陶磁器と文鳥と作劇塾
作劇塾の塾生です。塾での日々、及びアンティークや陶磁器類、そして文鳥の雑文
塾の当日

ついに顔合わせ! イケメン人喰い男子高生、スリーサイズオール100ヒロイン、自治会長サラリーマン! 激突! 呪われた幼馴染の二人、仲介に入る自治会長サラリーマン「痴話げんかは止めなさい!」


……もう、ホラーじゃないよ。


ありがちパターン。

「もう、堕ちるところまで堕ちてやる……」

何かのはずみで運命を狂わされた可憐なヒロインが、憎むべき己の運命に向かって吐く呪詛です。

自暴自棄か、大変だなあとヒロインに無責任感覚で同情していた私ですが、そのココロの一端が分かるような気がしてきた……


「もう、行き着くとこまで行ってやる!」


この課題小説、どう決着つくんだろうな。

タイムマシンがあったら、将来の私に聞いてみたい。



避難訓練

年に一度か二度、我が職場には緊急避難訓練というものありまして。


いつもなら新人さんに参加してもらうのですが、新人さんは研修参加のため、私が参加。

「3時半に避難訓練の放送が流れますからね、総務のMさんが避難誘導の係ですから、彼に従って動いて下さいね」

仕事を止めて申し訳ないのですが、と人格者の課長。

構いやしません、これも仕事です。

「ヘルメットをかぶって参加して下さいね」

人格者の課長相手に、ヘアスタイルとコーディネート崩れるからイヤだ、とはとても言えません。


さて、時間通りに社内に鳴り響くサイレン

『火災発生、職員の皆さんは係の誘導に従って、落ち着いて行動して下さい。エレベーターは使わず、西側階段を降りて行動して下さい』


避難訓練に選ばれし者たち、ヘルメットかぶっておしゃべりしながら階段降りる。

避難場所に待ち構えていたのは、消防署の方々です。

消火器の使い方の指導は、もう当たり前ですが……

「使い方は、ピンポンパンで覚えて下さい。ピンを外してポンとホースを外し、レバーをパンと握る。レバーは握力要りますから、女性の方は体重をかけて使う手もあります」

「消火剤が噴出するのは13秒」

「化学薬品の火災以外ならこれで消せます」

そして、消火器の重さにバランスを崩して転倒、歯を折った女性の悲劇も合わせて説明。

落ち着いて行動して下さい、とのこと。

我が身の安全が第一だそうで。


しかし、考えます。

実際に火災発生したら、人というものは落ち着いて行動どころか、出入り口に殺到してドミノ倒し起こしかねないわな。

実際、地震が発生した時、私は確か机に入らず、すぐさま引き出しから財布と定期を取り出して、帰宅しようとしたっけか。

と、いうことを思い出していると、避難訓練参加の方々の話声。

「いざとなったら、俺、1人で逃げそうやな」

「ぜーったいにパニックですよ。誘導されている余裕なんて無いです」

全く同感ですよ。心の中で激しく同意。


避難訓練前に、意識改革からだな、こりゃ。



服と季節

暑いのキライ。


服を選ぶにしろ、涼しいか否か、洗濯できるかどうかが優先課題なので、夏の私はあまりオシャレではない。いや、ダラダラ汗かきながら、不機嫌な顔をしているのでブス度も高い。

カモン氷河期とぶーたれていたら

『夏のビールの美味さを知らない哀れな人』

『怪談のイベントのシーズンに文句言うな』

『地球の夏は暑いに決まってるだろう。何年この星に住んでいるんだ』

と非難ゴウゴウ。ロクな季節じゃないです。


……そして、今。

今年は残暑が厳しい、とは聞いていましたが、最高気温30度近いとはどういう事よ。

全然涼しくないぞ、ホントなら衣替えしている頃だ。

いきなり暑くなり、寒くなるものだから、服の季節感が失われてきまして、冬と夏の中間が曖昧になっていると、洋服を見ながら考えます。


今夜も下がらない気温にプリプリしながら、半袖姿で夜道を歩いていたら……あれ?


金木犀の香り。


秋に咲く花なんだけどなあ。

子供の頃を思い出しました。そうそう、家と学校の間に、秋になるといつもこの香りが漂っていたんだっけ。この香りが出てくる頃、お気に入りのオレンジ色のカーディガンだしてもらっていたわね……と、ノスタルジーにふけりつつ……ん? カーディガン?


子供の頃より、やっぱり地球は温暖化しているな。


せめて、今年は厳寒でありますように。







書く前の儀式

入眠の儀式、というものがありますね。

布団に入れば、5分後には寝てしまうという人もいれば、寝つきが悪い人がいる。

私の聞いた中で、一番同情したのは『暗い天井を見ている内に一夜が明けた』というものです。

いや、多分天井を見ている夢だったんだと思いたい。


さて、入眠、寝つきは良いんですが、入書は悪い私。

パソコンを開き、さて、作品が入っているファイルをクリック……するまでに寄り道多し。

パソコン開けば、まずはメールチェック、そしてネットサーフィン。

ヤフーニュースは悪魔の誘いだわ、つい見てしまう……バナー広告クリック、そしてふと頭に浮かんだ本とか漫画とかアニメ、あれって最終回どんなのだったかとか、別にどうでも良いだろう、そんなもん会社にいる時にでもチェックしろ……と、己に言いたくなる。


ふと、本が目についたら蟻地獄。ついつい読んじゃうのよね。それを思うと、家の中はあちこちにブービートラップが仕掛けられています。

仕方がない、気を落ち着かせるために散歩に出よう……そうやって時間は経っていく。


こないだまで春だったのに、もう10月ですよ。

あと2ヶ月で終わりますよ……そう思うと、時間を無駄にするのをやめよう、パソコン開いたらすぐ書き始め、ネットも本も散歩も無しだ!

と、してみたのですが……


能率悪い。

集中できないのよね、何かやり残した気がして、どうも気が散る。


これは単なる怠け心、己の未熟さなのか、時間の無駄という皮をかぶった大事な儀式なのか。


見極めが実に難しい……


……次にススメという壁

ついに、恐るべき言葉を、先生は仰った。

いえ、別に良いんです、そのために書いているんですからね。

ええ、本当は嬉しいんですよ、多分……ただ、ものすごーく困るというか、次の悩みが始まるのも事実でしてね。

「はい、課題の章、次に進め」


……きゃああああ。

「課題小説:ご町内・ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」

話は進行するたびに、どんどん世間が深刻化していく過程を描いています。喰人事件によって、世間から孤立し始めるご町内。不穏な空気が流れ、疑心暗鬼と恐怖が町を支配する。

こんな状況を何とかしようと、自治会で自警団を結成し、自分たちで町を守ろうと提案する自治会長サラリーマンですが、住民たちは他力本願と自分勝手な犯人探し、怯える一方で危機感ナシ。

住民たちに絶望する自治会長サラリーマンは、つい「こんな町、コロニーでも落とされて滅亡してしまえ」と、懐かしアニメで二度ほど使われた、主要な戦略を口走る羽目に。


参った。

実は、いくつかの案は出来ています。

大体、こういう話の流れのパターンはいくつかありまして、喰人鬼から逃れるために、新天地を目指すロードムービー編とか、街が封鎖されて脱出不可、生き残った人々で敵と戦うサバイバル編。

超定番・建物に閉じこもり編とかね。


ただ、それでいいのか? と聞かれると、も少し何とかならんかと考えてしまう。

どうせ、書いている内に自分でも予期せぬ方向へ行ってしまうのよ。


と、予測していた通り、続き書いたら……ああ、これはもうホラーなのか。

怖いのは諦めた、でも……シリアスだけは、少しでもいい、守りたかった。

第一章と全然空気感違うよ、最初の正統派ホラーはどこへ行ったのかしら。

書いていくうちに、キャラクターの性格が変換していくのはよくある話ですけどね。


もういい、もうこれで行こう。

当初の世界観にこだわって、課題なんか書けるか!


モノカキに図太さは大事なのです。