陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
他人事じゃない。

遅ればせながらの話題ですが。


あの高名なお宝発見番組『開運!なんでも鑑定団」にて、国宝級の茶碗『曜変天目茶碗ようへんてんもくちゃわん)』は発見されたという話題。


国宝ものではないけれど、見たことはありますよ。

冷たく、黒に近い藍色の茶碗のみこみ(茶碗の底)に、青白い星が点々とオパールのように瞬いています。

茶碗の中に閉じ込められた、夜の澄んだ空を覗き込んでいるような気になる、そんな逸品です。

欲しかったんだけどな~ 


おお、見つかったのは、1127年から1179年のものらしい、世界に三点しか現存していないという茶碗ですか。

そして、国宝級で2500万らしい……安いな。

しかし、このお茶碗には『もしかして偽物』という人が現れたという。

陶芸家さんです。しかも、実際に曜変天目茶碗を復元しようとしてらっしゃる方です。

うーん。


「……他人事ではありません」

と、ある日のお昼。社内食堂にて。

「私も、18世紀に製作のマイセンの人形を持っているんです。もしも本物なら、博物館にあってもおかしくない逸品なんですけどね」


私の言葉に、皆の箸が止まる。


「しかしねえ、いまいち真贋が分からないんです。何しろマイセンって、偽物が多くて有名なんですよ。しかも、過去の何度か経営危機で、絵付けのされていない製品を市場に放出していましてねえ。その白い未完成品に絵付けをして『マイセン』として売られているのもありまして」


マイセンの売りは、絵付けの繊細さ、その芸術性ですからね。

超高級なカンバスに、ドヘタな素人が絵をかいても価値無いでしょ。


「……どこでそのマイセン人形買ったんです?」

「宝塚のアンティークフェアです。母の友人が店を出していまして、そこで買いましたけど」

「じゃあ、その店の人なら目利きできるプロでしょ」

「いやー、それがお金持ち奥さんの道楽って店で……その当人もかなり骨董品の偽物を掴まされていたことが、数年後に判明ですよ」

「で、キミはその『散々偽物を掴まれていた道楽夫人の店』から10万で『博物館級のお宝』を購入していた、と」


数秒後、食堂の片隅で起きた,みんなの声。


「あきらめろ」


問題の人形の写真をアップしたいのですが、二時間かかっても出来ません。

誰かやり方教えて……




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