陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
怪談と距離感
元々怪談好き。
怪異収集家、という肩書を持つ先生の元にいる塾生ですので、今までに課題として怪談はいくつか書いています。

そして、今課題に出しているのはホラー。
ですけど、課題とは別に、思いついたので書いてみた……そんな話がショートショートで5つほど溜まりまして。
本当なら、課題に出すのは一回一本と決まっていますが、授業の時間が少々あったので、いつもの課題と合わせて、ちょっと出して見て頂く。

犬の散歩道にいつも「亡霊」に出くわす人の話。
殺人事件の捜査中に、被害者の邪魔がいつも入る刑事の嘆き。
等など。

一話、原稿用紙一枚分どころか半分ほどの話なので、先生のチェックは約五分。そして審判が下る。

「自分、今まで俺のイベント何回見に来た?」
「ダークナイトはほぼ皆勤です。№1から見てますよ」
「そんだけ見て、怪談のキモが分からんか? 無駄やったな」
「何も考えずに楽しむのが、観客としての礼儀というものです」

 とりあえず、減らず口。コレ、数年通った塾生の特権。
 さあ、中山先生に減らず口を叩きたいクリエイター志望の方は、ぜひ作劇塾へ!
 大丈夫です、先生は塾生に向かってお怒りにはなりません。
 ロジックでねじ伏せるだけです。

「ええか、とりあえず、この話には読み手を怖がらせるキモが無い。出てくる目撃者は誰も怪異を怖がってないやん。幽霊も出てくるだけ、目撃者もただ見ているだけ、それだけやな」

いるだけで怖い。襲いかかってくる西洋のホラーとは違う、それが日本の怪談だと仰っていたではないですか。

「距離感や、距離感。徐々に近づいてくる異形のモノ。例えば、この犬の散歩の話にしたってやな、最初は普通に歩いている、その先に人がいる。徐々に距離が縮まる。そのうちに、おや、何かが違うと違和感がある。そうしている内に徐々に接近。だんだんとその違和感が明らかになる……そして何が起きる? という感じやね。この話には、それがない。怪談とは、日常がある日、突然壊れるのがキモ」

ぽん、と私は手を打ってみる。
そう、当事者と怪異、距離があってはならない。
逃げられない距離、それが怖い。

飲み会でそれを話題に出したところ、私と同じイニシャルの塾生のKさんが「怖さの距離感が分からない貴方のために」と、参考になる映画を貸して下さいました。
ありがとう、Kさん。
これで次は怖いものが書けるわ!

つうか、距離感。他人に対して、無さ過ぎるとストーカー、あり過ぎて無関心。使いようによってはホラーの題材になるな。










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