陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
塾の裏側
小説家志望である。
ずっと以前から小説を書いてはいたが、作者と読者が同一人物である事に飽きた。自分のレベルがどの程度なのか、第三者の目に入れて批評してもらう事が必要だ……そう考えて、作劇塾の門を叩いたのは2011年11月。

それからは、仕事で通えなかった期間以外は毎回作品課題を提出し、先生と他の塾生の皆さんに批評してもらっていたのだが。

……一度も作品、褒めてもらった事がない。

いえ、そうでしょうとも。分かっています。そもそも作品を褒めてもらうために入ったのではない、作品にツッコミを入れてもらうために入塾したのだ。
と、分かっちゃいるけど、5月に提出した作品を散々「批評」されたのには参った。
入塾前から書いていた「シリーズ物」で、すでに主人公及びその背景、世界観が完全に出来上がっていたものだったので、かなり愛着がある。

同じ塾のT野さんに「短編ばっかりチマチマ書いてないで、長編書きましょうよ」のお言葉に
「じゃ、思い切って書くか」
と、かなり心臓を不安で軋ませながら提出した作品だった。簡単に話を説明すると。

『感染したら、理性と知能が低下して、人を喰いたくなるウィルスがこの世界に持ち込まれる。それに感染したものの、自我と知能はそのまま、人だけ喰うようになった元優等生ヤンキーと、過去に仲が良かった同級生の少女、そしてウィルスを駆逐するために、この場所にやって来た苦労性の美少年と、無表情な超絶美人のお話』

 それを2回にわたり提出。さて、先生からのその批評とは。

「ゾンビ出てきたり、大蛇出てきたり、何でもアリで話のポイントがつかめない」
「主人公が正体を最初からばらすのは興ざめ」
「何を書いているのか良く分からん」

そして、現在休塾中だけれども、作品を送って書評をして頂いているT野さんからは、鋭すぎるツッコミ。要約すると。

「登場するヤンキーがテンプレート過ぎ。古い。悪ふざけ元で殺されるのも13日の金曜日のパターン過ぎ」
「ラノベっぽいけど、世の中に出回っているラノベの設定に負けている」
「SFもどきなのかホラーなのか、良く分からない」
……お、穏やかなT野さんに、こんなキッツい書評をもらうとは……流石はSF好き、中途半端なSFは許されない。
そして他の皆さん、N野さんからは「工場跡地の冒頭場面が想像しずらい」等など
Sさんからは「感染したヤンキーが人を喰う場面、冒頭にあったほうが面白くないですか?」

その後の飲み会で、酒に勢いを借りて、つい先生に訴えてしまいました。

「たまには褒めて下さいよ」
「プロの俺だって編集に赤入れられるし? 褒められたい?ほー  」

そこで褒めてもらいました。

「あなたは凄い才能があります、いや凄い、漱石に康成をも凌駕するその才能、いやー素晴らしいわ凄いわ、俺なんかとても及びません、あなたの前で、文章を書いているなんて恥ずかしいです、イヤー凄い凄い」

……チューハイ片手にすごく虚ろな気分になりましたよ。
スイマセン、もう良いですと頭を下げて許して頂きました。

続く



スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
http://miho1130929.blog.fc2.com/tb.php/5-6d49018c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック