陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
仕事が出来ない人・考察
昼は一般企業で働いています。この昼の時間さえなければ、もっと小説書く時間あるんだけどなぁとは思いますが、逆にこの時間がなければ小説が書けなくなるのでは、と思うほど色々なものを考えさせられる場所でもある。

今年の春に、入って来た新しいスタッフの女性の働きぶりに、つらつらと考えさせられました。
「仕事が出来る人、出来ない人の線引きはどこで決まるか?」

春に退職した正社員の補充として入って来た人でした。元々同業種の一流企業で数年働き、結婚して退職してからも勉強の為に学校へ行ったり、資格や英語検定も持っていて履歴書的には申し分なし。
この会社は、本人が希望し、能力や働きぶりによっては正社員になる途もあります。
ゆくゆくは正社員になりたいという希望と意欲が、彼女にはあり、その積極性をかって採用したそうですが。

……仕事、憶えないんだよなぁ。

まず、教えてもメモを取らない。これでアウト。
教える側の人間は、教える時間ももちろん、それ以上に下準備にも時間を使います。
講義に30分の時間を使うとすれば、それに使う資料や見本を揃えるのに、30分以上かけて準備します。
その後、同じ事を何度も聞かれると、あの教えた時間、準備は何だったのかと思ってしまう訳です。

「あの資料、どこにあるんですか?」
「これ、どうやって処理したらいいんですか?」

何度も繰り返すのは、同じ内容、些細な質問ですが、些細なんだからメモ取れば一発で憶えます。
第一、質問をされるたびにこちらの仕事の手が止まる。

そして、仕事を教えるということは、今後はこの仕事はあなたに任せる、という意思表示でもあるのに、「してちょうだい」と言わないとしない。
「言ってくれたら、します」
こっちはいちいちそれを言う暇も惜しいんだよ、アホ。

そして、仕事を引き受けようとしない。

「今はこの仕事を頼まれているんです。一つの仕事に、じっくり取り組むのが性格的に向いているんです」

仕事を憶える一番良いやり方は、自分の限界の120%の仕事をまず引き受ける事。
限界120%をどうやって時間内に処理するのか、そこで工夫したり、合理的な方法を見つけたりします。
とにかく、最初はどんどん憶えて、手を動かさないと仕事のさばき方は憶えられないのです。それを処理できるようになれば、次のステップに進める訳で。
時間内に仕事を終わらせる為に、自分の限界値の70から85%までしか仕事を引き受けないとなると、合理的方法なんかいつまで経っても憶えられないじゃないのよ、です。
というか、ここの事務仕事は、複数の案件を同時進行させないと、さばききれないんだぁっ!仕事を自分に合わせるな、自分を仕事に合わせろよ!

そして、最後に一番落胆したのは、彼女の連続休暇の取り方でした。

彼女、自分の仕事が一番集中する月初の第一週に取ったのです。

「彼女、この週が自分一番忙しいって、分かっているはずですよね……数ヶ月前から」

書き連ねられた、引継仕事のリストを見ながら呻く私。
第一週は、誰も自分の仕事で忙しい。それに、この第一週を過ぎたら、彼女が任されている仕事は激滅します。
休暇を取るのは権利ですが、仕事の配分を考えて取るのは礼儀なのでは?

ふんっとそっぱを向いたのは、我が先輩。

「それだけじゃない、ここで扱う商品の勉強を、この月に、死に物狂いでやりますって、私と上司の前で誓ったはずなんだけどね!」
「絶対この週に休みをとらなきゃいけない理由でもあったんですかね」
「聞いてない。と、いうか、皆が忙しいさなか、そして仕事を憶えなきゃいけないのに、絶対にこの月の、この週に休まないといけないと気が付いていたら、何か一言あるでしょ」

続きます。
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