陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
世の中はやっぱり冷たい

ダブル落選!!!


ある賞にも応募していたんですが、こっちも落選。

おお、ダブル落選か。これはさすが、なかなかショックですよ。


と、いうわけで、落胆アピール、悲嘆わっしょい『ダウナーな私』を民に見せつけ、同情を買おうではないですか……と職場でそれを決行。


「もいっこも落ちたって?」

アピール開始2時間後に、話題を出してくれたのは主任。

手にされているのは、ファンタオレンジですね。私はコーラ党ですが、主任ご厚意の残念賞ならば、喜んで頂きます。

……しかし、ファンタを自分で開ける主任。そして一言。

「二度あることは、三度ある。ぷぷぷ」

やっぱり主任とは仲良くなれない。


営業担当の青年に名前を呼ばれたので、机に向かう。

「聞きましたよ。賞は残念でしたね。まあ、また頑張って下さいよ」

青年よ、あなたは机にチョコレートやクッキーをいつも忍ばせているのを知っている。

同情するならチョコ寄越せ。口先だけの慰めなど要らんわ。

机の引き出しを開けたので、よし!!と思ったら……

「これ、コピーを10部ずつお願いします。カラーで両面ね。昼過ぎにお客さんに持って行くんで、午前中によろしく」


昼ごはんが一緒になった課長相手に、同情を買えない我が身の悲嘆をめそめそ訴えることにする。

きっぱり言われましたよ。

「仕方が無いでしょう、ここは職場なんだから」

世知辛い資本主義の支配するこの世界に、個人的生活を持ち込んじゃいけませんと諭される。

はい、そのとおりですがねとむくれる私。

しかし、課長は流石だった。


「ですが、ショックを受けているあなたの気持ちはよく分かります。確かに職場とは利益追求が第一である場ですが、働いているのは生身の人間です。感情や情けを顧みる必要はない、それは違うとは思うんですよ」


ショックを忘れられる良いものがありますから、後で差し上げますと課長。

素晴らしい。さすがは我が部一番の人格者。

いそいそと昼食後、課長の机へ向かう私。


目の前で、ドキドキする私の目の前で机の引き出しを開ける課長。


「はい、コレお願いします」

……大量の領収書。タクシーに乗車券と、15枚はあるぞ。

出張の経費を溜めていたな。いつも早く出してくださいと言っているでしょうが!


「個人的生活のイヤなことは、仕事で気を紛らわせる。これは王道ですよ」

人格者の表情で、領収書溜め込みを誤魔化さないでくださいよ。


「大体ねえ、弱っているからって人に甘えちゃいけませんよ。弱っていれば踏みにじられるのが、この世のリアルです。いいですか? この世は神より悪魔の方が多いんですよ」


うっわー、課長が言うとシャレにならない。


強く生きよう。



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