陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
もしかしたら無駄だった、夏の取材の思い出
タイトルに「怪談」が付いている以上は、怪談に関する思い出…と、いっても幽霊見た事ありません。
「見たいかもね」と思う事もあり、怪談好きで、怪談イベントにはしょっちゅう参加していますが、本気で実物見たけりゃ、富士の樹海にでも行ってキャンプ張ればよろしい。
そこまでする気が起きないので、口だけでしょう。我ながら。

さて、それでも13年、去年の夏、骨董に絡む実話怪談を書こうと考えた私。
題材が骨董品の理由は、この3つ。

◎骨董品と因縁、怪談の相性はかなり良さげ、の割にそのテーマを扱った本は見たことない。
 例:病院の怖い話という本ははあるが、骨董品の~は無い。

◎取材しやすい。骨董品屋と客の関係は、売り手と買い手でもあり、同好の士でもある。
 ゆえに店主と初対面でも結構気安く話が出来る。

◎突然、「怖い話ありますか?」は無理があるが、そこに行きつくまでの骨董に関するネタはあるのだ。
日本骨董なら、「うさぎの絵皿を探しているんです」西洋ならば「マイセンの人形の鑑定について」 と、
そこから話を膨らませる作戦。

そして骨董品屋が集中している大阪の老松町へ。日記を見れば8月の事です。
ちなみに話の切り込みネタの「うさぎの絵皿」ですが、よく出回ってそうに見えて、実は珍しい品なのです。
たいていの店には無いか、あっても高額か。つまり買わずにすみます。ふふふふふ。
「マイセンの人形の鑑定について」実は一体の人形を持っています。
恐らく19世紀くらいの作品で、買った当時は22歳、一か月の給料をはたいて買ったのですが、その後によくよく調べると、この年代のマイセンはそんな金額じゃ買えるはずないほど希少価値で、しかも偽物が出回った年代なんですね。
怖くていまだに鑑定していません。

さて、三日で10件ばかりお店を回ってみたその結果は。
「聞いたことない
口をそろえて、皆さん仰いました。
「長い事商売しているけど、それはないなぁ」

あってもせいぜい、番町皿屋敷だわと10件中8件のお店の方は仰いました。
「鍋島の大皿は、一枚一千万はするからね。お菊さんが割ったのは8寸皿でしょ。しかも鍋島藩からの献上品やもん。そら
切られるで」
ううむ、切られた女中さんへの同情よりも、割れた皿の価値を冷静に判断する、骨董品屋さんならではの視点。
「鍋島の大皿は、枚数少なくて物凄く貴重だから、国に所有者登録まであるのよ」

それから「幽霊画」の事も教えて頂きました。

「幽霊の掛け軸は何千万単位でね。秋になれば、値段は落ちるけど」
季節ものらしい。幽霊の「足が無い」を引っかけて、「アシが出ない」の縁起物とは聞いた事あります。

……幽霊とは全然関係ない知識を仕入れてしまい、帰途についた私。そして後日の塾にて、そのを話をしてみたところ。
先生仰るに。
「○○って芸人が、骨董品屋でバイトしていたらしいけど、そんな話たくさんあったらしいで」
「へ?」
「無いほうがおかしい、と言うてたわ」

あっても私には教えてくれなかったって事かい!

まあ、そりゃそうでしょうね。部外者で上得意でもない、一見の客に企業機密に近い話はしてくれないか。
やはり潜入するしかない。
バイト募集していないものでしょうか。
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