陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
塾のそっち側
合評。

その課題の出来を論じ合い、批評しあうのがこの時間。
今回、その課題の出来の良し悪しがどうなのか、先生の前振りの言葉でほぼ分かる。

「それでは、まず自分、提出作品に関して、先に言いたい事あれば言うてみい」

何でこんな出来になっちゃったのか、言い訳あったら聞いてやるよ、という意味です。
そして、どんな言い訳も「ふーん」で終わります。
なので、いさぎよく言いましょう。

「ないでーす・・・・・・でも、戦闘シーンの尺が短かったかな~」

後半の付け足しで、いさぎよさ台無しです。まあ、人とはこんなもんです。

「それはどうでもよろしい」

あれ、違うのか。

さて、今回は下水道の中で、感染者の食い残しと見られる人間の死骸を大量に発見。その捜査にと、マンホールの中に入った高校生軍人2名、骨や内臓の不法投棄中の感染者と、ついにご対面。

感染者は見た目、全くフツーの元優等生ヤンキーなので、地上で待機していた仲間たちは油断してやられており、軍人2名も彼に苦戦して取り逃がすわ、死傷者を出すわ、というところ。

「あのさあ、こいつら80年後の世界から来た軍人なのよ。で、なんで肉弾戦なわけ? 武器無いんかい」
「・・・・・・そっちの方が絵になるかな~と。第一、接近戦は大抵そうじゃないですか」
「軍隊なんだからさ、もう少し高度なミッションにせんかい。第一、始発前の駅でどんちゃんやらかしているけど、騒いだら近辺住人起きるやろ。警察に通報するぞ」

「今回死んだ奴も、初出場ですしね。悲劇性を出すには、もう少しエピソードなり伏線欲しいです」
Oさんもつぶやく。

全面改稿!となりました。
さて、ネトラジ終了後の飲み会。
SF担当、T野さんのお言葉。

「今回は、設定を活かしきれていませんねぇ。80年後から来た軍人でしょ。まずですね、何だってわざわざマンホールの中に入って捜査する必要性があるのか、からです。前回、極小の移動カメラを小道具に使っているじゃないですか。それを使って・・・・・・」
「うーむ」
「下水道の中を進む二人の武器ですが、こういう場合は先頭を歩く彼はマシンガン、後ろを守る彼女はハンドガン、進むうちに、そこで感染者とご対面です。感染者は下水道の中でお食事中かなにか。まさかの場所で、思いもかけずに鉢合わせ、こういう場合、彼の性格ではいきなり発砲は無いでしょう。威嚇射撃、そこで互いは互いを敵と認め合うんです」
「ちょっと待った! T野さん、もう一回それ話して頂戴! テープレコーダー回すから!」

「憶えろよ!」
「つうか、テープレコーダーでなんやねん! そんなんもう無いわ!」
「誰の作品じゃあ!」

そこで、しみじみとT野さん。
「こういう展開がセオリーでしょうが・・・・・・あのですね、コレ、エイリアンⅡのパクリですよ」
「ワシもそう思った」
これ先生。

映画には色々セオリーがあるんだから、それ学べよと先生。
「第3の男をパくったつもりでしたが」
「下水道以外、どこがやねん」

そんなこんなで朝まで。

さて、私はT野さんの展開に沿って話を進めていいのか!
いや、どう考えてもそっちのほうが面白いわ。でもさー、誰の作品だよ。

借りてきたエイリアンⅡのブルーレイを眺めながら、苦悩中です。

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コメント
コメント
ごきげんようです。

創作活動って大変なんですね。
とにかく、それだけ書く筆力があるだけでも凄いなぁと思います。

めげずに精進なさってくださいね
2015/11/18(水) 15:09:23 | URL | ひろみつ #AH9/n9xo [ 編集 ]
どう描写、表現するか・・・・
続けてすいません。
でも、塾生のみなさん、さすがですね。
「エイリアン2、第3の男のパクリや」と指摘できるには、ちゃんと見てないと、ちゃんと読んでないと言えないですもんね。

僕も高校生の頃、横溝正史に憧れて原稿用紙70枚ほどの短編小説を書いたことがあるけど、いやはやとんでもないなこりゃと思いました。読んでる方はいいです(笑)

どんな荒唐無稽な内容でも、一見ストーリーと関係ない日常の描写が大事なような気がします。

ハードボイルド作家の北方謙三さんは、設定は意図的に通俗的な物にすると言われてました。手垢にまみれたストーリー、設定であればあるほど人間が浮き彫りになるからだと言われてました。また平凡なテーマの方が作家の腕が物を言うとも言われてましたね。

ファンタジーほど、その土台がリアルでないと駄目なんでしょうかね?
2015/11/19(木) 00:31:36 | URL | ひろみつ #AH9/n9xo [ 編集 ]
Re: どう描写、表現するか・・・・
ひろみつ様

コメント有難うございます。大変嬉しく読んでおります。

そう、塾に入って驚き、というより驚愕したのは、皆の映画好きと読書量のそこでして。
フツーの好き、それ以上の人っているものだと感心する一方、その土台が怖い。おかげでこうやって合評が参考になるんですが。
多分、合評のおかげで課題が書けるんだなと思います。

日常描写は大事と、ホラー書く上でも注意されます。話は日常という土台が崩壊するところに話がある、その土台が日常だと。
そういえば、エロ小説でも読者は日常をちゃんと読んでいる。日常を書くのが上手い人は、エロも上手いと聞いたことあります。

ファンタジーは・・・・・・舞台が架空だからこそ、土台のリアルと、その日常が必要なんだなーと思います。
私が愛読している田中芳樹のアルスラーン戦記なんて、架空歴史ものとしても読めますしね。
2015/11/19(木) 22:53:43 | URL | みほ #- [ 編集 ]
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