陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
人喰い猪公民館襲撃す!(猪の事情vs人間の事情)

課題を提出できたことだし、映画を観れるよ、小説読めるよ。

と、浮かれていたら見つけた!!


『人喰い猪公民館を襲撃す!」という映画を。


数年前、神戸だったか、小さな劇場で公開されていた映画。

通りがかって、すっごく見たかったのに、観られなかったのよね……すでに最終日の最終回だったかで。


と、いうわけでありがとうTSUTAYA。


さて、お話は現代韓国。

山の中で乱獲をしているハンターたちの動向を嘆くニュースからスタート。


暴かれている墓を見つけたハンターの男。

男は土葬死体に驚くも、土の上に落ちていた死体の副葬品、金の指輪を見つけてポケットに。

さて、その男を見つめる不気味な視線!!

男に襲い掛かる! そして男は襲われ、どこかに引きずって行かれて……


さて、カメラはソウルの若き警察官、主人公の日常に。

都会の喧騒と取り締まりに追われる彼に、田舎へ転勤と辞令が下されます。

身重の妻と、認知症の母と一緒に田舎へ……嘆く主人公。

隣には、気の狂った女と、その息子(と思われている)少年。

そして無能な上司に微妙な同僚。


そして、その村は犯罪が無い、というのが売りの場所。

村長さんは企業の社長と組んで、都会の人間をレジャーに呼ぶために村おこし真っ最中。

自然破壊と金の匂いがしますね。


そんな折、あるガンショップの孫娘は、おじいちゃんのお店に寄った帰りにひき逃げに会い、ことの発覚を恐れた加害者二人によって、草むらに遺棄されるのです。

遺棄された孫娘は、何者かによって……やだなあ。

孫娘の遺骸は、バラバラ状態で見つかります。


危険な何かが、獣が村にいる!

この村に招いた観光客たちの安全を守れ!!

でも、あっさりと被害者が出ます。

そこで呼ばれたプロのハンター。

さすがはハンター、怪物猪を仕留めた、と思いきや……


それ、メスの方だから。

と、いうか本命はオスです。


でも、それを知らずに『やった、村に平和が戻った!!』と公民館で宴会をする村の皆さん。

……浮かれる宴会。

その時、振動に揺れるマッコリ。

揺れる壁。

現れたのは……怪物級のオスの猪。


……やれやれ、ここでやっとこさ話が半分くらい。


120分なんですが、非常に丈が長い。

最初の30分は、猪ほとんど出ません。

タイトルからしてパニックかホラーですが、何だか……それを期待してみたら違うものを味合わされます。人喰い猪がメインじゃないんですね。人体破壊やグロもほとんどない。

お色気? ないな。

小学生でも安心して見られますよ。


この監督さん、違うものを撮りたかったんじゃないかな~と。

やけに人物描写が濃いし、コメディが濃いし、ストーリーに関係ないエピソード多し。

しかも、ほとんど人が死なないんですよ。監督、殺したくなかったのかな。


人喰い猪の巣を見つけ、二匹のウリ坊のうち、一匹を……そして一匹を誘拐して巣に火を放つ主人公たち。攫われた我が子を追ってくる人喰い猪。

あああ、主人公よ。キミたちの方が非情だ。


結局ねえ、人喰い猪が『血の味』をおぼえたのは……もしかしたら、遺棄された孫娘を喰ったせいであり、墓を暴いていたのも、自然破壊のせいでなくなった餌を探していたからよ。


村だって、そりゃレジャーなり開発なり、商売しないと生活が成り立ちませんけどね。


結局、人喰い猪は退治されます。

攫われたウリ坊は、研究生の女性がとっさの機転で、ウリ坊を助けるのですが。

山に帰ったこの仔が成長した時、また何かが起きる予感が……そんなラスト。


何だか、自然破壊への警鐘なんだかコメディなんだかパニック何だか、分からん映画。

あと30分くらい削れるよ、と言いたいけれど、その30分を、監督は撮りたかったんですかね? という気がする。

ラーメン定食頼んだら、チャーシューと餃子はかなり旨いのに、ラーメンがイマイチという感じ。

駄作というほどひどくはないけど、傑作? いや、怪作かな。


しかし、これだけは言える。


タイトルが秀逸。

このタイトルだけで、人は観てしまう。





















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