陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
塾の前日:読書日記
前日はすること結構ある。

課題をプリントアウトして、もう一回読み直し。
何故かPC画面上から読んでみるのと、実際に紙に落としたものと、目に入るものが微妙に違うのですね。
句読点の位置とか、リズム感とかも、紙で読んだ方が掴みやすい気がする。
そういう意味でも、私が電子書籍に手を出さない理由ですが……

しかし、そんな私が電子書籍でもいいから出してくれ、と熱望しているのが『カトリーヌ・アルレー』というフランスの女性作家の本。
何度かブログに書いていますが『わらの女』という犯罪小説が有名です。

そして、この間読み終えたのが『罠に落ちた女』
フランスとイタリアの国境の山の中にある、巨大な療養所がリゾートマンションに生まれ変わる。
そのマンションを、君とお腹の子のために買ったんだと、身重のヒロインは愛人に連れ出されます。
吹雪の中を走る、二人の車。
その途中、突然車がパンク。ちょっと降りて、車を見て来てくれないかと愛人に頼まれるヒロインは、素直に雪道に降りると……突然車が発進! 置き去り? 呆然とするヒロインの前で、突如雪崩が発生!
 雪崩は愛人の車と首を見事に押し潰します。
さて、雪山に取り残されたヒロインは、救いを求めて建設中のリゾートマンションへ。
何とそこには守衛の死体が! しかも誘拐事件を起こした凶悪犯二人の男が潜んでいまして、そんな彼らとヒロインは、一緒に雪の世界に閉じ込められる羽目に。

話の展開は実にサスペンスで、ヒロインの後、仕事でこの療養所に来たせいで、事件に巻き込まれる建築家。彼と凶悪犯の心理戦や駆け引き、そして凶悪犯二人が恐れる殺し屋の登場など、読み応え十分。
このヒロインは、悪女ではない、後半は勇敢さを発揮する娘であるせいか、珍しく(?)ハッピーエンド。

安堂信也という方の訳が特に好きで、この人の訳はテンポが良くて、読みやすい。
それに、アルレーは登場人物が少ないので、頭に入りやすいのです。
クリスティは面白いんだけど、登場人物多いのよ……

地味に古本屋さんを巡るのも楽しいんだけど、全集出ないかなあ。


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