陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
文章に悩む

京極夏彦先生だっけか。


大人が子供と違うのは、経験を持ち、そして己や物事を語る言葉、その語彙が豊富であることだと。

……成程ね、と思いましたね。

経験、それは言わずもがなですが、語彙は大事だ。

物は言いようという言葉もありますが、言いたいことをちゃんと言語化する、的確な言葉で過不足なく相手に伝えることが出来ないと、何も言えないし、書けないですしね。

そのためには、使える言葉があればあるほど良いです。


考える思考も、言葉で考えていますからね。

……なのですが。


モノを書く時、実に悩むのが描写でして、よく合評で指摘されたのが『説明文になっているぞ』

これも私思うに、的確な描写が出来ない、簡潔な単語で場面を想像させることが出来ていないときに、よく指摘されていました。

だらだらと書き連ねているケースね。

そして、何といっても合評!!


上手く説明できない事が、どれだけもどかしいか。

このぼやーんとした私の視点を、どうやって説明すれば!!

かなり悩みます。

そして、先生の総評で「ああ成程」となるのです。

このぼやーんを言語化したら、確かにそんな感じ、と。


あああ、語彙が欲しい。


そうすれば、合評以外に浮かぶ頭の中でのシーン『ぼやーん』も、的確な文章に出来るのに……先日なんて、たった三行に悩みぬいて30分かかったわな。


特に、戦闘シーンなんか難しいですねぇ。

技をどうかけたか、腕の動きや足の動きを細々と書くよりも、動作一つとその戦果の方が、思い描きやすいし。しかし、迫力を出すにも文章の工夫が必要。


夢枕獏さんの「蹴った」「蹴った」「蹴った」という描写は、私の中では秀逸です。


あれを超えるものはいまだにない。



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コメント
見立て上手
ごきげんようです。

作家と言われる人達にとって語彙に豊富さは強い武器でしょうね。なるほどなぁと思いながら拝見しました。

素人としては言葉を生業にする人は、言葉が商売道具ですから、言葉を大事に使ってほしいなと思います。
言葉をゾンザイに使う人は認めたくないです。

あと大事なのは表現力でしょうね。
なにをどう表現するか、的確に表現するか・・・・言葉のセンスって大事でしょうね。

歌に関して言えば、昔の日本の歌謡曲の歌詞は、まさしく的確の典型だったと思います。覚えやすくて、無駄な言葉がない。きわめてシンプル。それでいて必要な言葉はちゃんと入っている。「過不足ない」んですよ。

いまのJ-Popの歌詞を見ていると、すごく説明的で宗教のお説教みたいで、それだけで聴く気がなくなります。

僕が「上手いなぁ!」と唸った例を挙げると歌謡曲ではないけど、ポールサイモンの歌があります。
彼は詩人としても高く評価されていて、「現代最高の詩人」の1人と言われています。

そんな彼の歌に「パパホーボー」という歌があります。近年経済破綻したアメリカの自動車工業都市デトロイトを歌った歌なんですが、歌の冒頭こんな歌詞で始まります。

「そいつは一酸化炭素 なつかしのデトロイト香水」・・・これなんだかわかりますか?車の排気ガスのことなんです。車の排気ガスを「デトロイトの香水」と表現するあたり、まさしく職人芸だと思います。

僕がこの人は「見立て上手だなぁ。表現力があるなぁ」と感心するのは、ビートたけし、渥美清、古今亭志ん生ですね。

最たる物が志ん生。
首をかしげて考え込んでる人を「なに首かしげて考えてんだ、このビクターの犬!」なんて天才的だと思います。

渥美清も言葉の天才、お話の天才だと思います。
大金持ちが庭で飼っている犬を「毛糸がほつれて目まで垂れ下がったような犬」と表現するあたり、本当に的確な表現だなと思います。

ハッとするような、言葉の、日本語の豊かさを堪能できる表現目指して精進なさってください
2017/03/03(金) 18:04:58 | URL | ひろみつ #AH9/n9xo [ 編集 ]
Re: 見立て上手
ひろみつ様

有難うございます。
昔は敬遠していましたが、純文学を読んでいるとストーリーの面白さうんぬんよりも、日本語の綺麗さ、描写の的確さに目を見張る思いです。
『ビクターの犬』は素晴らしい、あの犬を知っている人なら、ああと手を打つことでしょう。
その想像力、着想力がすごいです。

文章力と着想、想像力は連動していて、その力を鍛えるには映画や文章に触れるしかないんだなと、感じ入っているところです。
あとは、やっぱり人との会話かな……

頭が良い人の会話の言い回しや、教え方の上手やツッコミ能力は、目が覚める思いです。

もっと修行に励みます。
2017/03/04(土) 21:23:41 | URL | みほ #- [ 編集 ]
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