陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
めんどくさい飲み会

人事異動の季節。


京都の奥地に修行に出されていたSF担当が、無事にこの大阪に戻って来たこの春ですが、場所を変えれば、どこかの会社も同じく人事異動が行われているという事で。


当然、私の職場もありました。

一気に三人動きます。

そして、動くとなればアレですね。歓送迎会。

実はねえ、職場の飲み会って、当たり外れがでかいんですよ。

どこのテーブルに座るか? どの面々が囲むテーブルに座った瞬間、運命が決まります。


フツーは穏やかで無駄口叩かない人格者の課長・学生時代にリュック背負って世界を回る。

鉄道を使って国々を旅し、地下の怪しい酒場に入った瞬間監禁されただの、航空券紛失しただのと、結構、旅行に関しては修羅場を踏んでるお方。


一見白ムチのおじさんの次長。学生時代にロシア文学専攻。ロシア語をはじめ、6か国語が喋れたせいでロシアの支店に飛ばされた過去を持つ。

好物のボルシチを食べようとしていた昼休み、電話で中断されて戻ってきたら、ボルシチが寒さで凍って固まっていたとか、車が好きで、念願のBMWを購入した瞬間にロシアに異動命令。愛車をロシアに持って行ったら、80万円の税金がかかったとか、涙ながらに語る。

ちなみに彼にとって日本の冬は、冬ではなくて涼しい夏。


と、まあこんな方々のテーブルなら、実に面白いのです。

こっちもトホホ旅行記だのなんだの、披露しがいがあるんですよ。


しかしねえ、これが

『まだ血気盛んな若き日、言われたことが納得いかないと上司に刃向かった若き日の俺』だの

『家族の話・子供が反抗期』

『ここへ行ってきたんですぅ、とスマホの写真を見せるだけ。エピソードは何々がキレイ、食事がオイシカッタだけで構成される』

『取引先の話・噂』

という、どーでも良い話しかしない人々のテーブルについてみたら、すっげええ面白くない


思い出すなあ……顔も知らん違う支店の人間の噂話だの、取引先の話だの、苦労をしてきた過去による、つまらん自分分析と語りだの、散々聞かされるあの苦痛よ。

酒を飲んでも全然酔えんわ。


テーブルによって、明と暗が分かれ過ぎるこの催し。

店に入った瞬間、テーブルについている面々を素早くチェックし、どこの席に座るかを、スーパーコンピューター京なみに計算せねばならん。


ああめんどくさ。

しかも、やっぱり金かかるし。

こんなことで頭をフル活動しなくちゃいけないくらいなら、いっそ家で酒飲んで映画観ているほうがとんでもなくマシだわ。


……でも、行くのよね。


「お忙しいのは知っているんですけど……会に出席して頂けますか?」


営業チームの20代、うら若き乙女(可愛い)が、さらさらのボブカットと小首をかしげながら、不安そうに私に聞いてきたんだもん。

そりゃいうよ。

「もちろん、行きますよ」


幹事の大変さを知ってしまった今日この頃、というのもありますが、私って女の子には弱いのよね、不思議と。






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