陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
怪談になりそこね話
先日、三宮の商店街を歩いているとリサイクルショップのテントの出店を発見。

食器のワゴンを覗くと、箱に入った引き出物の皿だの、木箱に入った古い皿だの。
その中で、ほかの商品とは風情の異なる絵皿を発見。箱無しのむき出しのままですが、どう見てもこ、これは……

ヘレンドじゃないですか。

思わず皿の裏の刻印をチェック。間違いない、ヘレンド!

しかも300円

街中で鼻血を出しかけたのは初めてです。

ヘレンドですよヘレンド!陶磁器マニアの方なら、私の鼻血も分かって頂けるでしょう。

1826年ごろのハンガリーにて創業、マイセンやルーブルという有名窯とは100年ほど遅れて創業していますが、
その美しさや品質はヨーロッパを代表する名門窯の一つです。
「ウィーンの薔薇」シリーズは有名ですね。
繊細で上品だけど、薔薇の画が写実的よりもちょっとポップな感じが好きです。
ちなみに、ここのティーカップは高価なものでン万円。


皿をしっかりと手にしてほくそ笑む私。

持ち主がそのものの価値を知らずに、安くリサイクルショップやフリーマーケットに流した商品て、たまーにあるんですね。
これがそうだ、ラッキーとばかりにレジに並んだ私に、店員さんが一言。

「これ、とってもお買い得ですよ。ヘレンドです」

……え? 知ってるの?

じゃあ、なんでこんなに安いんだ。中古でもフツーに買えば何十倍はするぞ。

その瞬間、私の脳裏をよぎったのは「ワケあり」でした。
孤独死などで、故人が遺した引き取り手のない家具や品物を、大量に買い取る業者の話を聞いた事があります。
まさか事件の現場に残されたものとかじゃあるまいね。

はははと笑いながら家に持ち帰り、その夜から棚に飾っていた私ですが。

その夜から、旦那の夢見がすっごく悪いらしい。
「殺される夢をみるんや」
「へー」
「毎晩やで。たまらんわ」
「うーん」

まあいいや。皿のせいだと決まった訳じゃないし。
私は何ともないし。
に、してももう少しインパクトがあれば、立派な怪談として披露できるのにねぇ。ツマラン。

と、言う訳で、絵皿は今日もお部屋に飾られています。

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