陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
怪談集めてはいるけれど
次に聞いてみたのが、警察官をしている昔馴染み。
警察というのは、取り扱っている案件が案件なだけに、愛憎と欲望渦巻く果て、その結末を扱うお仕事なので、いろいろ見聞きしていそう。
そういうわけで「幽霊とか怖い話あったら聞かせろ」と迫ってみたところ。

「……幽霊、うん、そんなこともあるかもね」
おお、と叫びかけた私。
就職前までは、ジャック・バンコラン並みの超現実主義者だった男が『幽霊あるかもね』ですって?
さあ、キミのン十年にわたる警察生活の中で何があった?!

しかし、口を割らない。
これは凄いものがありそうだと、散々せっつく私。

しかし、仕事には守秘義務ってものがありまして。
業務上知りえたことを、安易に人に話しちゃダメなんですね。
私と守秘義務、どっちが大事だ? と迫ってみたけど口を割らない。

しかし、ようやく口を開く。
「俺がはるか昔、警察学校にいたころ、ロッカー室があった」
壁に張り紙がしてあった。
その言葉に、昔馴染みは目を疑ったという。
「その文言は『盗難注意!』だった」

……誰がそんな現実的な怖い話をしろと言った。




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