陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
実は、ちょっとわかる気がするネットワークビジネス

2012年の4月ごろに、ネットワークビジネスにはまりかけた青年のエピソードが載っております。

結局、当時の塾の総務様(現・作家)と先生の連携による理詰め攻撃によって、見事にその洗脳は打破された……とあります。

その青年は元々映画監督志望でしたが、相手の誘い文句「夢をかなえるにはお金がいる」「権利収入でお金が入ってくる」にハマったらしい。

先生は当時、ド怒りされています。そんな頭の悪い儲け話に騙されやがって、というものと、本末転倒だろう、夢をかなえるには金が要るではない、夢を叶えて収入を得るのだとマジ切れ。


でも、私は今は彼の気持ちがちょっと分かる。

夢に没頭したかったんですよ。

夢や目標の前に立ちふさがるのは『生きるために、金を稼ぐ必要性』という容赦のない現実です。

現実の壁というのは、大きな夢を持とうが持つまいが、平等に前に立ちふさがります。

金を稼ぐには、時間が削られる。でもその時間を創作に当てたい。

創作の時間を作ってくれるのが、「金」なのです。


それに、創作も金のための商業ベースに乗せようと思えば、自分のやりたいことが出来ない可能性がありますので。

金があれば、時間が買える。金があれば、自分の表現したい作品を勝手気ままに作れる。と、ちょっとはそう思ったのでは……と弁護してみる。

まあ、商業に乗せられない作品はプロではなく、アマチュアですけど。


たまに、仕事の時間がもったいないなー何て思えるんですね。この時間があれば、書けるのにな~とか調べられるのにな~とか。


青年が間違えているのは、なんといってもその金の稼ぎ方だな。映画監督志望とか、ネットワークビジネスとか、商売とか考える前に、人の世にある最初の基本のキを知らなかった。


『金儲けを持ちかけるのは、全てカモに対してです』

『ほんとに儲けている人は、その方法を絶対に教えない』


でも、あの青年の願望は、モノ作る兼業者98%が持っていると思われます。

今日も電車内、隣に立っている若いサラリーマンも、生活のために平日働く日曜画家かもしれない。

オフィス内を油絵で描いていたら面白いな。パソコンや仕事机、乱雑に置かれる書類を『無機と苦役の風景』なんて題でさ。


……実は私も、胸に温めていた悪だくみがありまして、これなら確実に大金を得られると思っちゃいるんですが。

一緒にやりませんか? うふふふふふふふふ。








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愚直
ごきげんようです。面白いお話ですね。
甲斐名さんのご意見もなるほどと思います。一理はあるかもですね。

でも僕は激怒された先生の側かなぁ・・・
その青年がどんな気持ちでそのネットワークビジネスに乗ったのか、わかりかねますが・・・

上手く言えませんが、それがいい悪いじゃなくて、それ以前に発想がイージーだとは思います。

女優になるのが夢だという女の子がAV女優から始めたりする子がいるでしょ?それとちょっと似てるかなぁ・・・

AV女優の良し悪しなんてわからないけど、僕なんかは女優になりたいなら何故どこかの劇団に入るとか。そこから始めないの?と思いますよ。ちょっと発想が安易じゃない?とは思いますね。

よしんば、早急にまとまった金額のお金が必要だったとしても、どこか甘えてるというか自分で逃げ道作ってない?って思いますね僕は・・・

よく詐欺師の被害にあう人が後を絶たないけど、勿論ハッキリしてるのは悪いのは詐欺師です。どう屁理屈取り繕ってもね。

でもじゃあなんで、スレッカラシの大人があんなアホな詐欺にひっかかるのか?
答は簡単。詐欺師は嘘を言ってないからです。

厳密に言うと、100喋ったらそのうちの999は本当なんです。でも最後の1つの嘘が強烈なんです。
その嘘とは「短期で儲かりますよ」。

ちょっと小金を持っていて、あわよくばこれをもうちょっと増やしたいなんて秘かに思ってる年寄りはこの殺し文句でイチコロです。

騙される側にも非があるとすれば、そのセコイ欲をつけ込まれた心の隙でしょうね。
要は自分で自分を誤魔化していると、しょうもない誤魔化しに乗りやすいってことです。

「夢をかなえるには金がいる」って、格好の殺し文句じゃないですか。
まあ、確かにもっともらしく聞こえますが、よ~~く冷静に考えるとおかしいとわかります。本末転倒だとすら思います。


泳げない人が「泳げる自信がついたら飛び込もう」って飛び込み台の上でジッとしててもいつまでたっても泳げるようにはならないでしょ?

この夢をかなえるには金がいるってロジックは「泳げるようになるには自信がないと駄目でしょ?」って言ってるのと同じだと思いますよ。

じゃあその自信はいつつくの?って訊かれたら、相手はなんて答えるんですかね?

食えないのは当たり前だから、最低限の生活費を稼ぐのにバイトしたりってことは必要だと思います。

でも、これて夢を叶えるには食えることが必要でしょ。リッチでなきゃ駄目でしょってことですよね・・・

この青年、僕だったら、止めた方がいい。君は映画監督にはなれないって言うかもですね。夢を叶えるにはなんて殺し文句に心が揺らぐようでは夢もへちゃちゃもないと思います。

夢や目標はかなわないことも承知でやるもんですから、最後の最後に物を言うんは愚直さだと僕は思うけどなぁ・・・・
2016/09/07(水) 13:11:38 | URL | ひろみつ #AH9/n9xo [ 編集 ]
Re: 愚直
中島様。

仰る通り、彼は映画監督になれたのか……気になるところです。

お金が欲しいという心も分からなくはないし、一度はちらっと考えてみる欲望ではあるけれど、安直なんだよなあと思います。
夢に向かって進むにしろ、金もうけにしろ、安直な発想は落とし穴に引っかかる、そのことをよく分からせてくれました。

彼がこの体験を元にして、映画を撮ったら見直すんだけど、どうなんだろう。
ちょっと聞いてみたいです。
2016/09/08(木) 00:50:13 | URL | みほ #- [ 編集 ]
なれるなれたじゃなくて、どれだけやったか、やらなかったか
ごきげんようです。

僕がもしも漫画家だったら、こういうことって「僕は漫画家になるのが夢なんです。どうやったら漫画家になれますか?」って訊かれてるのと同じですね。

もし、そういう質問されたら僕だったらこう答えます。
「無理です。君は漫画家にはなれません。才能ないです」

「どうやったらなれますか?」と人に相談してる時点で駄目だと思います。

本当に漫画家になりたいんなら、下手でも何でもいいから、とにかく自分の描いた作品を、この人と思う漫画家の所に持ってって「お願いです。漫画家になりたいんです。そばに置いてください」と頼み込むでしょう。

結果その漫画家がどういうかはわかりませんが、まずはそこがスタートじゃないの?って思います。

僕はアメリカ人って、嫌いなところもいっぱいあるし、許せないところもあるけど、いくつかこれは敵わないな、見習った方がいいなと思うの例えばこういうことです。

テニスがしたいと・・すると日本人だと、まずテニスウェア買って、ラケット買って、シューズ買って、ボール買って、どうせ行くならとちょっとこじゃれたテニスコートまで車で行って、テニス教室入って、イケメンのコーチにテニス習って、それからやっとでしょ?

アメリカ人は、もうテニスやるぞと決めたら、オンボロのラケット抱えて、ウェアがなくても汚いジャージ着て、ルールなんか知らなくても、恥かこうと、なんだろうと、ラケットもなきゃ誰かに借りて、コートに飛び出していくでしょ?・・・・・そりゃ上手くもなりますよ。

まさしく見る前に飛べです。
2016/09/08(木) 12:43:08 | URL | ひろみつ #AH9/n9xo [ 編集 ]
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