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陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
思い出

文鳥だけじゃないかもだけど、鳥というのは思っている以上に頭が良い。

五才くらいになると、格段に頭がよくなる。

学習能力もあるし、感情表現も豊かだし、良い意味でも悪い意味でも、コミュニケーション能力が高い。ペットショップのご主人によると、頭のよい子は、三歳児くらいの知能があるらしい。

ぴいちゃんの場合は旦那と私に対する態度まで使い分けていた。


私の邪魔はする。読書中、ページにくちばしでちょっかいをかけて、本と手の平の間に潜り込む。

パソコンを開いている時は、キーボードの上に乗るか、マウスを持つ手をつついてくる。

しかし、旦那の邪魔はしない。ゲームをしていても、膝の上でじっと相手を見上げ、「遊ぼう光線」を放っていた。

サイズからすれば手の平で、脳みそなんて極小サイズなのに、よくあれだけ知恵があるものと感心していた。


昼寝の時間が長くなってはいたものの、起きて部屋に私がいれば、かごの扉の前で「外で遊びたい」とぴいぴい鳴いていた。けっこう強情に主張する。忙しいのに仕方が無いなと、半分やれやれといった気分で遊ばせる。サイズがサイズなので、勝手に遊んでいたとしても、ぴいちゃんからは目が離せない。

遊んで気が済むと、カゴと私を交互に見る。

最近飛べないので、手の平に乗せてぴいちゃんをカゴまで連れて行く。


ぴいちゃんの鳴き声が消えて、家の中が重いほど静かになった。

「寿命だ」と何度も慰められても、こんな別れ方をするはずじゃなかったという感情はどうしようもない。確かに老齢だった。だからこそ、11年生きた先代文鳥のように、大往生させるつもりだった。


当分、この静寂と付き合わなくちゃいけないのか。

手のひらサイズの喪失感は、ひどくきつい。





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