陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
新製品という誘惑

我が職場には、行内便というシステムがございまして。


支店や本部間をつなぐ、私設郵便みたいなものですね。

主に書類の受け渡しに使われています。

ちなみに、バレンタイン前になりますと、メールセンター内はチョコの甘い香りでむせ返るという噂。『業務以外の用途で利用するべからず。中身が怪しいと思ったら、封を開けて中身を調べるからね』という通達が流れるのも風物詩。



そんな中、サーフェスプロ4という13万のパソコンを購入しながら、誰にも感心してもらえない私は、その悲しみとやるせなさを、『コンプライアンスに関わる稟議書類』送付書の中に潜ませて、四国の営業チームの女性、Iさんへ送りました。


返事は『営業チーム出張管理簿』の書類の中に入って帰ってきました。

その内容。


『高価なパソコンを買われたその決断力、実に感動しました。そのパソコンが実際に貴方のライフスタイルに合っているかどうかより、その購入したという思い切りの良さと金離れの良さこそが重要です』


『大体、電化製品は安くなってから……とは言いますが、新製品を買うという喜び、そのメーカーが開発した最先端を手に入れるという優越感は、節約志向を吹っ飛ばすほどに魅力的なものです。

その魅力の中に身を浸すのは、金銭では買えない幸福の一つではないでしょうか』


……おお、なんていい人。


『……と、でも思わなければ、やってられません。今からン年前に、4Kでもない液晶テレビ40インチを45万円で購入したIより。 四国より愛をこめて』


号泣。


主任にその手紙を見せたところ、ジャッジを下される。


「彼女は45万か……キミの負けね」


なんかくやしい。










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