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陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
京都にて

毎月21日は、京都の東寺で弘法さんの市。


いつ行ってもえらい人出です。骨董品に食べ物屋さん、布物や焼き物の新進作家さんの屋台、盆栽と、敷地を埋め尽くす勢いの屋台、そして人の波!

平均年齢約60才、おじいちゃんおばあちゃん多い。

そして、21日が土日の晴れた日ににかかろうもんなら……おお、動くラッシュアワー。

と、7月21日、そんなもんだと思ったんですけどね。


ところが。

昼の13時に到着したんですが……あれ? 道が見えている。

土日にかかろうものなら、正にあふれる人出で、道の地面が見えないほどなんですよ。

日傘なんか、人ごみの中で邪魔だろうと思ったにも拘らず、大丈夫でした。

屋台のスペースも空いてます。いつもの3分の2くらいだろうか。

ちなみに、人の出はいつもの半分。

そして気温は38℃。


もう、店をたたんで商品を片付けようとしているおじさんに待ったをかける。

「すみません! そのジノリのティーカップ見せて! おいくら?」

7000円だよとおじさん。

「もう、暑いから店じまいするわ……」

「今日は土曜なのに、出ているお店少ないですねえ。暑いから?」

汗をダラダラかきながら、おじさん曰く。

「他の夏祭りのほうに出掛けとるんやろ……あ、カップ、もう6000えんでええわ。暑いし」

……いいんですかね。イタリアの陶磁器の名門、リチャード・ジノリのイタリアンフルーツですよ。

いくら暑いからって、箱はないからって、市価の三分の一以下の価格です。


二軒目のおばさん。

商品物色する客も、相手をする店主も、青空の下で汗ダラダラです。

ビアマグを手に取る私に一言。

「あーもうええわ。3000円」

「……これ、どう見てもエーゲルマンの商品に見えますが?」

「ウン、でも、暑いから、もういい……」

赤いガラスのボヘミアングラスの工房で有名です。

いいのか? デパートで4倍くらいしていたぞ。こんな繊細な工芸品を3000円なんて、作った職人さん憤死するぞ。


3軒目のお姉さん。

「あー、それ……800円でいい……」

うちわで顔を仰いでいるお姉さん。でも、いくら風を起こしても熱風です。

ですけど、あのー、このワイングラス、重さやカットの繊細さといい、どう見てもクリスタルの切子細工……800円ってあなた、量販店のコップじゃないんだから。

38℃の照りつける太陽、熱気と湿気を含んで体を取り巻く熱風が思考回路にどう影響を与えたか、どう考えても皆さん、何か商品の価格基準が狂っている。


汗を滝のように流し、この日に消費したペットボトルの飲料は約2リットル。

水分をいくら摂っても、追いつかずに熱中症になりかけつつも、カップだのグラスだのと、重くてかさばる割れ物を小脇にして、よろよろと京都を彷徨い歩く私は誓う。

8月21日も、また来るぞ。

次は40℃を超えていますように。

ふふふふふふ。












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