陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
本を読む

やっぱり、本って面白いわな……と思いつつ、読書週間。

遠藤周作先生『王妃マリー・アントワネット』上下巻です。マリー・アントワネットは有名過ぎるほど有名、フランス革命と断頭台とベルサイユが揃えば、必ず出てくるお名前です。

中学生の頃に読み、そして再読。


14歳で政略結婚として、異国の地に嫁いだマリー・アントワネットの孤独と不安は、大人になった今となっては更に想像できるものですが……実は、やっぱりこの王妃、好きになれない。

他にも書物は出ていまして、彼女の人柄を『母性的な女性』で、古臭い宮廷のしきたりを壊し、人事など新しい試みを取り入れようとした革新派であったとか、当時のファッションリーダーであったという記述もありますが、やっぱり「思慮の浅い、想像力の無い女性」ですわなと感じてしまいまして。


「お姫さま養成」のハウツー本を読んでいましたら、その作者にとって、理想のお姫様がマリー・アントワネット。

常に優雅で美しく、それをポリシーに最後まで威厳を保っていた、というのがその理由ですが……ううむ。


一国の王妃というのは、美しさと優雅さそれ以前に、大事なものがあるだろうよ。

庶民の血税を土台にして立っている、そのポリシーは国民の腹の足しにもならんな。

母ちゃんは偉大な女帝なんだけどな。


何て文句言いながら読んでいましたが……いやはや、歴史ものは面白いです。

私の知らない時代、過去の人々が何を考え、どう生きたか。鮮やかに浮かぶ群像劇。

マリー・アントワネットの境遇を嫉妬しながらも、たくましく生きる少女の娼婦、現実の貧富の差の中で、教会の人々が説く『キリストの愛』は本当の救いになるのかと悩む修道女や、首飾り事件など、各事件の裏で暗躍する悪党たち、そして忘れていた、王妃を愛した男、フェルゼン。


図書館に住むことが夢の私ですが、紀伊国屋をそっくり頂くのも私の夢。


今年のクリスマス、サンタさんに頼んでみるか。





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コメント
なんと!
図書館に住むことが夢とな!最近では、ナイト・ミュージアムならぬナイト・ライブラリーってのを明石市がやっておりました。大盛況だったらしい。24時間オープンの図書館もあるし、住人になることはあながち不可能ではないね(笑)
2017/09/26(火) 18:52:18 | URL | あんず #RQ.tHLaA [ 編集 ]
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