陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
トイレの思い出(食事中の方は読まないでください)

自分一人楽しんでいるのも不公平なものなので、とりあえず誘ってみた。

「ヘイ、カレシ、一緒に山に行かないかい?」

山は男のロマンの代表、その第一歩に甲山はどうだいと聞いてみた。

こんな基本的に体力のない男など、地元小学生の遠足コースからスタートだ。


しかし、彼の根性無しは、私の想像を上回った。

「やだ。疲れたってタクシーつかまらないし、山じゃトイレだって心配だ」

ダンナよ、男がいう事か?


……と、言う事を、ある京都の山の上にある総本山の神社にて思い出していた私。

「うーむ」

基本、上記の会話の通り、山に公衆トイレは少ないのです。

そして、この場所のトイレは、登りは2時間半かかる山頂、その神社の社務所の中にあるトイレ。

まず、ドアを開ける。

……黙って閉める。

そしてまた開け、確認する。

「……水洗レバーが無いのですが」

そして、トイレットペーパーもない。


ああよかった。今朝の6:20、胸騒ぎに命ぜられるがまま、ポケットティッシュ持ってきて良かった。

ここまではクリア。しかし……ボットン式であるなら、穴の奥には下水の通りが見えるはずだけど、違うよオイ。

「あのぉ、和式トイレの穴から見えているのは、山の斜面でしょうか……?」

山の斜面へ、あのー、文字通り垂れ流し……


さて、ここで処置しておかないと、山の下りから駅まで三時間。トイレ無しです。

「……」

思わず空を見上げる私。あらま、いいお天気。

「確かこんな光景、フランスの列車の中で見た覚えがあったわ……」

そう、あれはン年前、パリから陶磁器の街、リモージュへ行った時。

長距離列車の中のトイレに入った私。

終わってから、当然水を流すレバーを押す。

押した瞬間に、トイレの底がパカッと開き、目に入ったのは走っている線路の上。

「……え?」

線路にまき散らされるナントカ。

ちなみに、あの日のトイレットペーパーは紫色だったわ……


「そうそう、紫色のトイレットペーパーが線路に落ちているかどうか、列車の窓から見ちゃったのよねえ」

うんうんと、神社のトイレの前で頷く私。

その時、私の心は決まったのです。

「どんなトイレがあっても不思議ではない」

「トイレは水洗が全てではない」


山登りを入れて、11キロ歩いて帰宅した後、つくづく思ったのでした

今まで、私はインドア派と思っていたけれど、実はアウトドア向きかも知れない。










スポンサーサイト
コメント
コメント
鈍感さも大事
ごきげんようです。

人間は多少不潔な環境の中でも平気でいられる程度の鈍感さは必要だと思います
2017/04/17(月) 22:39:45 | URL | ひろみつ #AH9/n9xo [ 編集 ]
Re: 鈍感さも大事
ひろみつさま

山登りをしていて、巷で「山ガール」と聞くほど若い女性が少ない理由が分かった気がしました。
ちなみに、山で立ち話をしたお爺さんによりますと、愛好家は男女共に50代から70代が圧倒的に多いとか。

ナルホド、衛生に鈍感というより、一番割り切れる年代ですね。
2017/04/18(火) 22:39:43 | URL | みほ #- [ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
http://miho1130929.blog.fc2.com/tb.php/391-8b2bd9bb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック