陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
夢.時々打算
タイトルに「陶磁器」が入っていることだし、久々に陶磁器の写真。
3年前くらいに、京都で毎年8月に行われる、五条坂の陶器祭りで購入。高さは13センチ程で、結構小ぶりな壺。
この陶磁祭りは、清水焼、京焼以外にも全国の焼き物や、若手の陶芸作家の方々も出店しているもの。

陶磁器好きの私は、毎年その若手の作家さんの作品を見るのが楽しみなのです。
「青田買い」うふふふふふふ。
将来の大陶芸家がいるかもしれない、陶磁器好きで、肥りに肥った私の眼力でもってそれを見抜き、まだ無名の今のうちに、作品を購入しようじゃないですか。

芸術と金銭、そして「お得感」を愛する私は、そんな邪な楽しみと共に、蒸したせいろの中みたいな、8月の京都へ毎年出かけていきます。

そして購入したのが、この壺、下記写真です。

若い女性の方でした。確か九州の波佐見焼の作家の方でした。
見た瞬間「おおおおお」と感心。

少し灰色の混じる白磁に、冷やかな青い手書きの牡丹が描かれた壺。
すごく、繊細な牡丹。普通、牡丹は華やかなモチーフですが、こうなると何だかクールビューティって感じだ。
博物館だか美術館で、こんな静謐で美しい、伊万里焼の壺を見た事がありました。

「おいくらですか?」
「さんまんえんです」

ちょっと、言いにくそうに値段を告げる作家の女性。一瞬固まった私。

「……でも、とっても手間がかかっているんです……」
付足される小さな声。
「……そうでしょおねぇ……」
つぶやく私。

『値切る』関西人としての突破口を使うかと考えた私ですが、こんな品物を値切る、という行為は、作家の実力や労力を『値切る』気がして良い気がしない、しかも若い作家の方です。
今後のモチベーションにも関わってしまう。

「これ、下さい」
さんまんえん差し出した時の、あの人の笑顔は見ていて結構嬉しいものでした。
それから、この壺は新年と、春から夏の間、私の部屋に飾られているのです。そして、この壺を出すたびに思う私。

「彼女が大陶芸家になってくれますように!」

だって青田買いですよ。先行投資です。あの大陶芸家の初期の作品が、この私の部屋でずっと飾られていたなんて、大笑い、陶磁器愛好家の勝者。

だから、お願い、何があっても陶芸の道を辞めないでね、(確か)ナオコさん、あなたの成功は私の勝利です。
あの超暑い京都で、一度の触れ合いであったけど、そして自己中も入るけど、純粋に応援します。

……ところで、私の作家志望の夢を、人さまが応援してくれているかどうかですが。

「ネタ提供料請求するに決まってんじゃん。こないだ課題作品のヒントあげたし」
「私の名前、登場人物の名前に使ったでしょ。キャラクター使用料よこせ」

純粋な応援、というものを、他人に求めるのは無理ですね。特に私の職場の皆さんには……。

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