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陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
社販と趣味道

社販で、ネット書店があった。

回されてきたチラシに、おおっと歓喜の私。何と割引あり!

「買いたい本があるんですよ」

昼ごはんの社員食堂にて、ウキウキの私。

相手は我が直属の女上司・主任

「伊藤潤二って漫画家でして……」

「何かホラー臭いんだけど」

「ご名答、ホラーです」

仲は良くないけど、どうでも良いところは通じ合うのは主任の部下掌握能力か、それとも長い付き合いのおかげか。

うふふと伊藤先生の代表作の筋を話す私。

ええーと、富江は鉄板。うずまきも忘れちゃダメよ。

フフフ、私は彼のデビュー作をリアルタイムで読んだ人間。

あれはゲテモノ食いの話だった。

「……社販の本屋で、それ買うのは禁止」

ええええっと食堂で叫ぶ私。

「あのなあ、バラバラ惨殺された女の子が生き返って増殖する話だの、巨大な生首だの、社販で買うつもりかあ!」

社販ですよ、社販。

会社の恩恵で、安く本が買える制度。

これを利用しない手は無いでしょうがと、職務は服従でも、お昼タイムは上司に抵抗する私。

「社販で18禁買うよりもマシでしょうが!たしかに社販で買えば、商品は会社に送られてはきますが 何ですか、ホラーはエロと同じ扱いですか?」

「あのなあ、自分の趣味ぐらい、正々堂々定価で買って自宅に送ってもらえ!」

「えー、社販で買えば割引ですよ?」

「それが趣味道ってもんでしょうが! 変なところでけちるな!」


その後、他の部署の上司が社販で買った『週刊少年ジャンプ・こち亀最終回の号』が、各部の受付棚に入っているのを目撃。

……うん、本屋で売り切れ状態だったもんね。

でも、棚でジャンプと持ち主がさらし者ね。

「すいません、心を入れ替えました、主任」

「分かればよろしい」


たまには和解する上司と部下。

でもやっぱり今でも仲は良くない。

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