊敬の念はあると思う。

例え趣味に合わなくても、読み飽きても、本は滅多に捨てられない。誰かにあげる、古本屋に売る、資源ごみに出す。

叩きつけたくなる本でも、あんな捨て方しないぞ。

まさか、あえて生ゴミにか? 出勤しながら考える。

「あの本は、読者からあんな捨てられ方をされるほどの内容だったのか? 生ゴミにされるほどの事が書かれてあったのか?」

でも、ひどいことには変わりない。


しかし、残念ながら、私は30秒しかゴミ捨て場に留まれない身。

もう少し時間があったら、あのゴミ袋を漁って、本のタイトルとか、捨て主など探れていたのに……実に残念。


やっぱり、朝には余裕が大事だわと反省した私です。

それにしても、本のタイトルが気になる……

どこに行けば見られるんだ。銃。

割と銃が好き。

実用性と性能を追求し、装飾性を一切排除、その果てに出来上がった機能美、それが好きなんですわ。

ええ、銃なんてその一つね。

鉄の筒から弾丸を発砲させる、シンプルなメカニズム。

散弾銃でも単発銃でもマシンガンでも、ベースとなる形は変わりませんが、軽量化だの装填の弾丸数だの操作性だのと、各メーカーで違いが色々あるようですな。

菊地秀行さんの作品は、作中にそんな銃の説明が多く、主人公が各銃の性能や特性を生かし、敵と戦うシーンがあります。

ふうん、装弾数だの散弾の拡散パターンだとかあるのか。


ドラマや映画で見る銃撃戦は、銃の性能よりも射撃手の技能が主にアップで、そういう描写はない。

あのベケット曹長『山猫は眠らない』シリーズも、銃のメーカーは出てきますが、性能や特性まではあまり……はっ、もしかして外人にとっては「銃の性能とかウンチクなんざ、いちいちセリフにしなくとも、受け手の皆には当然理解できているもの」前提としてストーリーが進んでいるのか?


いや待て、例え日本人であっても、時代劇に使われる刀を見ながら「殿様が振り回しているあれ、刀文は重花丁子だよねえ、じゃあ備前かな~」なんて、産地を言い当てる奴なんかいないけど。

ああ、待てよ。家に刀を持っている日本人は滅多にいないけど、アメリカ人にとっては銃は、机の引出しにいつも入っている「日用雑貨」だ。


造形は好きなんですけどね、銃。

しかし、日本に住んでいる限り、本物なんか見れないよなあ……と思いつつ、大阪のミリタリーショップに突っ立っていた私。

それにしても、ガンマニアの皆さんは、本物なんか見たことないくせに、何であんなに詳しいんだろう。


実は持っているんだろうか。








設定とキモ

先日、近所を散歩していたら、すれ違いざまに恐るべき会話に出くわした。

「オグリ●のルパンの実写はあかんわな~」

休日スタイルのオジサン二人が、映画談義をしながら駅に向かって歩いてゆく。

駅から家に帰る途中であったに関わらず、きびすを返し、そのお二人を追いかけて「全くその通りです!」と叫びかけた……けど踏みとどまった。

ああ、馬鹿な事をした……あのまま二人の会話に乱入すれば、今頃私には、友人二人が出来ていたかもしれないのに。


え~最近「リーサルウェポン」ドラマを観ています。

あのメル・ギブソンとダニー・クローバーの有名な作品です。それをドラマ版に仕立て上げたリメイク版。当然主演二人は違う俳優さんです。


あのリーサル・ウェポン(映画版)のミソはというと。

妻に先立たれ、生きる気力を失くした腕っぷし最強若手刑事と、家族に恵まれた温厚な気質のベテラン刑事のバディドラマ。

正反対気質の二人が、事件解決のためにどうやって足並みをそろえていくのか、そして孤独なリッグス(メル・ギブソン)と、アットホームで恵まれた生活のマータフ(ダニー・クローバー)の私生活の対比も見どころ。

映画版では、リッグスは己とよく似た気質の最強女刑事と出会い、犬を飼って、最終的に結婚するんですけど。


好きな作品のリメイク版に対して、かなりキッツイ目を向ける私ですが……意外にこのドラマは好き。

ちゃんと、キモとなるべき登場人物の対比が出来ている。

映画と違って、アクションシーンは大人しめですが、まあドラマだから景気よくいつも爆発ってわけにはいかんだろ。謎解きとか刑事二人のコンビネーションを重点に置いています。

リッグスは元ネイビーシールズ、マータフに心臓の欠陥がある、それ以外は設定もほぼ同じ。

ただ売れている作品をベースにして、点数を稼ごうというものはキライだけど、設定のキモを大事にして、作り出した新しい話は大好きよ。


元となった作品を、製作者が好きだったかどうか、なぜその作品が愛されたのか、キモをちゃんと理解しているかどうか。

設定だけ頂戴して作ったものは、中途半端に似せているだけに、性質が悪い粗悪なコピーですわな。

あのすれ違ったオジサン二人と、話をしてみたい。

頭の中の凝り

現実から10センチ浮かせろ。


へい、これがエンタメ小説の匙加減と言いますか、コツといいますか。

面白いストーリーとは、日常から逸脱したアレコレです。

そもそも私にとって読書の楽しみだって「己の知らない世界」「自分ではない他人の人生や日常」を楽しむもの。

だからといって、あまりにもぶっ飛んだ話だと、想像力がついて行かない。

現実から10センチ、というのは実に分かりやすい表現だと思います。想像は出来るけど、己の日常ではまずあり得ない……成程、それが面白さのコツだ。


で、最近の読書傾向ですが「クラッシャージョウ」シリーズを読みふけっておりました。

人類が宇宙に進出し、ワープ航法を開発し、他惑星への移民を始めた時代を背景にしたスペースオペラの金字塔。

30年ほど前に劇場用アニメになっていますが、キャラクターデザインが安彦良和、作画の綺麗さにストーリーとか、実にレベルの高い作りです。


そして、菊地秀行先生の「エイリアンシリーズ」が入った。


高校生にしてトレジャーハンター(宝物探し)を生業にしている高校生のお話。

主人公の八頭大、高校に在籍しながら、命知らずな稼業もこなす。職員室に賄賂をばらまき、金の力でダブルワークをこなしています。

色っぽい相棒のゆきと同居。色気とバトルの綱渡り的生活を送っています。


両者とも中学の頃から好きだったシリーズですが、また手に取るようになりました。

「ああ、そうそう、私にとってエンタメの原点はこれだよ」と、楽しんでいるところ。


ぶっとんでいるけど、想像しやすい。映像が頭に浮かぶ。

頭のコリをほぐしてくれる、日常からかけ離れた世界。

そうそう、エンタメの楽しさの基礎は、私にとってはコレだった。

しばらくの間、このシリーズを楽しもう。

自分にとって何が楽しかったのか、どうして本が好きになったのか、もう一度なぞってみるか。

初心にかえっております。





危ないところだった
うっかりブログ更新し損ねるところだった。
やっぱり忙しさに余裕を忘れると、ろくな事がない。
まあ、余裕忘れる状態が忙しいというものだけどさ。
塾の前日

中々進まない。

最終章だってのに、あともう数回で終わらせるという重圧のか、今回も帰宅早々、着替えもせずにパソコンの前で頭を抱える。


ああ、そうか。お腹が空いているから書けないんだよな。

夕食にする。脳みその栄養であるブドウ糖摂取の為、ご飯を二杯。

ちなみに献立は、ブリの刺身の切り落とし(特価品)高野豆腐とがんもどきシイタケの煮物。豚汁。

いかん、やっぱり展開に詰まる。

ブドウ糖が足りないのだわと、食後に紅茶(ヌワラエリア)を淹れて、近所のケーキ屋で買って来た苺のショートケーキと、ブルーベリーのレアチーズケーキを食べる。


……やっぱりまだ詰まっている。

このまま案が浮かばないと、単なる栄養の過剰摂取になってしまうじゃないか。

焦りながら、夜の時間が過ぎていく。

駄文更新・戦闘シーン

話を書いている上で「何でこんな事(シーン)を書くことになったんだろう?」と嘆くのはたまにある話。

そりゃ、ホラー書くから血しぶきは必要なのは分かっていたさ。サラリーマン出す以上、職場の描写とか仕事の内容とかさ。

避難所を書くなら、資料いるなあとか、前もって心の準備は出来ていたさ。

……しかし、戦闘シーン、しかも「怪物対人間」は予測していなかった……己の作品のくせに。

断っておきますけど、素手の対決です。

体格差があり過ぎ相手との死闘は、少年漫画にはありがちですが……これ、どうやって文章で表現するんだ、参考に出来るのは大豪院邪鬼vs剣桃太郎……ああ、コミックス持ってない!

いや、待てよ、ベルセルクにならあったあった! ガッツとバケモノ対決、どこだ、どの巻だ! 確か「黄金時代編」だった!


いやはや、大騒ぎです。

しかし、やっぱり書籍はこういう時のためにも買っておくべきだ。


図書館ではそうはいかない、そう思った課題提出前週間です。




駄文:関西人と落し穴

人は疲れていると、日常から逃避したくなる。

いつも目に入る家の部屋のレイアウト、通勤路の光景、職場の面々以外の何かを見たくなる、それが逃避です。

「どこか、行きたい」

「旅行は良いですね、日帰りでも気分転換にはなるかな」

手っ取り早いのは旅行です。知らない土地、なじみのない土地で、知らない空気を吸い、風景を見る。

これが旅行という醍醐味でしょう。

で、どこに行きたい……この大阪ど真ん中の職場で、皆は気がついた。

「そういえば、ここって観光地ですよね」

韓国に中国、この間は中東の人が歩いていたよ。

何でこんな、見るものもないオフィス街を歩いているんだと不審だったけど、よく考えたら戦前から建っているレトロビルが多いです。ちなみに梅田は近所。

そして、目の前にいる皆さんの居住地は、京都、奈良、神戸。

「通天閣はいつでも行けるから、行ったことないです(大阪在住23年・女)」

「鹿はもうスズメほど見飽きた。言っておくけど、鹿は凶暴だからな(奈良在住15年・女)」

「町に漂うお香の匂いはもう嫌だ。寺より近代的建築、お香よりハーブが良い(京都在住30年・女)」

「早朝から観光客が多いので、つっかけと部屋着でゴミが出せない(神戸在住18年・女)


旅行へ行きたいという話題から、観光地の住人の愚痴大会になる。

他人の目から見れば非日常、しかし住人にとっては完全な日常です。観光地じゃないのよ。


ちなみに「関西圏・観光地の有難味無しチャンピオン」はこの私。

大阪・神戸・京都・各地一時間以内に行けます。

都市部にアクセスが良いと選んだ住処ですが、何だか急に色あせてきたぞ。

どうしてくれる。