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陶磁器と文鳥
日々の雑文、カキモノをしている悩みなど
好きな型を探る

読書は娯楽とか生活の一部とか、そういう事もあるけれど、モノを書く上で、どんなものを書きたいのか、自分の好みを手探りする作業でもありまして。


ホラーのアンソロジーが好きでして。

アンソロジーは、色々な味わいと風景が詰め込まれている作品の詰合せ。これを読んで、特定の人を愛読するようになり、作品を集め出したきっかけになる事が多し。

特に短編は好きですね。アンソロジーに入っているものは、後味のわるーいモノでもゴーストストーリーでも、選ばれて入っている作品なら、ハズレはほとんどない。


さて、常日頃『物語の最後はハッピーエンド派』である私ですが、長編はそうでも、短編となると「後味の悪い」が好き。

日常にふと訪れた陥穽や、徐々に狂い始めているのに、それに気が付かない日常生活とか、崩壊に導いた最後の一滴とか。

自分を愛玩物のように扱う母に反抗する、11歳の息子、息子の鬱屈に気が付かない鈍感な母親。

この親子関係が、食用に買って来た生きたスッポンによって崩壊する、パトリシア・ハイスミスの『すっぽん』なんか大好き。

ああ、イヤなラストだなあ……そう陰鬱に陥った後で戻ってくる現実が、やたらと輝いて思えます。

長編は、主人公に感情移入していることが多いので、ハッピーエンドが好きなんだけど、そうなると短編のキャラは、心情的に使い捨てか。


闇がくっきりと色濃い、上質な短編を書きたい。

提出した課題作品に「ホラーよりもお笑い向きじゃないの?」そう烙印を押されつつも、そう思う今日この頃。











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