陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
塾のこっち側
合評。
さて、人喰いウィルス感染した女子高生ヒロイン、本来なら人類の健康と平和のために処分されなくちゃならないのですが、感染していても発症しないキャリアである事判明。
でも、彼女が発症しないとも限らないし、無自覚のまま感染源となる可能性も高い。
本来なら殺処分、でもこの時代の人間である彼女には、拘禁権も逮捕権も無い。
でも放っておけば、世界が変わる。その処遇に頭を悩ます『人喰いウィルス殲滅部隊』軍人にお医者さんにその他、事務職の皆さん、そして高校生軍人二人。
さあ、どうなるこの展開!

「一年半かけて、設定直して書き直してやーっとマシになったなぁ」
 長い道のりだったと呟く先生。
「登場人物のセリフのやり取りで、今の状況と正体不明のこの団体の背後を匂わせられるようになったやんか。まー今まで説明文は多いし展開はトロいし。やっとこれで緊迫感が出たわ」

 ぼやきとお褒めの言葉をセットして頂き、ありがとうございます。
 嬉しいけど顔にスダレがかかります。

「高校生軍人二人が、この娘に張りついて監視する事になるんやろ。今後どんな展開になるかやな」
「監視するのに邪魔なんで、彼女の母親を外国に追いやろうと思うのです。娘に同居人(高校生軍人二人ね)が出来たのを幸いに、高校生三人に家を任せて、外国にいる恋しい夫の元へ行ってきまーす、てな感じ」
「あかんあかんあかん!」

先生、この展開に何故か激しい抵抗。

「母ちゃんがまだ高校生の娘を置いて外国行くか! 俺が父ちゃんなら17才の娘が心配で、妻を追い返す!」
「えーそうかな。もう高校生ですよ」
「フツーに考えろ!第一な、話を考えやすいように邪魔者を消すようなやり方はアカンって」

ギク。でも、少年少女だけで一つ屋根の下の同居生活って、漫画っぽくてよろしいとも思ったんだけどな。
楽しそうじゃないの。大人不在の共同生活。弛んだ空気に、同居生活ゆえに浮上する人間関係やルールを、破る破らないの葛藤とかさ。
「あえて、やりにくい状況に設定しろ。監視するのに、同居するお母さんいたらやりにくい。そこのところ、どう打開するのか。そっちのほうが読者はワクワクする」

……という訳で、飲み会へと移行。
本日もぶうぶう文句仰る先生。

「自分の前の課題なんか、ホラーとラノベの融合言うても、ホラー部分はとにかく、ラノベ部分がぜんっぜん面白ないと前から言うとんのに、じゃあラノベで書き直そうかなんて言うとったやろ。訳分からんわ」

「いやー、私の作品、ラノベが弱点なら、書く事で修行になるし、克服しようかなーなんて思ったんですが」
「言うとる意味が分からんわ」
「何でそんなに、ラノベを書くのを嫌がるんです?」
「ラノベが嫌いなのではない。ラノベ書こうとする奴らの言い草がアカンのや。何かしろ、これを見ておけ読んでおけと助言しても『僕はラノベを書きたいので、それを読んでも意味がありません』とか何とか。ラノベ作家になりたいからラノベしか読まんって、どういう了見やねん! それでええ筈ないやろ、想像力が学園生活の外から抜けられへん」

……アンパンマンからエロ小説まで。ナンパから盆栽、カフェの経営のハウツー本と、ラノベ以外も読みますよ。私、とばっちりだよなぁ。

とはいえ、荒木飛呂彦先生の「漫画術」を読んでいたのですが、その内容には先生の教えとかぶっている個所もかなりあるのも事実。
この日、新聞の日曜版を開くと、手塚治虫先生の『漫画を目指すんだったら、漫画で勉強しなさんな』とのお言葉が載っていました。
そういえば、あるラノベ作家の方は、過去にラノベをほとんど読んだことが無かったとか。

プロのお言葉は似通っている。
さてと、映画観て本読もう。

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