陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
塾のあちら側:ついていったら……の思ひ出
合評。

前回、予告した通りに再提出となる。

「ラノベはいらん」

はい、そうみたいです。
世界観といい、文体自体もラノベと合わんようです。 忠告する人、先生含めて5人目、そして自分で改めて読み返して身に染みました。
まあ、それでもあえて犯さなければならない間違いもあるって事で、ご勘弁下さい。

と、減らず口を叩く塾生に、先生は嘆かれる。
「と、いって、今まで一年半回り道したんやんな。あれほど言うて、ようやそれか? ぶつぶつ・・・・・・」

さて、話はぼちぼち中盤に。
下水道の中で、大量の人骨が発見。その人骨の状態と発見場所から、軍の皆さんは感染者の存在をついに察知する。
発見場所の下水道の中、マンホールの下に入っていく高校生軍人二人。

「あのさあ、マンホール開けて、中に入るんやろ? も少し緊迫感出ぇへんか? 『黄金の7人』見てみい」

あ、スイマセン。それ見てません。
マンホールの中は『第三の男』と『ブレイド』です。『スワット』もかな。

「あのなあ、マンホールに入るんやぞ。警察来たらどないすんねん、『黄金の7人』は、地下に潜る時、その人目をどうやって誤魔化すかとか、緊迫感出しとるやろ。そして『第三の男』あの下水道の追跡シーンもそうやな、つまり、サスペンス感や」

成程、下水道の描写にばかり気を取られておりました。

「そう考えると、やっぱりノホホン朝食とラブレター乱舞の靴箱場面から、緊迫のマンホール潜入までの場面の盛り上がりに違和感や。そしてワクチン開発の苦労話、セリフで説明しすぎ」
・・・・・・改稿ですね。

アイディアを考えるのには、人との会話でその人のエピソードを仕入れるのが一番ですが、私にとっては、体験談や取材話のルポタージュを読むという手もあり。

悪質商法コラムニスト、評論家。実際に問題商法に潜入したり、勧誘に乗ってみたり、怪しげな幸運グッズを購入してみたり。
そんな多田文明氏のルポに、思い出す事がありました。

そう、あれはン年前。御堂筋を歩いていたら、若い男に呼び止められたんだっけ。

「すいません、時間はありますか? お話を聞いて欲しいんですが」
「無いです」

時間は夕方の16:00、すたこらと去ろうとする私。追ってくる彼。

「お願いします、あと一人、あなたを連れていかないと、僕、食事に行くことが出来ないんです! 昼から食べていないんですよ」
「・・・・・・じゃあ、20分だけね」
「それでも良いです! お願いします! 助かります!」

で、やけにこぎれいなオフィスに連れて行かれた私。
白いオフィスには、私以外に連れてこられたらしいのが、10人ばかり、それぞれの担当者に話を聞かされている。

「貴方は、ギャンブルはなさいますか?」
「しませんね」
「やっても、どうせ外れると思っているからでしょう?」
「そりゃね」
「では、絶対勝てるギャンブルがあるとすれば、どうなさいますか? するでしょう? だって、賭けではなくて、簡単な金もうけになりますからね」

結論から言えば、私に売りつけようとしているのは、競馬の必勝予測ソフトでした。
勝率を、コンピューターに計算させるってものです。確かお値段10万円。

・・・・・・おお、向こうにいるお兄ちゃん、真面目な顔で書類に記入している。まさか商品の購入契約しているっぽいぞ。

「あのですねえ、私にとって、金もうけって労働の対価なんですよ。それにね、私にとって、ギャンブルは単なる運だめしなんです。それ以外のモノじゃない」

黙る担当者。

「せっかく運のだめしを、ソフトに予測させたら意味ないでしょ。目的が違うんですよ」

一見、真面目で欲が無さげな言葉を残して、さっさと出て行った私。

ソフトに10万円ですって? 金もうけはハイリターン、ノーリスク、絶対に損をしない事を信条とし、先行投資なんてもってのほか!そんなネタで、私のように突出した強欲人をハメられると思っているのかね。
全く、未熟者めがと思いながら、帰途についた私ですが。

・・・・・・その数年後『心を落ち着かせ、創造性を高める』という作用を持つパワーストーン、3000円のところ、半額で購入した私は、
「絶対に騙されている」「しかも半額というところがみみっちい」と、塾の飲み会にてブーイングを浴びるのでした。






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